すでに予告されている、近々起動予定の「さらに強力なペンギンアップデート」により、検索結果の彼方に飛ばされる不安におののいているかたもいると思いますが、「怖いとわかってる」人はまだマシ。過去にSEO業者に依頼したことも忘れて平穏な日々を送っている方々が大半と思います。
いままでのペンギンがバージョン1.1とか1.2なら今回のは2.0くらいと言われるようです。ちなみに基本的にはこんなGoogleガイドラインを守っていないサイトがランクを下げられるわけです(抜粋して少し加筆してあります)が、ペンギンは被リンクに関するものなので全部は適合しません。主にブラックハットによってお金を払ってリンクを買ったり、過剰な相互リンクやリンク交換プログラムやったサイトが対象でしょう。
品質に関するガイドライン – 具体的なガイドライン
次のような手法を使用しないようにします:自動生成されたコンテンツ
リンク プログラムに参加すること
クローキング
(検索エンジンの巡回ロボットには一般の閲覧者とは異なる内容の検索対策用のWebページを見せること)
不正なリダイレクト
隠しテキストや隠しリンク
誘導ページ
無断で複製されたコンテンツ
十分な付加価値のないアフィリエイト プログラムに参加すること
コンテンツに関係のないキーワードをページに詰め込むこと
ペンギンとは関係無いですが、意外と知られてないのですが、ユーザー生成スパム、つまり放置のブログにスパムコメントが勝手に乱立・放置してあるような場合も順位を下げられる可能性があります。フリーのCGI使った昔の掲示板みたいなヤツにエロサイトのURL書きまくられている時がこれに該当。放置はいけません。放置は。Google様の布告ページ
しかしこれにさきがけ、同じドメインについて検索結果の仕様が大きく変わるようです。実はGoogleの検索結果の表示はこんな経緯を辿ってきました。こちらを参考にさせていただきました。
米Google、「検索結果の多様性」の仕様変更を発表、同ドメインの表示件数は減少へ
◆時代で変わってきたGoogleの検索結果の歴史◆
1 同じドメインでも何個でも出るようになってた
→同じドメインの別のページが上位を占めるようになってしまった
例。たとえば「iPhoneケース」と検索するとページ数の多い楽天の検索結果が上から下までずらりと並ぶようになった。楽天の商品はみんな「http://item.rakuten.co.jp/ショップ名/商品ID だから」
2 上位2個しかでないようになった。
→サブドメインを多用して逃げようとするスパマー多発 ×××.abc.com みたいにドメインは一緒でもサブドメイン化して別のドメインに見せる
3 ページ送りされるごとに同一ドメインの表示が減る代わりに最大4つまで出るようにした
→いいコンテンツでも出ないことがある。
4 1ページ目は多様化していろいろなドメインのサイトを出すが2ページ目は制限しない
実際いま「iPhoneケース」で検索すると
こんな感じで楽天が作ったジャンルページが表示されて、実際の店舗が出てくるのはrakuten.co.jpドメインでは3番目でありました。楽天たら、各ショップが単独で検索されないように、つまり楽天に依存するようにいろいろ手を尽くしてると見たんだが、どうでしょうか・・この読みは・・・
↑イマココ
そして今回は、
5 同じページからの結果はページを追うごとにでにくくなって最大4ページまで
※4に少し戻る感じ?
ということになります。楽天ショップは真冬から春が来て初夏になったと思ったらまた寒の戻りです。
さてそれではシモジモはどのような影響を受けるのでしょうか。Google様のことですからまた今後もどのような変更をされるか不明ですが、
いままで「アメブロやFC2で仕事のブログを書くのはちょっとアホ」とか書いてきましたが、同じドメインに強力なライバルがいると、同じテーマでブログを書いても検索にヒットしづらくなる、ということが考えられます。無料サービスの終焉と言いますか、自分でオリジナルのドメインを取得してそれで書くようにした方が良いですね。
楽天とかのショップも、ライバルに強いショップがいると、検索結果に出るのが相当に難しくなります。まあこのあたりは楽天のショップの大半はあまり考えていないように見えるので関係無いかも。だって他店と全く同じ商品コピーとか平気で使ってる店舗多すぎ。メーカーサイトからコピペして商品説明を作る段階で検索結果は気にしてないんだと思います。気にしていたらこんなことしない。
えっと、このクソ古いネタの本ですが、書き直して電子書籍版でだすことをさっき決めました。謹んでご報告いたします。2ヶ月後をめどくらいで頑張ります