大人気のテレビ「半沢直樹」の原作本読みました。
オレたち花のバブル組 (文春文庫) [文庫]
池井戸 潤 (著)
5つ星のうち 4.5
価格: ¥ 690
こちらKindle版ですが、わたしはBookLive版でゲット。
テレビのほうは、実は最後のほうだけ見ました。無表情の壇蜜が巧いのか下手なのかは置いておいて、巧い役者が揃っていて凄い。いわば勧善懲悪なので水戸黄門と同じ訳だが、水戸黄門は印籠というバックボーンがあるのを隠しているので立場がまるで違う。
虐げられてボロボロにされていたけど仲間の協力で逆転勝利という点ではどっちかというとパシフィックリム!!
パシフィック・リム (角川文庫) [文庫]
アレックス・アーバイン (著), 富永 和子 (翻訳)
価格: ¥ 940
映画見る前に原作読んでしまった。。。まあ「宇宙戦争」中学の時に原作読んでいたけど映画は別物であったのでいいです。
それはさておき、ネット上でも半沢直樹に対する評価が大きく割れているように思える。「なにが面白いのかわからない」「なんであんな銀行に勤めてるんだよ、自分で起業しろ」VS「サラリーマンの気持ちを代弁していてすかっとする」という感じでしょうか。ぶっちゃけ自分はドラマとしては面白いけど、ストーリーとしては前者でございました。
しかし先日、某超大手代理店に勤務していた経験のある知人と話していたら「あなたはそういう会社に勤めた経験が無いから全くわからないだけ」と指摘されてしまいました。なるほど。
新卒ではいったリクルートは、いまでこそ大企業であるが当時はまだたいしたことはなく、社員数も500人とかそんな感じ。風土的には今も大差ないと思うが、「他人を蹴落として出世したい」「××さんの引きで上げてもらった」なんていう感覚は皆無でございました。当然、上司や役員にも役職を付けて呼ばずに「さん」付け。江副さんとは一緒にスキーをしたが、みんな江副さんっていってました。あんな江戸時代の武士の世界みたいな上下関係や派閥なんて薬にしたくてもなかった。
いまでも、メーカーや金融、マスコミとかは半沢直樹の世界が普通にあるんだろう。だからウケた。見てて泣いた人もいるそうな。TBSがヒットを予測できなかったという報道も、TBSの上の人たちは半沢直樹の銀行の頭取とか役員みたいなものだから、「こんな部下がいたら困るわ」「こんなん全く面白くない。ヒットするわけない」って感じたんじゃないかねえと邪推したりしてみました。
逆に半沢直樹になりたくない、あんな世界はまっぴらだという方達は、IT系やベンチャーに行けばいい。銀行とかメーカーはやめて、とにかく新しい会社、実力本位の企業にいけばいい。GoogleとかFacebookの人たちにあの番組見せてみたい。みんなポカーン(?_?)エ?・・・なんだろうなぁ~