はっきりいっときますが、今日のブログは激震です。
大企業、有名企業の名前まで出てきます。ほんとですから。
実は先日、ある会社のコンサルを依頼されて打ち合わせに行ってきました。とりあえず集客の立て直しから始めるのですが、1年半にわたりSEO業者に月5万円払い続けているのに全く効果が無いので契約打ち切りたいとのこと。いまでこそ外部リンクはほとんど効果無くなりましたが、ちょっと前ならとりあえずは効果あった。全くないのはおかしい。本当に外部リンクつけていたのか、とWebmasterツールから外部リンクをダウンロードし、友人のSEO専門家に精査してもらいました。
結果・・・
「ひどいです。びっくりしました。これほどモラルのない業者はなかなか見ないです。」
中国の悪質業者からリンクを買って、中国のサイトにリンクをつけさせていたのです。
中国の悪徳制作会社が、勝手にクライアントのサイトに隠しリンクを埋め込んでいる!!!
という仰天の結果に!! (中国ならあり得る)
隠しリンクっていうのはソースの中に見えないようにリンクを埋め込むもので、グーグルは明確な規定違反と明記してあり、リスクについても書かれている。つまり「順位が上がらなかった」ではなくて「ペナルティを食ってた」という可能性もあるわけです。
で、ソースを見てみると・・・出てくる出てくる、騙された日本の会社が数千社
多い業種は、歯医者、旅行系、中小企業、なかには弁護士事務所、不動産、よりどりみどりだ。こうした違反の隠しリンクは多数あるのでとうてい全部は見てる暇ないわけですが・・・・たとえば
見た目は電気部品販売会社らしい・・
ソースは・・こういうリンクが数千・・・w
イワタニ、山野楽器、センチュリー21などの有名企業もバリバリ出てきます。特に目立つのは旅行業界だ。
どうすんだ、これ・・
あまりに不正リンクがいっぱいあって書ききれないのですが、一例だけ挙げますので興味ある方はここのページのソース見てください。下の方に何千社もでてきますよ。リンクしないのでコピペでお願いします。
http://chsdftnew.fangxu.org/
どうするか、ということですが、まずは今のSEO業者を切り、Webmasterツールからリンク先をダウンロードして隠しリンク先にリンクを外すように依頼する。中国なんでやってくれるかどうかは知らないけどとにかくやる。でもってそのあとでこの間公開された偽Googleリンクの無効化ツールを使って申請する。詳細はここでSEO大家の鈴木氏が解説されています。素人はやめといたほうがいいですが、さりとてこの不正リンクをつけた馬鹿業者にさせたら被害拡大の可能性もあるので、不安な場合は本当の専門家に依頼してください。
インチキSEO業者にひっかからないポイント
1 無意味な外部リンクはいまはほとんど機能しないのでこれしかできないところは馬鹿と判断する
2 依頼する前に現在の状況をしっかり記録しておき、効果が出るか逐一確認する
3 丸投げしない
ってことでしょうか。とりあえず電話営業ガシガシしてくるところはやめといた方がいいです。自社のサイトのSEO対策ができてないですよって大声で叫んでいるようなものですから。
本日、↑のソースを見た企業さんの大騒ぎがはじまりそうですが、同様の中国のサイト、いっぱいあるんですから、ホント・・・
ソースが日本語が文字化けしないサイトもありました・・フェリシモ・・・
maqu.gscn.com.cn
※追記※ これ、実は10年くらい前にはやった古めかしい手法だそうです。SEO専門家の方から教えていただきました。さらには日本のWEB制作会社でもFTPアカウント預かったのいいことに、顧客のサーバに勝手にリンクページ作って置いてる輩がけっこういるそうです。自分で自分のサーバの内部リンク、外部リンクくらいはチェックするようにしましょうね。丸投げ厳禁、事故の元。