その昔、「ノースショア」という映画がございました。いまでも夏の深夜に放送されたりします。
内容は「こんなのあり得ん!!」というレベルのリアリティの無さのラブコメで、海無し州のアリゾナのウェイブプールでサーフィンチャンピオンになった主人公が、大会で優勝してチケットもらってハワイに行くわけです。でもってレジェンドの家に住み込んでいちからトレーニング受けてなんとパイプラインマスターズに出場!!!ヒロインがアグネス・ラムみたいで可愛いのと、最後にライバルに妨害されて優勝はできないのだが 言い残す言葉がカッコイイ。1989年の作品。
で、世界にはウェーブプールがけっこうあります。
ドバイ・・・ダラダラでかなりいけてません
南アフリカ
ディズニータイフーンラグーン ここは凄い
今はなき、宮崎のオーシャンドーム
日本は横浜とか東武動物公園にもあったけどみんな終了・・・。まあこれは上のプールも同様だが、ウェイブプールはたくさん水をくみ上げてドカンと落とす構造なので、電気代が恐ろしくかかる。さらにはプール全体をそれ用に設計しないとならないため、初期コストが半端ないわけです。しかしサーフィンは一度に何百人もできないので1人あたりの単価が恐ろしく高くなる。よって上記のプールでもいつでもサーフィンできるわけじゃなくて撮影の時だけみたいですよ。
実際、自分も仲間と東武動物公園のウェイブプールを貸し切ったことがありますが、1時間30万円くらいしたような記憶があります。そのわりにかなりしょぼかった。
で、日本ではプールは夏しか営業できないし、維持コストが半端ない。豊島園では冬は釣り堀になってます。バブルのあと、横須賀の造船ドックをサーフィン専用のウェイブプールにする企画もありましたが消えました。
でもってサーフィンは若者のスポーツと思われてますが、スキーやスノーボードと同じく現在は完全におっさんのものとなってます。大会の出場枠も35歳以上があまりに多いので細かく細分化されて、メインは40代じゃ無いでしょうか。とくに首都圏近くの海はおっさんのたまり場です。逆に湘南なんて外車だらけで比較的お金のある人たちがかなりいるように思います。70〜80年代にはヒッピーみたいな貧乏な若者がサーファーだったわけですが、いまじゃ彼らは50代以上ですからね。
で・・・・これを紹介しているブログを見つけたけど紹介しようと思ったけどサーバ落ちてるのでできない・・しかたないので本サイトに行ってきました
http://www.wavegarden.com/
見ますと・・・
Approximate facility investment (including generator and civil work of the lagoon): starts from €3 million for simple civil works and the small wave generator (similar to the current system in Northern Spain). Depending on the wave generator and the difficulty of the terrain investment can vary.
300万ユーロ = 4億2000万円!!! プール作るよりよほど安いわ
ちなみに
こんな感じの機械
動画見たらわかるけど、カエルがゲコゲコ鳴いてる池。ここでかなりのコンパクトだけどいい波たっております。1日1万円ならけっこうな人が来るんではないかと思います。地方の町おこし、冬期の閑古鳥が鳴いているプールなどでご活用頂けるのでは無いかと思います。4億が高い??!! キャイーンの天野君は資産10億らしいですぜ・・・