昨日、Nexus6からFacebookアプリをアンインストールし、Chrome経由でしかFacebookをしないようにしたら、バッテリーの持ちが画期的に向上しました。
満タン充電で117時間。Facebookアプリが生きてたときは14時間だから、どんだけ裏で動いてバッテリー食ってんだよ、Facebook!。iPhone
はどうなのよと、設定→一般→利用状況→バッテリーの使用状況で見るとFacebookはせいぜい数%でひどくはない。これってFacebookアプリとLolipopとのバグなのか、理由は専門家じゃないので分からないが、Androidでバッテリーが持たないという人は、一回Facebookアプリを削除(停止しても陰で動くしすぐに蘇る)するのも手です。別にモバイルブラウザでも普通にできます。2段階認証にアプリのコードジェネレーターが使えなくなるけど、Googleのでも設定できる。
さて、本日の話題。よく楽天の検索がカスだというけど、それはこういうデータでも分かる
Amazonに比べて楽天は1人あたりのPVが多く、滞在時間も長い。これはユーザーが自分の欲しい商品にたどり着くまでに相当な手間だということ。SimlarWebの解析だとAmazonのほうがアクセス的に遙かに楽天を抜いているのだが、これはPCのデータなので楽天の主要顧客である主婦層はスマホシフトが相当に進んでるんでしょうね。
さて、楽天の検索が使えない理由はいくつかあるが、まず第一は商品の登録が各店舗任せであるということ。Amazonは商品の掲載はASINコードに紐付いているため、同じASINコードの商品は同じものとして検索結果にはひとつしか表示されない。
ASINコードは全世界共通で、ひとつの商品にはひとつしかない。具体的には同じ商品を異なる出店者が出品すると、このASINコードに基づいているのでひとつの商品が多数の出品者から出ているときは↓のように表示されるわけです。他店と同じものを出品するときは写真も説明も不要。ASINコードが同じなら勝手に出るのです。とっても便利。色とかサイズはASINの子番号になってるんだと思います(想像)。
検索結果には同型のものはひとつしか出ないが、下のほうから
複数の出品者から出ているものを価格や条件、評価で比較できる。
しかし楽天はというと・・・・同じデジカメを検索しますと・。。
このように商品コードが共通でないため、同じ商品が違う店舗から出ると、だーーーーーーっと並んで同じ価格だったり違う価格だったりするのが並列に出る。プラス色が違うだけで別商品。この場合は81件も出た。
これはユーザーにとってめちゃ使いづらい。だいたい同じ商品で他店より高いものなら買う人はいないので検索結果に出すだけ無駄だと思う。Amazonはそうしている。
楽天で表示している「168,264,171点」という表記は、同じ商材のダブリを多く含んでいて、実際の総数はもっとずっと少ないはず。イオンのようなリアルなショッピングモールには、複数の家電量販店がはいって同じ商品を販売するということは見たことがない(あったとしても店内の両端とかになってるはず)し、全く同じ商品を多数の店で販売させるということはしない。モールはラーメン屋が複数入っていても販売しているのは違うラーメンだが、楽天の場合は同じラーメンを多数の店舗で販売している。楽天をショッピングモールと考えてはいけないと思う。しいて言うならアメ横商店街なんじゃあるまいか。
楽天の検索が使えない理由の第2が、「無節操な広告と、無節操な出店者」です。
たとえば「Nexus6 ケース」で検索してみる。もちろんorではなくてand検索。両方を含んでいる検索結果の表示です。いくつ出るんでしょうか。
なんと4万5000件!!!!
そして検索結果に出てくる広告は電子煙草とリカちゃんひな人形だ。ターゲティングもへったくれもない。マジでうざい。特にスマホ時代に全く興味がない広告で埋まったり、検索結果に大量に同じ商品が出てくるのはあり得ないと思う。
さらに、スマートフォン → スマートフォンアクセサリー → ケースと絞り込んでいっても全然減らない。この時点で21,919件だ。
この時点でまだリカちゃんひな人形と電子煙草の広告が出る。広告費払ってる方もどうかと思う。全く欲しい人にリーチしないから無駄金のように思いますが・・
なんで、こんなに検索結果が絞れないんだろう。前出の共通のコード管理がされていないほかにも理由がある。
ひとつはあらゆるキーワードを商品ページにぶち込んでいるという出品者の存在。さらには商品ページで色を選択させるのではなくて色ごとに同じ商品を何百も別の商品として掲載している出品者までいる。検索結果の各ページには同じ出品者の同じ商品の色違いが数十〜数百ページに出現する。Amazonのように共通コードで管理していないからこういうことになるのです。
自分だけが露出すれば良い、見ている人の迷惑は考えないというのであれば、これはもう
スパマー出品者
といってもいい。で、こうした方はAmazonでも同じことをはじめている。自社のオリジナル商品でカラーごとにASINコードを取得し、検索結果で何十ページにも渡って延々と同じ商品の別色を表示させるのです。だいたいがそういうのは原価の安い安物なので、見ているほうはマジでウザイです。Amazonは絶対に規制して欲しいものです。
これからはモバイルの比率がどんどんあがる。楽天さんも早くこの検索に対応しないと手遅れになる(なりつつあるし)。JANコードとかで商品登録を紐付けるようにすれば、「使えない商品検索」と言われることはなくなるのです。あと、広告の最低限のターゲティングは必須でお願いします。楽天の場合、これだけ検索がダメダメなのでランキングから遷移している人が多いと思いますが、そのランキングはこんな世界です
こうした出品者を検索から外す方法
自分の商品だけが表示されればそれで良い。利用者の迷惑は考えない、というような店からは自分は買いたくない。でも楽天さんとかはなかなか対応してくれない・・・
この場合はこうすると良いです。
まず楽天の場合は、検索にこうした機能があるんです。
・・・を除く、にスパマー出店者の名前を入れて検索し直す。「Nexus6 ケース」でいうと、某スパマー出品者を1人はじいたら結果が3000減りました。どんだけスパマーなんだよ。
Amazonの場合は検索窓に
「-(マイナスね!)出品者」と入れます。そうするとそのスパマー出品者は検索結果からはじかれます。これでそういう出品者のスパム攻撃から逃れられます。
悪貨は良貨を駆逐するとか、腐った林檎のたとえもあるように、モラルの低い一部の出品者のおかげで全体のサービスのレベルが極端に落ちる。それは本来サービス側の責任でもあると思います。それではこれからメルマガ書きます。
ところでこの本
百田尚樹『殉愛』の真実
Amazonの評価が凄い。www 評価見るだけでお腹いっぱいになれました。
ここまで凄いとこうした本にはあまり興味がない自分でも読みたくなる。電子本出たら買うよ。でも百田さん、いままでの評価を全て失っちゃったね・・・・