たまたま総理府の調査を見つけまして、愕然としました。
こんな恐ろしい統計データがあるのに、誰も国会で論議しない。路上チューとか、国会でヤジリ合ってる場合じゃない。そんなことしていると日本は滅びる!!
平成25年度 我が国と諸外国の若者の意識に関する調査
平成26年6月 内閣府
この調査は日本,韓国,アメリカ,英国,ドイツ,フランス,スウェーデン(計7か国)で各国満13歳から満29歳までの男女にたいして平成25年11月から12月までの間に実施。 各国とも最低1000サンプルを回収している。この内容を見ると、日本人なら相当に絶望します。自分も泣きたくなりました。
かなりの量があるので別の機会にも取り上げたいと思うのですが、とりあえずざっと。
日本の若者は自分に全く自信がない
これ、グラフで見ると絶望したくなるレベル。
自分に満足していない比率。高すぎる。謙遜してるのかと思ったらそうではなく
自分にはなんの取り柄もないと思ってる子が多すぎ。アメリカなんて6割近くが自分の長所をはっきり自覚しているわけだが、日本は絶望的にそれがない。これは学校教育も問題があるが、親の姿勢も変えるべきなんじゃないか。
洗脳じゃないけど、「あなたの長所は××なのよ」って言い聞かせるうちにだんだんその気になってくる。アメリカの小説とか読んでいるとこういうシーンがいっぱいでてくるんだが・・・
学校教育に問題があると感じるのはこの設問で
自分の意見をはっきりと伝えることができる比率が極端に低い。「はいはいという子が良い子」みたいに育てられ、学校教育も椅子に座って黙ってると成績が良い。ゆとり教育とかそういうのじゃなくて、先進国のように授業でディベートを繰り広げるような「自己主張」を評価する教育に変えないとダメだろ。
その前に学校の職員も新人は職員会議で発言できない的なのを変えないといけないわけだが・・・ハァ
仕事もやる気がおきない。夢もない
どんどん暗くなっていくけどさらに続くよ
やる気の無さ、7ヵ国中でナンバーワンです。なんと半数近くが感じたことがある。ドイツやフランスなんて10%ちょいくらいしかいないということは、毎日が楽しくて意気揚々と生きてるわけだ。
もうコレ見たら、どんだけなのかという感じ。自殺率が日本よりずっと高い韓国よりひどい。
これはもう、政治のせいとか教育のせいとかじゃなくて日本全体の責任だと思う。ヤバいよ。
やる気も起きないし、憂鬱ではあるんだが
遊んでいるときは世界水準で楽しい。毎日が憂鬱でやる気が起きないなら、遊んでばかりにもなっちまうわ・・・
仕事もやる気がない、将来に夢も希望もない
なんで毎日が憂鬱なのか・・それは将来に希望が持てないからですというデータ。どういう時に充実感を感じるかということなんだが・・
仕事も必死に打ち込む姿勢が一番劣っている。流している感じ。だって
あなたは,自分の将来について明るい希望を持っていますか。あてはまるものを1つ選んでください。(回答は1つ)
という設問に対し・・・
40歳になった自分はどうなってるのだろう・・・
もう。絶望的で・・・
時間がある方はこの統計データを見てほしい。上記のほかにも、日本の子供や若者は
●親から愛されていると思っていない
●明るくない
●優しくない
●努力しない
●慎み深くない
●頭が良くない
●真面目ではない
●正義感がない
●決断力がない
●体力がない
●容姿が悪い
●勉強に充実感がない
●家族といて充実感がない
●悲しいと感じる事が多い
●将来もせわしくゆっくりできない
●世界に出ることはない
●将来も人の役にも立たない
●将来は結婚できなくて子供もいないかも
●出世はしない
と、考えている率が突出。どの項目をとっても7ヵ国で優れているものがない。というよりすべて最下位。韓国は日本に似ている。しかし進学や勉強については強烈なプレッシャーを感じているが、結婚願望が強く、仕事に対して熱意を感じる率が高い。将来への希望も「希望がある」と答えた比率は日本の12.2%にたいして41.9%だ。
日本の若者はすべてにおいて絶望率が高い
ということがありありと見えてしまう。繰り返すけどこれはもう「政府がいけない」「学校がいけない」というレベルではなく、「日本全体がいけない」のレベル。日本の若者は可哀想です。なんとかしないと50年後には地上から日本がなくなっているかもしれないくらいの危機感で臨むべきだと思いました。自分はなにができるだろう・・・
もうさぁ〜日本の労働構造からして変えないといけないのかも・・