1月にこういう依頼を受けました。
「Lenovoさんから新しく出る8インチタブレットのSIMフリー版を試してもらいたいということなんですが・・」
なんですと!!いままで私がどれくらいiPad mini好きかを書いてるのか知ってるだろう!!と思いつつ、まずは対象のYOGAって言うモデルについて調べてみた。LenovoのタブレットというからWindows8かと思ったらAndroidでやんの・・・。そのときはセルラー版はなくてWiFiだけだったが、見たら直販サイトでEクーポン使って23800円だ・・や・・やす・・!!
SIMフリーのAndroidタブレットといえばNexus7だが、これのセルラーモデルは39800円。対抗する以上、価格は35000円くらいなのかなと思った。
が・・いままでAndroidにはいい思い出が無い。もっさりとした動きとわかりにくいUI。山盛りの不安定要素。もっとも2.3のスマホ2台と4.0の格安中華パット買っただけである。仕事仲間が一昨年買ったSamsungのGalaxy Tab2もけっこういじったが、OSはやはり4.0で、iPad miniと比べてお世辞にも使いやすい感はなかった。で、その持ち主はiPad miniに買い換えると言っておる。
自分はステマは絶対しない。よってペイドパブであろうが書きたいことを書く。これだけのアウェイに乗り込んでくるLenovo YOGA TABLET 8は可哀想すぎるが、発売元のシネックスインフォテックとレノボ・ジャパン株式会社から、提供してもらった現物が送られてきたのが今月20日である。
詳細ページ → 3G SIMフリータブレット「Lenovo YOGA TABLET 8」
価格は・・・・なんと予想を遙かに下回り・・・セルラーの3Gモデルで
29800円!! (O_O)
しかもIIJのMVNOのSIMが同梱されていて、プリペイド分が500MB。このSIMをAmazonで買うと3980円だ・・・。
↓
よって実質価格は29800円-3980円=25820円・・・・・大丈夫か、こんな値段のタブレット・・・
iPadのSIMフリーはAmazonで買うと8万円するんだよ。しかもSIMは別に買わないといけないから、iPad mini1台買う価格で、Lenovo YOGAなら3台半買えちゃう。こんなんでいいのか。ちゃんと使えるのか・・・
届いたヤツは何かに似ていた
開けてみて触って、「何かに似てる・・・」と思ったらわかった。
Appleのマジックトラックパット。www
質感も同じ。アルミニウムでできていて質感高い。とても20000円台には見えない。てか、マジックパットが8500円が高すぎだろうて。
このいままでのタブレットとは違う変な形は
こうやって立てて使うことができるのである。BlueToothのキーボードを接続して使うのも楽だし、仕事の時に机に立てておくとめちゃいいのはあとで実感した。
足を開くとSIMとかマイクロSDを入れるスロットがあります。
とりあえず主要諸元書いとく。自分にとって初のAndroid4.2です
CPU MediaTekMT8389 1.2GHz クアッドコア プロセッサー
サイズ(高さx幅x厚さ) 213x144x(3.0-7.3)mm/パワーボタン部分直径20mm
質量 約404g
OS Android™ 4.2
主記憶(RAM)容量 1GB(LPDDR2)
フラッシュメモリ 16GB
バッテリー(使用時間/充電時間) 約16時間/約6時間(ACアダプター使用時)
ディスプレイ 8.0型ワイドIPSパネル(1280×800ドット)、マルチタッチパネル(静電容量方式・10点)
センサー類 加速度センサー、光センサー、イーコンパス、GPS
Bluetooth Bluetooth 4.0
カメラ (前面:160万画素、背面:500万画素)
SIMスロット あり(MicroSIMカード対応)
通信環境 SIMロックフリー 3G: WCDMA (900/2100 MHz)、GSM/EDGE (900/1800/1900 MHz)
カード・スロット MicroSDカードスロット
インターフェース(ポート) Micro-USBポート、マイクロホン・イヤホン端子
いよいよ使用レポートいくよ
まず、自分は上記のようにAndroidは全く詳しく無い。Mac、iOS使いが初めてAndroid4.2に触れたびっくり加減を味わってください。で、最初にお約束のようにプリインストールされていたKINGSOFTアプリとShimejiを捨てた。www
docomoで買ったGalaxy Tab2には、契約時に「すぐに解約していいですから」ということで大量のアプリがプリインストールされていて1個ずつアンインストールするのが大変だった。どれが課金対象なのかよくわからないんだもん。しかしこちらはほぼ素のママなので管理が楽。とりあえずソーシャル系とGoogleのアプリは入れた。特にiOSにはない純正のAnalyticsアプリや、AdSenseアプリ(iOSはiPhone版のみある)にびっくり(後述)
最初にびっくりしたのは、iOS7のUIと全く同じになってたこと。いままでずっとiOS7がオリジナルだと思っていたがiOS7の発表は2013年の9月。2012年10月に発表されたAndroid4.2にはすでにこんな機能が搭載されていた。
開いているアプリを上にスライドさせて終了させる・・・iOS7も全く同じ
画面下をシュッと上にスライドすると主要操作メニューが出る
iOS7のほうがパクリやん!!!
