今日はどうでもいい話です(いつもだけど)。
先日メルマガで回答した質問に、「会社でWeb担当になった。自分はオーバーフローしていて、スタッフに原稿書きを依頼しようとしてもみんな嫌々で、上がってくる物もヤッツケ。どうしたらみんなにやる気を持って貰えるのか」というのがありました。
この回答はメルマガのバックナンバー購入していただくとして(ケチ!)、実はWEB運用はこの点が一番重要なのです。まあいつも書いていることですが、WEBの運用は、サイト制作やアクセス解析、SEO対策まで含めて、一番大事なのはその仕事に対する
「愛」
なんですよ。
もちろんこれは、普通の仕事も同じで、「給料もらうため」という目的だけで働いている人間はいい仕事をしません。学生バイトがこの典型なわけですが、学生バイトだってその仕事に興味があって気合いが入っていればそれなりの成果を出してくれます。
が、一番会社を愛してるのは誰か、というと、それはもう経営者です。個人保証付けて会社で借り入れしていれば一蓮托生。会社=経営者なわけで、我が身が可愛いということになりますよね。だから私の場合は、仕事を受ける条件というのをこんな感じで上目線的に設定しています。
お仕事受けるには条件があります。詳しくはこちらを
https://www.landerblue.co.jp/blog/?p=1589
なにがいいたいのかというと、「会社愛」を社員やバイトに望むのは今の時代、けっこう難しいこともありますが、WEB担当者だけは、「仕事愛」があるかどうかをきっちりと判断しないといけないということです。普通の仕事もそうかもしれませんが、特にWeb系の仕事はそうなんです。ゲーム制作とかも似た感じ
事務とか営業とか、販売のような江戸時代以前からある一般的な仕事の場合、仕事の進め方はほぼ決まっていて、大きな会社ならOJTやマニュアルもあります。仕事愛があったほうがもちろんいいですが、それはなくても決められたことをしっかりやれる人間ならば、それなりの実績は出せます。しかしWEBなんてまだ10年そこそこの歴史程度しか無く、はっきりとしたWEB運用の仕事とはなにか、という事が確立されてません。
素人さんは「ホームページ作ってちょこちょこ必要なときに更新すればいいざんしょ」と思っているわけですが、こういう考えの経営者の場合は相談されても速攻でお断りする次第です。
WEBを本気で運用しようと思えば、そしてそれで利益を出そうと思えば、サイト制作、更新に始まり、アクセス解析、SEO的なチェックと解析、ソーシャル運用と、非常に専門的な事まで自分で勉強して、改善しなくてはなりません。営業のセールストークは10年くらいは同じ物が使えますが、WEBの場合は物凄い勢いで変わるので、1年前の常識が陳腐化したり当たり前なわけですよ。となると、担当者に「仕事愛」がないと、絶対に×なわけです。
なので、零細・中小企業レベルなら、社長自らが中心となってやれ
というのが必須になって来るわけです。やる気と知識の無い社員や外注に丸投げの企業でちゃんとWEBで利益を上げてる会社なんて存在しないですよ。
で、一番最初の質問に対する回答ですが、バックナンバーを買ってちょうだいと書いた割にはここで回答を説明させていただきます。
経営者に一番響くのは、ずばり「お金に換算する」ということです。WEB運用は「経費」ではなくて「投資」なんです。「投資」だから回収しないといけない。そしてそれはきちんと愛をもって行えば、しっかり回収できます。なぜなら大半の企業はWEB運用に愛が無いから。愛を持たない弱小ライバルを蹴散らすのは、WEBの世界では簡単なのです。
あるクライアントですが、私がやる前は雑誌広告に月20万円をずっと使っていました。問い合わせは月1件か2件。それを全部止めさせて、経営者の仕事をWEBに集中投下してもらった結果、3年で売り上げは5倍以上になりました。はじめて数ヶ月で手応えが出始めて、1日のアクセス数は3000人をコンスタントに超えています。こうなってくると、経営者は本気で愛を持って運用してくれます。だって稼げるから。
担当者を付ける場合も、彼(彼女)が進めたことによってどれくらいサイト評価が上がり、それはいくらに相当するのか数値換算して(広告費用とかと比較する)、報告させて評価する。WEBが営業ツールである以上、売り上げ目標数値と達成率管理と評価も必要です。
愛があれば、WEBでお金を稼げるっていうのは事実です。
おそらくどんな職種よりもWEB担当にはその傾向があると思います。
説教みたいなエントリー、書いちゃってちょっと自己嫌悪でございます
ぜんっぜん、仕事とは関係無いんですが、いまさらネスカフェ・ドルチェにはまってます。朝起きたらモーニンググスト、日中はアイスコーヒー、午後にはマイルドと使いわけ。ヒット商品となるのがよく分かりました。これがオフィスにあったらスタバとかは行かないもんね。