自分の性格は相当に雑である。血液型占いがデタラメである生きた証拠である。
んで、そんなん雑な自分は病院に行くとき、おくすり手帳なるものは100%忘れる。いや、一回くらい持っていったことがあるので盛りすぎた。訂正、98%くらい忘れる。というか、そもそもなくす。いま机の中探しただけでワシワシ出てきた。たぶん累計で10冊以上発行されてる。
また、このサイズがでかくて、財布にも入らないし持ち運びにめちゃ不便なのよ。しかも各薬局がバラバラに発行するので統一されておらず、一元化されてないのだ。
実はずっと服用している薬があるので毎月定期的に近所のクリニックに行くのだが、ついこの間までは調剤薬局で「おくすり手帳忘れた」というとシールをくれた。んが、先日のこと、「実は4/1に法律が変わってシールがだめになったんです」といわれて強制的に仮手帳が発行された。いらんのに・・・
しかし、シール制度は実は終了していないらしいとFacebookで教えてもらった。今年3月までは「シールを渡すだけでもお薬手帳に書いたと同一視できる(その分のお金を請求できる)」だったのが、4月以降は「シール渡しただけでは『お薬手帳に書いた』とは認めない」に変わった。かつ、薬局がとれるお金が手帳記載の有無で70円変わるようになった (書けば410円、書かなければ340円)ので、3割負担で70×0.3=20円…というからくりらしいです。
かなり・・・怒!!
だから強制的にいらない新しい手帳が発行されるのか。
そう、実はおくすり手帳を発行して書き込むと薬局にはお金が落ちるのだ。
4月から医療費が変わる!
おくすり手帳は持つべきか、持たざるべきか?
DIAMOND ONLINE
おくすり手帳は、医療機関で処方された薬の情報を記録し、服用履歴を管理するために作られた手のひらサイズの手帳だ。もともと、一部の医療機関や調剤薬局で始まったサービスだったが、薬の飲み合わせチェックなどの効果が期待されて2000年から国の制度になった。薬を調剤してもらうときには、薬代のほかに、調剤技術料、薬学管理料といった薬局への報酬がかかる。おくすり手帳に情報を書き込むことで薬局が得られる報酬は、「薬剤服用管理指導料」に含まれており、現在は410円。たとえば、70歳未満の人は3割の130円を自己負担する。
えっ、金払ってんの?うちら・・??
というか、なんで410円の3割が130円? 123円じゃないの?仮に消費税がかかるとすると133円なんだけど計算方法が分からない。
でも自分はずーーーーーーっと同じ薬なのでおくすり手帳なんていらない。そもそも薬の名前自体を覚えているもんな。お医者さんもこう言ってました。
「お薬手帳を断ろう!」という動きは当然です、本来の機能を果たしていないんですから!
で、このおくすり手帳は、上記記事によると「いらない」と言えるらしい。薬局ではあたかも「法律で決まってるんですよ」的に言われたんでずっとそう思っていた。
そこで、4月からは、おくすり手帳を必要としない患者の薬剤服用歴管理指導料は、1回あたり340円に引き下げられる。70歳未満の人の自己負担額は110円なので、現在よりも20円安くなる。
おくすり手帳がいらないと言うと、調剤薬局の売り上げは70円下がるわけだ。自己負担が20円なので健康保険組合の負担は50円。んで、iPhoneのアプリにYahoo!のおくすり手帳っていうのがあったので使ってみた。
そもそものおくすり手帳の狙いは
おくすり手帳は、医療機関で処方された薬の情報を記録し、服用履歴を管理するために作られた手のひらサイズの手帳だ。もともと、一部の医療機関や調剤薬局で始まったサービスだったが、薬の飲み合わせチェックなどの効果が期待されて2000年から国の制度になった。
ってことなので、いざというときスマホ見せればいいわけだからこのほうが確実。津波が来て逃げるときにおくすり手帳は探さないけどスマホは持って逃げる。できればアプリじゃ無くてクラウドのほうがスマホ無くしたときにもいいんだけどね。
次回からはこれで拒否してみる。別に正当に薬局が利益を得るのはいい。しかしぶっちゃけ自己負担分の20円なんかどうでもいいのだが、1回あたり50円は健康保険で負担されているわけだ。健康保険が高齢化社会で破綻寸前の今、年間に1000万人におくすり手帳が発行、再発行されると膨大なお金が薬局に支払われる。無駄銭です。
年間に何億も薬局に支払われるならどうして電子化しない?
いちばん簡単なのは、健康保険証のデータに調剤のデータを紐付けることである。国民総背番号制になればもっと簡単なのだろうが、厚生年金でさえとっちらかって訳が分からない厚生労働省に求めるのは無理か。であればもっと簡単にポイントカードのような電子カード制にすればいいのである。で、実は大手の調剤薬局ではすでにやってるらしい。
電子お薬手帳サービス アイングループ
でも、このページ見るとひっそりと「(※1) 従来の紙のお薬手帳も、これまで通りお使いください」という一文があり、紙のおくすり手帳の発行はいたしますよ。つまり70円は頂きますよってことだ。アプリと紙の両方になるんじゃ余計に面倒じゃん。
で、まだ神奈川だけらしいが、電子カードのサービスも始まっている。もちろん民間ね。
使い方は薬局でタッチするだけです。これなら高齢者でも使えるでしょ。SuicaとかPASMO、普通に使ってるし。まあド田舎の人は別として・・・
どこがやってんのかなと思ったらソニーです。ソニー、こんなとこでひっそりと頑張ってた。ただ例のごとく営業が弱そう。
お薬データはクラウドに保管されるため、スマホを紛失してもOKなのだ。FeliCaの技術が使われてるんだな。であればNFCのおサイフケータイならそのまま使えるかと思ったけど、カードは別に必要で、スマホでは薬の履歴がアプリで見られるだけのようだ。これがスマホだけで済むようになるなら、Xperiaもっと売れるのに。まあ便利だから早く神奈川以外でも浸透して欲しい。これでやっとどこの薬局に行っても同等のサービスになるわけです。
追記。。しかしハルモのサイトには「紙も併用」って書いてある。意味ないでしょ・・・
ただ、このハルモになると、おくすり手帳は再発行はしなくて済むが(追記したけど併用なんでダメらしいよ)、ピッとやるだけで薬局に70円落ちるんだろうか・・自分でピッとしてるのに、薬局に金が落ちるのはおかしいよな・・・。そこがよく分かりません。教えて、偉い人。健康保険が破綻してまともに病院に行けなくなる前になんとかしてほしいよ。年金ももらえず、健康保険も使えなくなったらどうすんの。
大企業のサラリーマンらが加入する健康保険組合の財政が悪化している。健康保険組合連合会(健保連)が発表した昨年度の決算見込みによれば、1419組合の3分の2が赤字だ。景気回復や保険料アップで収入は伸びたものの高齢者医療への拠出額が増えたのが響いた。
紙のおくすり手帳、再発行するのはもう絶対しないぞ