わたくし、まぐまぐ!とBLOGOSで1ヶ月324円、毎週水曜日に半日かけてしこしこ書いております。しかしここ1年は購読者数がぴったりと止まり13位あたり、津田大介さんの下に定着しております。要するに他の皆さんも部数はほとんど変わっていないと思うのです。メール文化はあと10年くらいかもしれません(悲)。それにしても価格付け失敗です。みなさん648〜864円で辛坊治郎さんと私だけが324円です。
まぐまぐ!のはこれだよ。購読タノム。初月は無料だ!
http://www.mag2.com/m/0001522550.html
わたしのメルマガは質問をいただき、その中からみなさんが興味を持ちそうなのを選抜して回答するというものです。連休が続いた9月。質問が枯渇気味でいま質問もらえるとうまく行くと来週回答ですぜ、みなさん。で、昨日回答した中に「自分は地方に住んでいて友人が少ない。アーリーマジョリティ以上の友人が欲しい」というのがありました。メルマガではざっくり書きましたが、本日のブログにて懇切丁寧に回答させて頂きます。
なぜアーリーマジョリティ以上の友人が欲しいのか
アーリーマジョリティ以上というと、アーリーアダプター、イノベーターということになる。この理論は20年以上も前のネットが普及する前のものなので、いまではさらに階層間のキャズム(谷)が深くなり、二分化が進んでいる。
ネットからマジョリティへの認知にはキャズム(溝)が深すぎるという講義
ネットの普及により、個人ごとの知識や情報の保有量の差は縮まったと言う人がいるが、真逆だと思う。まずはここから。
ネットが普及したことにより、情報収集に能動的なタイプは一昔前ならテレビで評論家がくっちゃべるくらいの知識はすぐに自分のものにしてしまう反面、情報収集に興味が無い大多数のレイトマジョリティ以下のクラスタでは、新聞も家庭や職場から消えているし(アーリーマジョリティである上司や父親がネットに移行した)、受動的メディアの典型のテレビではステマやウソ情報、お笑い番組ばかり流すということで、以前よりどんどん格差が広がっていると思う。
昔のアーリーマジョリティ以上とレイト以下の情報所有量の比率が10:1だったとすると今は100:5くらいになっているのです。「レイト以下の情報量が昔より5倍になった、ネットって凄い」というのは短絡的で、差は逆に9 → 95に開いていると考えれば良い。
レイト以下の人たちにもスマホは普及しているが、そもそも情報収集に興味が無い。LINEで家族や知り合いとのやりとりをしたり、ソシャゲしたり、まとめサイト(しかもかなり意図的に編集されているもの多数)や馬鹿バイラルを見たりする程度。あれだけTVコマーシャルを流しまくったGunosyでやっと500万ダウンロード。うち多くはダウンロードしただけで使って無いだろうから(掲載された時のアクセス数がダウンロード数増加に比べてたいして伸びていないよ!)、わたくしの「アーリーマジョリティ以上はせいぜい150〜200万人」ということを裏付けてるのではないかと思う。世界で配信開始しているとはいえ、「魔法使いと黒猫のウィズ」は3000万、「モンスト」は1400万です。
アーリーマジョリティとレイトマジョリティの特徴を簡単にまとめると
アーリーマジョリティ | レイトマジョリティ | |
人数推測 | 最大200万人(たった2%) | 残り全部の98% |
使用スマホ | いろいろ試す | iPhone一択 |
情報 | 自分で取りに行く | 流れてきたら見る |
金 | 自分で稼ぐべき と考える |
働いた分をもらう と考える |
好きなアプリ | NewsPicks | モンスト |
欲望 | 強め | あまりない |
個性 | かなり強め | ほかと違うのは嫌 |
本 | かなり読む | マンガ以外読まない |
好きなWEBサービス | analytics www | まとめとバイラル |
理想の就職先 | これから伸びるベンチャー | 有名で安定した大企業か公務員 |
将来の夢 | 起業して上場 | 考えたことがない |
みたいな感じでは無いかと思います。
将来に夢を持つ人間であれば、地元の呑み相手にはレイトマジョリティの友人でも気楽でいいが、仕事の相談をしたりするには向いていない。広く物事を知らない。以前「田舎で新しいビジネスを立ち上げる」的なことを書いたら、田舎ではそういうことをしようとすると周囲から徹底的に邪魔をされて足を引っ張られると言われました。なるほどねという感じです。
