Facebookページで福島県庁が頑張っている。「ふくしまからはじめよう」というページがスタートしたのはまだ6月18日だ。しかし現時点でファン数は14000人弱。広報課の職員が持ち回りで投稿されているようだ。
もちろんわたしもスタート時からファンになり、ことあるごとにシェアしてきた。
が、気がついたことがあるので、もっとよくするために勝手ながらアドバイスさせてください。読んで貰えるといいんですが・・。
見たところ、発信には使われているが、双方向つまりソーシャルとしての本来の連動がなされてないようなのです。これではもったいなさ過ぎです。同様のことはソーシャルを使い慣れない自治体や企業でもよくありますが、一手間かけるとより効果が出るようになります。
ソーシャルはブログでは無いので一方的に発信するのでは無く、ファンとのやりとりが重要になります。つまり「共有の意識」ですね。これがないと、最初は「がんばれよ」とファンになってくれても、徐々に気持ちが離れていきます。コメントが大量について大変なのはわかりますが、儀礼的に「いいね」を返すだけでは無くて、担当者がまとめレスでいいのでちょくちょく付けるべきだと思います。これ、かなり大事です。
そうするとコメント付けた人間は嬉しいですから、またシェアしてくれたり、なにかと支えてくれるのです。投稿者は「投稿」だけでなく「運用まで」責任を持って行うべきだと考えます。
で、お次です。実は、友人に福島出身者がいるのですが、彼はせっせと「ふくしまからはじめよう」のページに投稿していました。自宅の福島の郷土料理や福島特産物の自慢などを「ふくしまからはじめよう」に投稿していたのですが、Facebookページは管理者以外が投稿してもファンのウォールには流れません。しかも以前書いたようにFacebookページは再帰率が非常に少なく、2回目以降は訪問しないのです。
なので彼の投稿(写真入り)は、誰も見てくれないまま、いいねも友人が付けているだけ。それでも彼はずっと投稿だけし続けていました。郷土愛だけを支えに投稿していたわけですが、こういう場合はFacebookページ管理者が投稿し直してあげてください。 これによってファンに通知され、同様にいろいろな人が福島愛を投稿してくれるようになります。
とまあ、こういう一手間でさらに盛り上がると思いますが、コメントを見ますと中には「放射能を無責任にまき散らすのか、馬鹿野郎」みたいな心ないというか、まさしく「放射脳」的なのがありました。こういう人は相手にしないというスタンスも大事ですが、きちんと福島の食の安全についても語るべきと思います。また、誹謗中傷を繰り返す人についてはアクセス拒否にしても致し方ないと思われます。見た人全員がいたたまれない気持ちになるからです。
参考までに東大の早野先生が郡山で講演に使用されたスライドを公開されています。早野先生は朝日新聞のプロメテウスの罠にも出ていた、原発村どころかバリバリの正反対の方です。実際に膨大なデータを分析して、福島の食の安全について講演され、その資料を無料でFacebookアカウントでダウンロードすることができます。
ここでご覧になれますし、ダウンロードでもできます。じっくり30分書けて読めば、本当の事や別にいま沖縄に避難する必要も無い事が分かります。怖くて怖くてたまらないという人も安心できるでしょう。早野先生に許諾をいただいて講演の動画やこのファイルのダウンロードをできるようにしたらいかがでしょう。 こういう正面から勝負する努力も必要だと思いますよ。
ということで、本日は余計なお世話かもしれませんが、書いて見ました。届くかな・・