コンテンツが先か、SEOが先か。本末転倒のSEO病患者の皆様へ

2012年8月29日

有料メルマガやってると、時々面白い質問が来る。実はBLOGOSに

有料メルマガはブロガーの成長を止める~有料メルマガに頼らない私の方法

という記事が出ていて・・

「アルファブロガーとか言われてた人のメルマガって、一線退いた芸能人のその後のディナーショーみたいなもんでしょ? 嫌すぎるよねw」という伊藤直也さん @naoya_ito のコメントが話題となっているという。

という事が書かれていた。このツイートは実はリアルタイムでリツイートされて回って来たのを見ていた。正直、言ってる意味が全く分からなかった。(?_?)

成長を止めるといっても、別に成長するためにブログ書いているわけじゃない。だいいち成熟しきった大人でございますから、私。
自分の場合は全くもってブログとメルマガは別媒体なので、内容も違う。ブログはある意味、自分の宣伝メディアなので書きたいことは書くけれど、核心の詳細部分についてはほとんど書いてない(ぶっちゃけ)。メルマガは少なくともお金をいただいているものなので、コンサルの入り口的な具体的な事例について割と細かくお答えしているので、立ち位置が違う。ほかの皆さんも同じようにブログとはスタンスが違うと思っていたので、上記のコメントは意味がさっぱりと分からないのでありました。白状すると、自分では他人のメルマガ、一本も購読してないんだよね・・。

で、最近のメルマガの質問で、非常に気になったことがあるので、本日はそれについて。

たとえば今週の月曜日に回答したこういう質問

ブログを毎日更新することはSEO上非常に有利だとよく言われていますがイマイチ納得できません。毎日とはコンスタントにということでしょうか。たとえばあまり有益でない記事を毎日書くと、そのブログの相対値が低くなりはしないでしょか。毎日更新するということが多少でもメリットになりますか。

この系統の質問は比較的多くいただく。正直言って、「SEO病」に冒されていると思うくらいだ。バイオハザードなみです。
企業のサイト担当になったばかりの人から「アクセスが少ないのでSEO対策をなにからした方がいいか」という質問もけっこう来ます。はっきり言いますが、この発想自体が「本末転倒」のなにものでもありません。

こういう感じですかな

アクセスが少ないのは、SEO対策がされてないからか??

違います。コンテンツに内容が無いからです。

訪問者にとって「役に立つ内容の」コンテンツがしっかりと提供されていて、しかも頻繁に更新されていれば、ほっておいてもアクセスは増えます。ニュースサイトや面白いまとめサイトにアクセスが集まるのを見ても分かるでしょう。仮に広告でもブラックSEO、なんでもいいから金かけてアクセス集めても、コンテンツがつまらなければ「騙された」と思って二度と来てくれません。

面白くて役に立つコンテンツを用意すれば、来訪者は徐々に増えて、必然的にサーチエンジンの評価は上がります。訪問者が増えないのはコンテンツの内容がつまらなかったり、ひとりよがりだったり、商売根性むき出しだったりするからです。したがって「あまり有益で無い記事をSEOのために書く」ということは、サーチエンジンの評価云々の前に、サイトの評価を自ら下げる自殺行為なわけです。

そもそもSEO対策というのは、サイトのコンテンツを有益なもので揃える努力を最大限にした上で、「頑張ってる様子をサーチエンジンを通じていろんな人に知らせよう」ということなので、そもそも頑張っても無いのに知らせるだけ無駄なわけですよ。まずいラーメン屋のチラシを駅で配ったって、一回来た人は「まずい!! こんな店、二度と来ない!!」となるでしょう。WEBだって同じですよ。逆に客を減らすだけです。

1 寝る暇惜しんでまずは美味しいラーメンを創る!!

2 味が本当に良かったら、人づてに客は来るので本来は宣伝(SEO)などは不要

3 これ以上、味の改善の余地が無い。ここではじめて宣伝(SEO対策)

というのが正しい道筋です。SEO病の患者さんに飲ませてあげたいワクチンの生成に成功しました(バイオハザード風)

路面店にも学ぶ事って実はいっぱいありますよ

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