知ってる人は知ってるが、知らない人は興味さえ無い、Google検索エンジンのパンダアップデートが昨日ありました。英語圏に続いて日本と韓国にも適用されたわけです。すでに適用されてるんじゃないかという噂もありましたけど、ガセだったようで・・。
Googleの公式ブログ
例えば、ユーザーにとってあまり価値のないサイト、利便性の低いサイト、他のサイトからのコピーで構成されているようなサイトの掲載順位は下がります。一方、独自の研究や報告、分析など、ユーザーにとって重要な情報を提供しているサイトの掲載順位はより適切に評価されるようになります。この変更は、日本語、韓国語ともに約 4% の検索結果に影響する見込みです。
以前もブログに書きましたが、Googleは「本当に価値あるサイト」を検索上位に持ってきて、そうでない「不正な手段でアクセスを稼ごうとしているサイト順位を下げる」というためにペンギンアップデートを行い、今度はパンダ。AppleのOSみたいに動物で攻めてくるのかと思ったら、なんと開発者の名前。Biswanath Pandaさんから取ったらしい。検索したら出てきました。
はいこれが、ブラックSEO業者の敵のパンダさん。インド人ということでした。インドのIT技術者って本当に凄い人がいますね。ペンギンアップデートも開発者の名前だったらと思ったが、ペンギンなんて名前はバットマンにしか出てこないよな。
で、どんな点がパンダアップデートでは変わったのかというと、わたしはSEOのプロでは無いのでいつも参考にさせていただいているこちらのブログから参照させていただきました。まず、404エラー(ページが見つかりません)が多い場合はWebmasterツールにメッセージが来るということで、さっそくこのブログの管理者(自分だ)に来ました。しかし検索エンジンは存在しないディレクトリを検索してる・・・ので、「改善しました」と報告。404エラーが多発していても時期に修正され、順位には関係無いと言うことです。
今回のパンダアップデートでは、4%のサイトが影響を受けるということになってます。4%って少ないですか?? 実はそんなことないんですよ。検索順位「圏外」みたいなところはそもそも影響もへったくれもないのです。検索上位で不正をしていたところが影響を受けるわけで。
Googleのいう「不正」ってなんなの、というと、
「過去にリンクを業者から買っている」
「順位のアップを狙うための相互リンクのネットワークに参加している」
「明らかに意味も関係の無い相手と相互リンクしまくっている」
ということが挙げられるのですが、悲惨なことにGoogleのWebmasterフォーラムでは、過去にリンクを買っていたので警告がGoiogleから来た。数千のリンクほひとつずつ依頼メールを出して外してもらった。でも全く解除されない、という声で溢れていました。中には「業者が潰れてしまってどこからリンクされているか分からない」「リンク先がロシア語やポルトガル語サイトで依頼メールも書けない」みたいな笑い話もけっこうあります。
もし、WebmasterツールにGoogleから警告が来てない場合でも、順位が下がっている場合、上記のブログのSEO専門家の鈴木さんが分かりやすくリストにしていただいているので転用させていただきます
- 中身の薄いコンテンツでなかったか
- 単純にページを量産しているだけでなかったか
- 深く掘り下げた情報を提供していたか
- サイト内に同じようなページばかりでなかったか
- 他のサイトに同じコンテンツが存在していないか
- ECサイトであれば、商品説明がメーカー配布のコピーだけでなかったか
- 不動産サイトであれば、物件情報だけでなかったか
- アフィリエイトサイトであれば、数行の説明とアフィリエイトリンクだけでなかったか
- 広告の配置や数、色がユーザーの閲覧の妨げになっていないか
で、本日の本題。
わたくしも新規のショップサイトを立ち上げるときは、当然ながら事前に競合分析をします。自分でやるのはしんどいので、知り合いのSEOに詳しい人にレポートしてもらうのですが、使ってるシステムや商品点数、総ページのほか、バックリンクについても調べます。そうすると、かなりの確率で、大規模なサイト、ショップサイトがバックリンクを買っていたのが分かります。読める訳の無い海外のサイトから多くリンクされていたり、アダルトやリンク専門のサイト、同じサーバに違うドメインがいっぱい入っていて、とにかくリンクだらけのサイトなど・・・。業種にもよりますが、去年あたりだと検索上位で古くからやっていてページ数が多いところは、数社に1社くらいがリンク買っていたと思います。
だって一昔前は、リンクを買うことは悪いとされてなかったし、1日に何回も「検索順位上げて見せます」っていう営業電話が来ましたからね〜
となると・・・・
競合が多くて参入しても検索上位を狙えなかったジャンルでも、老舗、古株が順位を落とせば(圏外になったりもしてます)・・・・・・・
要するに、新規参入者にはチャンス到来というわけ!
ただ、それでも上位に上がるには、相当に真面目にやらないといけないのですが、この「真面目に」「愛を込めて」っていうのが実は一番難しい。それについてはまた別のエントリーで書きます。
ところで・・いまこれが物凄く欲しいのですが、アマゾンの評価で5と1が同じくらいあります。使ってる人、どうすか・・