何度も書きましたが、価格設定に失敗した不毛なメルマガをやっております。
総合ランキングで上杉隆を上回っているのだけが誇りです。www
当初、「別にお金になんなくても読者が集まらなければ止めればいいや」と軽い気持ちで始めましたが、ホリエモンみたいにきちんとビジネスになるほどの読者数ではなく、ここ1年ほとんど増えたり減ったりのレベルで固定化されている割に、止めるに止められない中途半端な読者数。水曜日の2/3はこれで使ってしまうのに、1ヶ月324円(税込)という最低価格帯にしたために自分の普通の仕事の時間単価に遠く及ばない利益(笑)。しかしまあ、メール文化が衰退しているのを肌で感じたり、面白げな質問も来るのでまあいいかと・・
まぐまぐ!版
http://www.mag2.com/m/0001522550.html
BLOGOS(LINE)版
http://magazine.livedoor.com/magazine/69
わたしのメルマガは読者から質問を頂き、その質問に対して回答するかたちです。初月無料です。ごく稀にメルマガの意味が分からない方がいまして、登録して質問をしたあとで課金がイヤなので解約。回答だけ直メでよこせとか、金払ってるんだから(実際は初月なんで払ってない)個別の細々したことにまで直メールで(!)答えろとかいうわけですが、そんなの324円でやるわけない(繰り返しますけどそういう人は初月無料なんで払ってないっす)。
あと、文章がイミフとか、携帯から送られてきたような超短いのも何が聞きたいのかわからなくて困りますのでそこんとこよろしく。まあそういうのは回答しないで飛ばしちゃうんですけど。
で、本日は、質問する前に「実はこういうのを先に読むといいよ」というのをご紹介しようと思います。回答もせいぜい多くて1000字ですので隅々までは伝えられない。またある特定のジャンルに質問が集中する傾向があるのでそれを回避したいわけですね。ただ、「専門書を読め」といっても厳しいので、分かりやすく初心者でもさくさく読めるものにしました。
SEOとかサイト構造とかについて
SEO系のごく初歩的な質問を多く頂きます。わたしはSEOの専門家ではないのであまりに専門的なことはその筋の人に確認してから回答したりしているのですが、超初歩的な質問も多く頂きます。こうした初心者〜中級くらいの人にオススメがコレ。
私のところには結構な頻度で献本が送られてくるのですが、よく書いているように紙の本を読む習慣はとっくに失せている上、本箱も廃棄した。ですのでそのままブックオフに行ったり捨てたりしてます。財テクとか投資には興味ないのでそういう本が送られてくるとイラッとしたりもします。
実は著者の大本あかねさんには以前SwapSkillsというセミナーに呼ばれて講演したことがあるのですが、本を書いたということでこれを献本いただきました。Google Playブックスで先週に送られてきたので読んでみたところ
これ、いいじゃん!
と、思いましたので、本日のトップバッターにいたしました。
ドメインとか、キーワードとか、サーチエンジン対策とか、WEBマスターツールの見方とか、知らずに陥ってしまうペナルティとか、Google+ページの運用まで、超初心者から上級まで簡単な言葉で語られていてとっても読みやすいです。本当に教科書レベルなので初心者でもOKですがけっこう濃いです。
頼られるWeb担当者になる! Googleウェブマスターツールの教科書
次はこれ
小説でわかる(かもしれない)SEO: SEO小説というジャンルはこの本で確立された
友人の田村はんのSEO業界小説(というジャンルがあるならばだが)で、いわゆるインチキSEO業者の実態がよく分かります。SEO業者に騙されてるんじゃないか、毎月何万円も払ってるのに順位が上がらないどころかぶっ飛んだ、という方はぜひ。笑
エセ科学や放射脳の方にオススメ
なぜか最近「こう言われてるのは本当か」とか「この商品はまともか」みたいな質問が時々来るようになりました。この間「郡山の放射線量は子供が安心して生活できるレベルではない」っていって引っ越した人が毎日新聞に出たとかで、郡山の放射線量って
で確認すると0.15マイクロシーベルト/時・・・なんですよね
で、世界ではと言うと
香港 0.15
シンガポール 0.17
フランス ナンシー 0.15
で郡山と同じくらい。
オランダ ロッテルダム 0.33
フィンランド タンベレ 0.59
とかで北欧は一様に高い。郡山の数倍。
福島はチェルノブイリ以上の放射能がまき散らされたという某ブログを信じてるみなさん。チェルノブイリは原子炉が大爆発したんだよ。その破片を防御服もなくて素手で片付けた人たちが死んだの。福島はラッキーなことにベントに成功して爆発しなかったので、放射能の量はチェルノブイリの1/1000以下。放射性ヨウ素の被曝量は桁3つ違うのです。
みたいなことを呟いたりすると一気にこの系統の質問が来る。であればまずこちらを読んでください。Twitterでフォローしてます片瀬久美子さんたちが書かれた本で、電子版は安いです。
もうダマされないための「科学」講義 (光文社新書)
情弱を食い物にする偽科学。デマを撒いてそれを商売にする人たち。こういう不安やデマにつけ込む業者についての解説本です。
Facebookではいまだに「山崎パンは添加物のせいでカビない」を広めている方達がいて、主体は街のパン屋さんだったりするので「山崎パンに仕事を奪われたんだな」とうんうん頷いてしまうわけです。ちなみに山崎パンが昔ごくわずかに使っていた臭素酸ナトリウムは防かび剤ではないし、焼かれると簡単に分解するため残留しない。加えて現在はまったく使ってないけど、今でも開封しない限りカビは生えにくい。が、開封すると普通にガッツリカビは生える。どう考えても工場の衛生管理が個人企業の比じゃないだけなわけだが、こんな都市伝説をマジで信じている人が多い。
そしてそういうお馬鹿な人に「それ、ガセだから」ってコメントすると、「それがガセの証明しろ」と来る。それ、悪魔の証明っていうんだよ。逆にガセを撒くならそれが事実だと証明する責任は撒いてる人にあるんだけどね。
ということで、メルマガひとつ、購読お願いします。m(_ _)m