せんべいやはなぜ潰れないか? われせんマーケティングを検分する!!

2014年3月30日

本日は大嵐で外出もできないので昼寝してましたが、昨日からどうものど仏に刺さっていたことがあるのでまとめてみましたよ。

自分は知る人ぞ知る、知らない人は誰も知らないという自は認めるけど他は認めてない煎餅好きである。特にぬれせんは異常に好きで、銚子電鉄が電車の修理もできないため社員全員で煎餅焼いてお金を稼いでいるストーリーには、「煎餅命」の1人として異常に燃えた。潮来の道の駅ではワゴン販売(たぶん売り子は社員の方)しているので必ず買う。失敗作を販売しているので安くて大袋が買える。

IMG_7340

しかし銚子鉄道のWEB見て脱力しました・・・・凄い、凄すぎる・・貧乏なのにもほどがある。地元で誰か手伝ってあげなさいよ・・・いまどきフレームでしかもMacで読むと行間が重なって読めない・・・涙
http://www.choshi-dentetsu.jp/top/top.html

知らない人はこれ読んで

「電車運行維持のためにぬれ煎餅を買ってください!!電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」
銚子電鉄のホームページにこんな一文が現れたのは、2006年11月15日のこと。経営難に陥った鉄道会社が、名物「ぬれせんべい」の購入を呼びかけたのです。すると、どこからともなく購入者が集まりわずか2週間足らずで、1万件の注文が!
「副業」で販売する煎餅の収益でピンチを乗り切った鉄道会社。それを支えたものは何でしょうか。
インターネットは「炎上」だけでなく、人々が手を差し伸べ、行動するきっかけになる。そして人々をつなぎ、問題を解決することもできる。銚子電鉄に勤める筆者が、1年にも及ぶ「ぬれせんべい騒動」の舞台裏と、まちづくりによる地方鉄道の復活について語ります。

とまあ、ここまではえー話でした。

最近よく見かけるわれせん、しかし・・・

さて、煎餅好きなら形よりも味。よって「われせん」を買ったことは必ずあると思う。正円じゃないと美味しくないという人は私に言わせれば邪道&外道。で、昨日海の帰りにスーパー銭湯に寄りましたら、ワゴンにわれせんの袋が積み上げてあった。袋には「頑固親父もたまには失敗」みたいなのがイラスト入りで書いてある。観光地でよく見かける頑固親父系 www 頑固親父なら失敗作は「てめー、こんなものが客に出せるかってんだ」といいながら自分の主食にしてもらいたい。疑い深い自分の脳裏に閃いたのは・・

煎餅ってこんなに成功率低いのか??

ということであった。職人が焼いてるわけで、家内制手工業なわけだからいかに精度を高めるかということがコスト管理には大切なわけ。しかしワゴンに山積みの「われせん」はあるが正規品が無い。手工業とはいえ工業なわけで10%も不良品出したら商売にならない。で最初に思ったのは「われせん」として最初から作ってるんじゃないの? という

<<<<<疑惑>>>>>

であった。
煎餅好きの1人として疑惑は放っておけない。よっていろいろ調べてみた。

考えるにわれせんには3種類ある

まず、自分が一番好きな「われせん」は、狙って作ったヤツなのである。わざと割って醤油につけてまた焼く。割れた口に醤油が染みこんで味が濃くなる。これは別に安いわけでは無くてこういう作り方のもの。写真で見るとこういう感じ

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美味そうや・・・
で、次にあるのが本当にはじいたヤツ。楽天にはあるだろうと思っていろいろ見たら説明があった。

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これはわかりやすい。しかし形が少し歪んでいたり、3つ以上はしっこに傷があるとダメっていうのは、本当はどうなのよと思った。お遣いものにするなにともかく、煎餅っていうのは真っ平らより少し反っていたりしたほうが自分は美味そうに見える。鮎だって塩焼きにするときは踊り串打って波打たせるでは無いか。火で焼いているのだから、少し波打っていた方が、「いかにも焼きたて」という感じがするんだがどうなんでしょう。

こうした厳しい形の基準でわれせんをはじいて、それは安く売る代わりにメインを高くするより、顧客が求めていない(と思う)かたちの全体の基準を下げて全体の価格を下げた方がいいんではないかと考える。だって自分はそんなに金がない方では無いと思うが、それでも並べて売っていたらわれせんしか買わないもん。いやなんなら、曲がりまくった活きのいい煎餅ばかりのほうが美味そうに見えるくらいだ。

3番目は、「実は最初からわれせんとしてお得感を出すためにそうやって雑に作っているもの」、で。これはあかんやつやと思う。仮にそうして作ったとしても、値段を安くしているならいい。アウトレットなどのブランド品でも、アウトレット用に作っている価格の安いラインがあるわけだが、それはそれで正しい商売だとは思います。

観光地の物産店など価格は全く安くないのに「われせん」として販売しているのがあるように見える。これはあかんでしょ。昨日のなんてまさにそれっぽい匂いがプンプンした。仮に本当にはじいたわれせんだったとしたら、あんな専用のパッケージ作って印刷したら嘘くさくて逆効果じゃないか。

さて、先日「さおだけやはどうして潰れないのか」というエントリーを書きました。実は先週仕事をしてましたら

「さおや、さおだけ〜。1本1000円。10年前の価格です」

っていうのが聞こえて参りました。例の、呼び止めると価格はもっと半端なく高くて「1本1000円と言ってたじゃ無いか」というと「だからあれは10年前の価格だと言ってるだろ」と開き直るヤ●ザのアレです。キタキターーーッと警察に電話しようとした瞬間、クライアントから電話がかかってきて終わった時にはどこかに行ってしまってました。命拾いしたな、さおだけ屋!!

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