先日見つけた面白いブログ。
市販の画像を使うときはライセンスだけではなく、その先まで気をつけて!
よく見かけるリクルートのじゃらんの広告バナー。
「1泊5000円以下」という広告バナーに使われている部屋の写真が実はレンタルフォト。そしてその部屋で検索して見ると実は1泊最低15000円からの阿蘇の超高級旅館だったという話です。
やっちゃったな、という気もしますが、実はこの写真で検索するともっといろいろ出てくる。たとえば・・・
静岡県専門の工務店の作品例に入ってる
奈良県の工務店の紹介にあたかも自社の代表作風に入ってる
じゃらんのは単にチェック不足だっただけですが、これはあかんでしょ。企業側は写真が自社の実績では無いとわかって表示しているからだ。ユーザーに誤った認識を植え付けてるわけで、偽装と変わらない。意識的な嘘はいかんでしょ。いままでもこのエントリーとかで
一人のモデルさんが同業他社の広告にやたらめったら出まくっておられます
レンタルフォトの気軽な使用があとあと大変なことになってることを取り上げましたが、この中でも美容室がレンタルフォトのモデル写真を使って「施術例」としているのを見つけました。
こういう発覚は従来はあり得ませんでした。田舎の美容室だってモデル写真を壁にベタベタ表示しているところはたくさんあるが、あくまでも「ヘアースタイリングの一例」であって、自分ちでやったという事じゃ無かったと思います。しかし「施術例」と書いた瞬間にアウト。
こうした企業炎上系(といってもたいしたことはないが)は、従来はほぼ表に出なかったが、ネットやスマホの普及ですぐに周知されてしまう。たとえば
も、
と、ソーシャルにすぐ投稿されてしまう。確かに上の写真ではご飯が見えないが、現物では天ぷらの下のご飯が露出・・。エビも小さめ。Kさん細けぇ!! www
遡ると3年前には「腐ったおせち事件」がございました。なつかすぃ・・
グルーポンが「バードカフェ 謹製おせち」問題でお詫び、一体何が問題だったのか
この一撃でグルーポンもバードカフェも吹き飛んでしまい、どこにいったのか話題にものぼりません。ネットが無い時代ならこうした「見本写真」は検証のしようもなく、普通に見本と実物が違うのはあったと思うんですが、いまやファミレスのメニューでも現物と差があれば速攻でソーシャルで回ってしまいます。よって見本写真については単にその場しのぎのいい感じのものを使用せず、実物に近いものにした方がかえってブランドイメージを損なわないで済むと思います。
制作会社のみなさんも、気軽にレンタルフォトを使用する時代はそろそろ終わったと思った方が良いです。「※写真はイメージです」と書いて逃れられるなんて考えも甘いです。写真はイメージですって書いてる会社サイトなんて誰も信用しませんからね。お見合い写真と同じく、あまりに「盛った」写真も避けた方がよろしいと思います。