今朝ほどのビッグニュース(自分的にビッグなだけだが・・汗)。
「食べログでやらせ業者発覚」のニュースはネットで瞬く間に 広がっている。
実はその前から青山のトルコ料理店が、食べログとの戦いを報告しているブログがあった。これによるとニュースの内容とは少し違うようだ。上記ニュースの内容は、馬の骨とも分からないインチキコンサル39社が月に10万円もらって順位を上げるためにサクラ投稿をしていたという内容で、食べログも被害者。しかしこちらのブログでは話が違っている。もっと重大で「有料会員になりませんか。なったら順位上げてあげます」という電話が食べログの正規代理店を名乗る会社から再三かかってきたということだ。コレが事実なら食べログにも代理店の管理責任がある。
食べログの回答は、「当社の代理店はそんなことはしない。してるとすると代理店を騙っているところです」ということだが、店主のユナールさん(奥さんのバスマジェ久美子さんかも・・)が言うとおり、「だったらなんで有料会員とセットにするの? 」で、ある。そのとおり。鋭いよ。このやりとりを第三者的に読むと、確かにやらせ専門のインチキコンサル会社はあったが、一部の正規代理店もやっていたと考える方が筋が通るように思えます。
しかしよく分からないのが、なんで39社(実際はもっと多いと思うが)がこれで飯を食っていけたのかということだ。電話アポしまくるということは営業部隊を抱えているわけで、１社が20店やっていても合計で1000店くらいはインチキしていたことになる。
月10万円でたった５件の書き込みなら友達10人に無料で１万円分ずつで食わせて書かせたほうがよほど安上がりだが、友達の口から漏れることもあるから依頼したのか。それとも単に店が馬鹿なのか。それにしても今時の飲食店でバイト一人分の給料に匹敵する月10万円を支払うことが出来る店は、資金的にかなり余裕のある店だろう。単純に考えて月10万円を回収するには50万円くらいの売り上げがアップしなければいけないわけだが、そんなに効果あるのか、食べログ???
個人的には食べログはiPhoneアプリでは肝心な部分は有料なので、近くの店を探す程度にしか使っていない。が、写真とかメニューはよく見ている。今までもたいしたことない店に素人に毛の生えた程度の人がSEOを意識したような怪しい書き込みがあり、変だなと思ってパスしたこともある。Facebookではこの件について「所詮この程度のサイト」「信用する方がおかしい」みたいな意見が多い。
このやらせを根本的なシステムで改善しようとすると、Facebookのように実名＆本人確認制にしないと難しい。これは実際、不可能だろう。であれば信用が失墜してしまった食べログはどうするべきか。
ヤラセ営業をした39社についてはいずれ公表するなり法的手段は取るだろう。しかし一瞬で解決できる方法がある。ヤラセは判明しているのだから、ヤラセのIDも全て判明しているはずだ。であれば、答えは簡単です。
ヤラセIDの横に「このIDはヤラセです」
と、赤文字で表記する。で、評価を一店一律マイナス１くらいにする。アンフェアな手段で客を集めようとしていた数百店、数千店は晒し者になってもらうわけ。お店は被害者では無い。ヤラセを知って、金まで払って依頼しているのだから同罪である。不当競争防止法に抵触の可能性だってある。少なくとも商売のモラルは無い店と思っていい。で、「今後一切しません」という誓約書をもらったら、評価０から再スタートさせる。
不正をしたら、逆に店にマイナスになるということになれば、今後どの店も一切の不正をしようとは思わなくなる。期待できる利益より、リスクの方が高いからだ。食べログが今後も生き残れるかどうかはこの決断にかかっていると思います。
どうでしょ、このアイデア。しかもコストもなんもいらなくて即時可能です。
ただし、やる気さえあればね。
ヤラセすると番組も飛んじゃうんだから、店くらい普通に飛ぶよ
