GW中だからたいしてアクセスもないだろうと昨日書いた、どっちかというと小声でいいたいエントリーがバズってしまい、今朝から久々にGunosyの主砲を浴びています。以前と比較して主砲の口径がワンサイズ小さくなった感はある・・・。イメージ的にはこんくらいの主砲。
ちなみにバズっても連休中なので携帯からがほとんどでRPMはめちゃくちゃ悪いです。
さて、わたしの周囲には起業したばかりとか、オフィスは単独で借りると高いからシェアオフィスという方がけっこういる。かなり安いしWifiなどの設備もあるしで普及してます。名刺にオフィスの住所とか電話も入れられるし、秘書サービスもあったりするし、会議室も借りられたりするサービスがあると、実際には普通のオフィスと変わらないわけです。
んが・・・・っ!
先日こういうエントリーがバズってました。
「それがAmazonですから」~Amazonに殺されそうな私の記録~
要は、Amazonのマーケットプレイスで販売をしていたが、ある日突然アカウントを停止されたが思い当たる節がない。理由を聞いても教えてくれない。仕方ないので隣にいた親戚の人に別アカウントを申請してもらったが途中で止まって登録できない。これはどうもレンタルオフィスの同居人で悪いことしたヤツがいて、同じIPアドレスを使うこと自体で同じ輩と判定されたという内容なのだが、詳細がよくわからない。同じレンタルオフィスで営業していた人たちも次々とAmazonのアカウントが停止されたそうな・・。
申請住所を同じ住所にしたのなら住所で判定してるということになるし(逆に親戚の人の住所で申し込んだなら特定商取引法違反だ!)、IPアドレスで制限されてるならその場でテザリングで登録し直してみればいいじゃん。ということで、まあ仮に住所なりIPアドレスなりで制限されたとしよう。
ソーシャルでの反応見ると「ひどい」「Amazonこえー」というのが大半なのだが、それおかしい。
消費者保護の立場からしてAmazonが正しい
Amazonがおかしいという人は、出店側の立場でしか見てない。消費者の立場で見てくださいよ。AmazonにせよYahoo!にせよ、出店するのにいちいち担当者が事務所まで来るわけもない。ちょっと前までAmazonのマーケットプレイスにも怪しい業者がたくさん出品していて、格安モンクレールを買ったら中身がゴミが詰まっていたとか中国系の方の悪行はけっこう目にした。かくいう自分も「カリフォルニアから発送」と書いてあるのに中国から送られてきてAmazonに報告をいれるところだ。
こういう業者が発覚したら、当然IDは停止するだろうがこういう悪人は、消されても消されても登録してくる。Facebookの詐欺ブランド広告も同じで、消されようが凍結されようが登録してくる。金になるならそれくらいではへこたれない。Amazon側で、こうした輩と↑のブログ主の区別が付くのか。付くわけない。だったら一括で制御したほうが確実なのである。当たり前だ。
仮に「自分は同じ住所で同じIPだけど悪いことしたヤツとは別だ」で再登録が通るなら、こうした悪人のみなさんも同じ事を言ってくる。収拾が付かない。「悪いことしたやつを突き止めた。自分は違う」と言ったところでそれが本当か嘘かはAmazonにはわからない。自分としてはこのブログを読んで「Amazonやるな!」と思ったくらいだ。今Amazonを見たら、偽ブランドっぽいのはまだあったが以前と比較してほとんど消えていた。www 同じ事をFacebookとか楽天でもやればいいのに。
レンタルオフィスの危険性を考えてみる
以上は通販をレンタルオフィスでやる場合のリスクであるが、同様にメールも同じ事があるでしょう。仮に同じオフィスに馬鹿情報商材屋がいて、配信ソフトを使ってスパムメールを一斉配信したとすると、接続IPがブラックリストに載る可能性が高い。携帯キャリアなどは不達のメールが同じIPから連続して送られるとシャットダウンするそうなので、急に自分のメールが届かなくなったりする場合も出てくる。
同じオフィス内で誰かのPCが乗っ取られてDDos攻撃に使われたときも、相手はIPアドレスを特定して遮断してくる。そうすると同じIPではそのサービスにはつながらなくなってしまう。
メールだけではない。誹謗中傷などが同じIPから行われ、裁判所がプロバイダに開示命令を出したら「そのオフィスから不法行為が行われた」と特定されてしまう。まかり間違って自分に疑いがかからないとは言えないのである。
つまりレンタルオフィスは安いし便利だが、同居している人たちの信頼性を担保しているわけではない。一人がなにかやらかしたときには連座制で一斉にやられる可能性もあるということ。まあリアルのマンションでも殺人事件があれば全体の価値が下がるのと同じなんだが、それよりずっと確率が高そう。気をつけても仕方ない。これは確率の問題に過ぎない。
まさに悪貨は良貨を駆逐する、または腐ったみかん!!
レンタルオフィス側できちんと身元の調査とかをするのがベストだが、月数万円の賃料ではそんなコストはでないはず。賃貸規約の条項に「他社に迷惑をかけた場合の無制限補償」を入れ込めば少しは防げるかもしれないが、こんな事やるヤツは普通に夜逃げするしね。
なにごとにも安いサービスにはそれなりのリスクがあるということを考えて使うしかないと思う次第です。ネットがおかしくなったら自分のiPhone5,5sでテザリングオプション申し込んで使えば月7GBまではいけるけど、写真や動画をガシガシ上げまくったりすると半月ももたない。早く頑張って単独オフィス借りよう。そしていつかは自社ビルだ。
発売日から売れ行き落ちましたが、いまだコンビュータ・IT(なのか?)ではランキング1位でございます。GW中にぜひ。