ぶっちゃけ、かなりAppleに対しての忠誠心が下がりましたよ・・・。iOS7の解説とか書いてたみなさん、「これAndroid4.2のパクリです」って付け加えてくださいよ・・・
重要なものを下に持ってきてセッティング完了!!
1週間使ってみた
ぶっちゃけ、いままでiPad miniとiPhone5Sを持ち歩いていたのを、iPhone5SとYOGAにするのは勇気がいった。最初の日だけはタブレット2枚持ちしたが、1日経過したら逆にYOGAのほうがビジネスには向いていると思い始めた。これ本当・・・。テスト終わっても仕事にはYOGAを持ち歩くと思う。最初に心配したMacとの同期も全く問題なかった。重量がすこし重いように思ったがそもそもアルミなのでケースがいらないし、そもそもこの形状で入れられるケースが無い(専用ケースはあるようだが持ってない)。www よって使用している時の重さは変わらない感じ。バッテリーの持ちは半端ない。驚異的。iPad miniの2倍くらい、Galaxy Tabの3倍くらい持つ印象(個人的な感想です ww)
操作スピード的にはiPad mini Retinaと比較しても全くストレスが無い。ハードについてはよくわからないのだが、サクサクして速い。昔のもっさり感は全く無い。
まず
純正のAnalyticsのアプリである。Google純正のアプリは、明らかにAndroid版のほうが高機能なんである。Gmailからして違う!!自分のようにビジネスでGoogleアカウントを複数チェックしないといけない場合、iOSはいちいちログアウトしてログインし直す。そのたびにパスワードを入力なのだが、Androidでは筐体自体がGoogleアカウントと紐付いているので「単純に切り替え」だけで済む。このストレスの差はでかい。
スリープ状態になると使っていたアプリを自動で停止する機能もある。SIMはMVNOのIIJのdocomoSIMだが、LTEではなくて3G。残念と言えば残念だが、タブレットの場合は画面が大きいので画面遷移がスマホのように頻繁で無い(スマホは表示される内容が少ないのでひっきりなしに画面を切り替える必要があるということ)。よってほとんどストレスは感じない。
ただ、最初に500MB分のプリペイドしかないので、それを使い尽くすとIIJと契約して月間契約になる。
月500MBなら945円だし、2GBなら1596円。SoftBankやAUのiPhoneやiPadは月間が7GBだが、5000円超える。ぶっちゃけ自分のiPad miniは2GBで1596円だが、テザリングさえしなければ外出時に使うだけなら十分足りる。1回打ち合わせのときに久しく使って無かったMacbookAirで3000本くらいのメール読み込んだら一気に使い切りましたが・・・・汗
で、SoftBankのiPhone5sの7GBなんてどうやっても使い切れない。よってiPhoneの電池がたくさんある時はiPhoneの「インターネット共有をオン」にしてつなぐとよろしいです。これならLTEだしね。
長々書いたけど、SIMフリーのiPad miniでMVNOのSImいれてもどれだけ使ったがわからないのだが、YOGAにはこんな画面があります。
1週間の使用で、けっこう持ち歩いたが168MBしか使って無かった。モバイルデータは自分で使った量に応じて警告が来るようにセットできる。たとえば2GBで契約していれば1GBで警告がくるようにすれば、「あっ、もう半分使ったな」とかわかるわけです。これはiOSより非常に便利な機能です。
結論でいうと、この価格でセルラーでこの機能と、維持費の安さ。ステマ成分0でオススメ出来ると思います。というかGoogle様、すげえと思いました。本日の打ち合わせもこれでいきます。