週末だというのに仕事してます。ストレス満載です。うう・・・泣
さて、自分は有料メルマガを配信してます。ちょうど2年かかりました。月間315円ということもあり、ランキング15位にいますがそこからは張り付いたように上がれません。購読者数でいうとホリエモンの1/10程度で、絶対食えないレベル。よく「有料メルマガでご飯が食べられますか」という質問が来ますが、これだけでは絶対無理。
というのはメルマガを登録してもらうには誘導する手段が必要で、有名であったり本が売れていたり、アクセスのあるブログを運営していたりというのがいる。有料メルマガで食えていける人は日本で10人いないのではないかと思います。それだけ人に定期的にお金を払ってもらうのは難しいのです。
メルマガの栄枯盛衰について
ネットの黎明期にはメルマガは非常に有効なリーチの手法だったですよね。ところがいま、Amazonから定期的なメルマガって来ますか? Appleストアから来てますか? もちろん節目節目には届きますが、毎週必ずとかは来ませんよね。去年の記事ですが
という衝撃的な内容が日経ビジネスに出てました。「メルマガ マーケティング」で検索すると、今でも1位なのでどんだけ評価高いのよ。
ただし、企業から送られてくる多くのメルマガは、実は“即ゴミ箱行き”の運命をたどっている。多くの企業はお客様に、あらゆる商品を羅列した宣伝臭いゴミみたいなメルマガを一斉配信して、お客様に無視され続けている。
この記事の大筋は、「全員に画一的な内容のメルマガを定期的に送るのは止めて、1人1人にフォローメールを送れ」と言っているわけだが、めんどい。実際にこれができるところって大手のサプリ屋さんとか化粧品メーカーみたいなアウトバウンドの担当が何十人もいるところしか無理じゃないか。
ショップのメルマガをゴミマーケティングにしたのは楽天さんの影響がけっこうあるのは誰しも認めるところではあるが、ずーーっと昔に楽天の中の上の人と話したときに「メールがいっぱい来て止めてしまうような人はそもそもロイヤルカスタマーでは無いのでそれでいいのだ」という事を聞いた。確かにそれも一理ある。
昔懐かしいワントゥワンマーケティングの時に「80%の売り上げは20%の客によって創られる」というのが合い言葉であったが、要は20%のロイヤルカスタマーはメルマガを目を皿のようにして読むから、残りの80%の人はウザくて止めるのであればそれでいいというわけ。しかし一般的には大手の通販サイトのメルマガなどは開封率は0.1%とかそんなもの。たとえ1万人に送っても10人しか開封していない。そんなものを惰性で作って送り続ける意味が果たしてあるのか
開封率の高いメルマガ、低いメルマガ
メルマガもテキストメールとhtmlメールがある。HTMLメールは画像をサーバから引っ張るので開封率がわかる。上で紹介した記事ではメルマガは「最低のゴミマーケティングだ」ということですが、実際には開封率が50%のメルマガも存在します。たとえばわたしのコンサルしているゴルフのマーク金井さんのショップのメルマガもそうです。基本的に趣味性の高いジャンルのメルマガは開封率が高めだが、ここの開封率は突出している。
開封率の高いメルマガのポイントにはいくつかあるのだが・・・
1 HTMLメールで出す
テキストメールとHTMLメールでは開封率が雲泥の差。月数千円程度の配信システムでも、いまやHTMLメールが出せる。いまはスマホで読む人も多いから、それを考慮してHTMLでデザインして配信する。配信したあとはかならず解析データを見て、どこが注目されたかをレポーティング。次につなげる。配信サービスを使わないで1台のサーバから出すと、不達が重なるとプロバイダ全体から配信を拒否される。とくに携帯のキャリア系は速攻拒否なので、IPアドレスを1本ずつ変えて配信する専用の有料配信サービスを使いましょう。まぐまぐ!も早くアメリカの配信サービスみたいにHTMLメールを出せるようにしないとどんどん読者がいなくなっちゃうよ。
2 入荷情報とかの一方的なお知らせにしない
企業のTwitterでもそうだが、一方的にこちらが知らせたいものばかりを呟いているとフォロワー数は増えない。メルマガでも同じで、「お知らせメール」に徹していると客は読まない。「客が読みたい物」を巻頭に持ってくると開封率を上げることができる。マーク金井さんのメルマガの巻頭は「先週の人気記事」。これで客は「見逃した情報はないかな」ということで読んでくれるのだ。これはWEBも同じです。
ネットショップが基盤ではなく、実店舗が基盤であればLINE@のほうが開封率がほぼ100%になるのでお勧めです。実店舗がメインの方は、もうメルマガから足場をこちらにしたほうが確実だと思います。スマホ時代のこれからは相当にオススメ