自分で簡単にWeb集客ができる業種、できない業種

2014年3月28日

最近、有料メルマガの質問も多岐にわたってきまして、さらにはスポットでのコンサル案件でも同様の相談があるため、ここで簡単に説明しておいたほうがいいかもしれないと思って書きますね。

ちょい悪系SEO業者とか怪しいセミナーでは、「こうすれば簡単に集客できる」ということを半分煙に巻きながら得々と解説するわけですが、はっきりいっときます。

自分で頑張ってWEB集客できるものと、
そうでないものはある。

です。いくら本気になってやっても、効果が見込めないもの。もしくは効果があっても投資(時間的投資も含めて)に匹敵しないものはどういう場合なのか、以下にまとめてみます。

強すぎるライバルが乱立している

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いわゆる血で血を洗うレッドオーシャンというゾーン。資金的に恵まれた強いライバルが多数存在し、プロの手を借りて運営している場合、多少の投資やがんばりではなかなか上位に上がれず、効果も出しづらい。具体的には化粧品業界とか保険みたいなジャンルで、AdSenseの広告単価も高いので多数のマジ系正当派アフィリエイターさんも参入しています。こういうジャンルで検索上位に上がるためには、かなりの投資と覚悟がいる。また、リクルートや食べログのような圧倒する膨大なページがあるジャンルでは、同様にこれが上に来るので非常に厳しいです。リクルートは特に下記のようなジャンルにとんでもないページ数のWEBサービスをことごとく展開していてヤバイ。

検索エンジンで検索をしない商品やサービス

たとえば、このエントリーにも書きました。

検索からものを買わない時代がやってきている!?

ネットショップの場合で言うなら、
●Amazonや楽天で同様のものがたくさん売られている

→ わざわざ検索エンジンで検索しないでしょ

ほかのサービスでいうと
●安ければなんでもいいという、こだわらない客がメインのターゲットのもの

→ 安けりゃ何でもいいならグルーポンや、ポンパレのようなクーポンサイトにいってしまうし、ごく普通の美容院とかサロンなら検索せずにいきなりホットペッパーに、アパートやマンションを探すなら駅前不動産屋を探すよりsuumoにいってしまう。

みたいに・・・商品やサービスにオリジナリティや卓越したものが無い場合、そもそも客が検索やソーシャルから誘導されて来るということがないので厳しいのです。

極端に地域性が強い場合

この間、半径500メートル以内の客を集めたい、ポスティングが手間だからWEBでどうやってやればいいかという質問がありましたけど、きっぱり「チラシ撒きましょう」と返答しました。こういうケースではどれだけ手間とコストをかけても、WEBでは見合った集客ができません。500メートル圏内の人間の多くが、自分の意思でそのサイトを検索して探すことは無いからです。自分から来てくれないならこちらから行くしか無いわけですよ。WEBの来訪者は自分の意思で訪ねますが(インバウンド)、チラシや営業電話はこちらから押しかけるもの(アウトバウンド)なので。ニーズに合わせて使い分けないとダメ。

そもそもITリテラシーが低いターゲット

すでに書いていることにも重なりますが、こうしたターゲットはスマホやを持っていても「ネット検索」に親和性が無い。ITというのはそもそも通信使って情報を取得する技術なわけで、ITリテラシーが低いということは「情報を取得できる理解力が無い」ということになります。

こうしたターゲット、たとえばマイルドヤンキーとか、ギャル系(死語)、テレビで有名な皆さんのようにそもそも世の中の物事自体をよく知らないみなさんが好むサービスや商材がメインの場合、検索エンジン自体を知らない可能性もあり(笑)、知っていても使い方がわからない。仮にTwitterとかやっていたにせよ、一方的に独り言言ってるだけですので情報収集はしていないわけです。よってこうしたターゲットが多く集まる楽天とかカーセンサーとかに掲載するとか、部数は落としているがファッション雑誌などでアピールしか無いわけですね。

上記に当てはまるケースではWEB集客は無理なのか

そんなことはありません。まずはリクルートのWEBメディアとか楽天にみかじめ料を吸い上げられながら、ほそぼそと農奴ととして暮らしていくのであればいけます。いい方が悪ければ鵜飼いの鵜(同じや www)。ただし自力で頑張っての集客は難しいでしょう。数億円、数十億円の投資ができるなら物量作戦で勝つこともできようが、数百万程度の投資では勝てるわけが無いです。

知力も特技もない人がブラック企業で単純労働にこき使われるのと同様、特徴もオリジナリティもないビジネスモデルは、WEBの重要性が上がるにつれ、こうした巨大企業にこき使われ、巨大企業のために働くことになります。

いつまでも農奴じゃいやだ。なんとかしたいというなら、余力のあるうちに業態を変えるなり、オリジナルの商品を開発するなり、他社に先駆けたサービスを開発するしかない。軽の中古車を売ってる車屋さんなら、外車とか稀少車の在庫を持つとか、専門店化しないといけない。病院や美容院なら独自の卓越した技術や得意分野のサービスだ。こうした「他に無い」サービスはソーシャルでも話題になりやすい。

ショップも同じ。「検索して探して買いに来る」「ソーシャルで話題になりやすい」商材やサービスを自社開発する。マニアや物事にこだわる人は、徹底的に検索して探してくれるし質にこだわる。ただしこうした開発には投資リスクが伴うわけで、リスクを採らないと勝利も無い。戦う企業しか勝てないわけですね。人間も同じで、企業に搾取されたくなければ(このいい方、古っ!!)勉強するなり、自分を磨くなりして価値を高めないといけない。ちなみにわたしの仕事はこのお手伝いです(営業)。

なんか久々にいいこと言った気がするよ。

さあ、おたちあい。Lenovo YogaタブレットでAndroidのタブレットの使いやすさに開眼した私は、ついにAndroidのタブレットの最高機種とも言える、こいつ、Sony XPERIA Z Ultra C6833 LTE版 (White ホワイト 白)SIMフリーを買っちまったぜ。明日届く。来週にはテストレポートをお届けできるはずでございます。待ち切れんワ

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