でも、本当にアーリーマジョリティ以上の友人が欲しいのなら
ソーシャルをきちんと使え
この一択しかありません。リアルな会合に出てもアーリー以上はほとんどいないし、セミナーにいって名刺交換はしてくれても友人にはなれません。理由は簡単でむこうにメリットがないからです。
ソーシャルでの友達の正しい作り方
んで、アーリーマジョリティ以上(できればインフルエンサークラス)の友人がほしいといっても、一番やってはいけない方法。それは
★Facebookで見つけた面識のない人にいきなり友人申請
ですね。間違いない。わたくし程度の小物でさえ、Facebookの友人申請には未許可分が500人以上溜まっています。ヘッタ画像にはこのようにきちんと「タイトル画像にあるとおり面識のない人とは友人になりません」と書いております。まあ実際には面識があっても疎遠な人とか、印象が良くない人は承認しないんですが・・
ヘッタ画像のPCでもスマホでも確認できる位置にこうやって但し書きいれて、自己紹介にも入れてます。それでも来ます。バリバリ来ます。だいたいにしてバズったときにきます。詳細も見ないでいきなり申請してくる。いきなりブロックする人もいるでしょう。それより「リテラシー低っ!!」と見なされてしまう。自分の価値を下げる行為です。
◆アウトバウンド型友人獲得術◆
友人になりたい人がフィード公開しているなら、フィードを購読した後、コメントを付けていく。それも相手にとって「おっ?!」とか思わせるものじゃ無いとダメ。「そうですね」とか「そのとおりですね」みたいな相づち系じゃ意味が無い。相手に響かないとだめなわけです。相手に響いていれば、相手の記憶に残ります。そうすればセミナー講演会などに出かけていけば「いつもやりとりさせて頂いている××です」ということで友人になるチャンスが生まれるわけですね。この手はTwitterやGoogle+でも使えるはず。mixiのときはオフ会とかよくありましたけど、現在ではFacebookのオフ会にいっても「インフルエンサーもアーリーマジョリティもいない、そういう人と友達になりたい人ばかり」という確率が高いです。情報商材屋とか自己啓発セミナー屋やマルチ屋もたくさんいますので心が汚れる場合もあります。www
◆インバウンド型友人獲得術◆
アウトバウンドは自分が友人になりたい人を探し、自分でアプローチして行くわけですが、なかなか敷居が高い。あっさり断られたらがっくりするかもしれない。まあそれくらいでがっくりするなら最初から止めとけよになるわけです。
なので今度は「アーリーマジョリティから友人になって」と言われる方法の解説です。
アーリーマジョリティの一番の好物はなにか。それは上の表にもあるように「情報」です。であれば、そうした対象が「教えてもらって良かった」と思うような情報をソーシャルに投稿して行けば良い。GunosyからNewsPicksまでニュースアプリは誰よりも先にチェックし、ピックアップした記事に自分のこじゃれたコメントを付けて投稿して行く。ハフポストから日経までWEBサービスも素早くチェック。ここからピックアップした記事をTwitterなりFacebookなりにコメント付けて投稿して行く。Facebookではラーメンとか犬はやめて、全公開にしてフィードも公開する。だいたいインフルエンサーで全公開にしてなければインフルエンスにもならないから、全公開したくないものはとっとと削除して「自分が投稿したい物」は一切投稿せず「アーリーマジョリティ以上が見て得した」と思うものを投稿して行くのです。
これをずっと続けますと、あら不思議・・・。だんだんフィード購読者が増えてきます。アーリーマジョリティくらいの人からの友人申請もくるようになります。なぜなら相手にとってあなたは「情報ソースとして必要」な存在だからです。しかしなによりびっくりするのは・・・1年これを続けることが出来れば・・・
あなたもアーリーマジョリティくらいにはなってます
類は類を持って集まると昔から申しまして、アーリーマジョリティ以上の友人が欲しければ、自分がアーリーマジョリティになればいいのです。なんだ、簡単だ。と思ったあなた。本日からばしっといっちゃってくださいよ!!
Amazonのタイムセール予定商品でこれ見つけた。いくらになるか待ってる。