楽天出店者の決済口座が楽天銀行だけにされた。素晴らしい施策!!

2014年11月21日

数日前から騒ぎになっている・・・これですが・・・

サウンドハウス楽天支店中止のお知らせ

突然ですがこのたびサウンドハウスは楽天への出店をとりやめることと致しました。サウンドハウスはこれまで3年間、楽天市場に商品を掲載しておりました。ところがこの度、楽天は一方的に弊社の決済口座としては楽天銀行の口座に一本化するということを決め、お客様に告知しました。出店店舗の銀行口座を勝手に開設し、決済用口座としてはその口座しか認めないということは、これまでの日本の商習慣ではありえないことです。

楽天様はこれから楽天に出店していくには楽天銀行の口座しか使えないようにしました。

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でもってさらに楽天様が勝手に開設した口座は

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※たれ込み頂きました・・

という素晴らしい但し書きがございます。つまりこの口座は楽天様に所有権があり、出店者にお貸し頂くという感じでよろしいのでしょうか。これなら確かに偽物販売のクレームが上がったときに口座を凍結して被害者にお金を返すことができますね。素晴らしい!!

中国犯罪者の偽楽天サイトが作られても、支払いが楽天銀行以外なら騙されないで済む、、、って、そういうのに騙されるレベルの人はカード決済って書いてあるのに振り込みのメールが来て中国人名義の口座に振り込んじゃう人です。楽天の店舗が楽天銀行だけになるというのをどのように知るのかは謎ですが、楽天様のこと、たぶん物凄い秘策があるのでしょうね。

楽天でブランドものを買った数百万人の皆さまはいますぐ偽物チェックだ

偽物対策ならブランド品を扱う店舗だけにこの施策を取ればいいのに、サウンドハウスみたいに偽物扱いようが無い会社にも強制する、この断固たる姿勢が「消費者保護」の立場からすがすがしいです。

さらに消費者にとっては店舗がどの口座だろうが関係ないですが、振込手数料が高くなるのはイヤなので、楽天で買い物するために楽天銀行に口座を開設する人も増えますね。楽天で買い物するなら楽天銀行に口座くらいもってろ的な上段面打ちです。

さらには入出金チェックして「買った人がたくさんレビューしてるのに実は振り込みは全く無い、これはヤラセのレビューだ!!」とか、いろいろチェック出来るわけですね。いいことづくめです。

悪質店舗に対して断固たる姿勢を示した楽天に感動した!!

楽天銀行の現金残高は爆増するし、支払いが滞ったりしたときにはアレコレ言わせずさっ引いたりできるので万全の財務体制になりますね。

代引きやカードの客はどうするんだという愚かな疑問は持たないことです。カードで支払われようが、今回開設の楽天の口座に入金されるようにされるでしょう。だって楽天の一括決済だもん。
消費者にとっては楽天カード作れば、なにからなにまで便利になります。代引きについてもいずれ楽天銀行に入金されるシステムが導入されてそれ使えっていうんじゃないの?Amazonみたいに自前の配送体制作ってるし。

んで、ほかの企業はどうしてるんだろう

ココにも書きましたけど、ほかの企業は楽天様のように頭が良くないので、地道に出店希望者や広告出稿希望者と面談して目で確かめて確認します。テレビでデパートの物産店の苦労ドキュメンタリーもよくやってますよね。しかしそんなことをするにはたくさんの人員が必要です。そんなことに人員を割くなら、1本でも多く営業電話をさせたほうが儲かるのです。経営としては当たり前です。自社の審査の瑕疵を顧客店舗負担に転換するとは、まさに柔よく剛を制すの巴投げのようです。

しかしながら世界最大のショッピングモール、eBayでは、傘下の決済サービスPayPalの消費者保護の姿勢をどんどん強くしています。甘ちゃんですね。偽物掴まされた馬鹿な客には「うちは軒を貸してるだけなんで勝手に交渉してください」と言っておけばいいのです。
eBayに出店するにはPayPal決済必須です。

いつもペイパルをご利用いただき誠にありがとうございます。お客様がより安心してお買い物をお楽しみいただけるよう、ペイパルではポリシーの見直しを随時行っております。この度、「商品が届かない」「商品が説明と著しく異なる」などの場合に、購入金額が保護されるショッピングプロテクション(買い手保護)の内容が一部更新されました。ショッピングプロテクション(買い手保護)をご利用いただくには、代金を支払ってから45日以内にお手続きいただく必要がございましたが、この度の変更で、180日以内へ変更され、よりお客様に安心してお買い物をお楽しみいただけるようになりました。

PayPal買い手保護

7. PayPal買い手保護
7.1 対象となる問題の種類。
PayPal買い手保護制度は、以下の問題のいずれかが発生した場合にお客様を保護します。
〜中略〜
商品は本物であると広告にはあったが、受け取った商品は本物ではない場合。

PayPal買い手保護の対象であり、PayPalがクレームに対し、お客様に有利な判定を下した場合は、商品の購入代金全額と当初の発送費用を返金します。

もちろん、PayPalが補償したあかつきには速攻でアカウントが停止される場合が普通です。特に偽物ブランドには厳しい。これだけ厳しくしていればなかなかやるやつはいないし、消費者も買った商品にトラブルがあればショッピングプロテクションを発動させればいいので気が楽です。わたしも何度か助けられました。しかしこれには多数のサポート要員が必要です。もったいない。

(PayPal実装するのは簡単なので、今後日本のショップサイトでも導入するところが増えていくでしょうな)

楽天様もPayPal実装すればいいのにと考えるのは浅はかです。そんなことをしたら、PayPalに手数料を払わないといけません。出すものは1円でも少なく、取れるものは1円でも多くが経営の鉄則ではないですか。

そんなわけで、褒め殺しも疲れますね。

警視庁公安部 青山望シリーズ。ここ数日読んでますがネタが新しいのでオモシロス。新宿鮫読んでると警視庁公安部ってもろダメダメですが、こちらでは「日本の警察素晴らしいやん」と思います。中国からの侵略とかヤクザがつるんでの戦いに敢然と立ち向かう。ネタが最近の証拠にIT長者が開いた秘密のパーティに「ラッキーテンプルのミッキーさん!!!!」がはまってしまってもう大変、という細かな描写が最高です。

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