いまやFacebookで友人数が多い人が嫌われる理由

2012年1月13日

最近、Facebook始めたっていう昔の知人からけっこう友人申請が来る。
で、どれくらい人数が増えたのかと思って、広告ツールでチェック

これが全員。しかし年齢を入れて無いのを省くと・・・

18歳以上でこれくらいになる

まあ、2012年1月13日現在、正味600万人と思っていればいいでしょう。ちなみに男女比は

男が56%でまだかなり多い

単純に考えて社会に出ているのは男性の方が多く、PCを所有している友人の数が少ない専業主婦が日本では多いことを考えると、この傾向値はそうそうは変わらないと思う。
ちなみに昨年の9/7に調べたら年齢関係なく472万人だったので、4ヶ月で150万人増えた。1ヶ月で37.5万人・・・・少なっ!! 1年かかっても450万人しか増えない計算だ。そろそろ飽和状態に近づいているのかも。

で、最近困ってるのが、知らない人からの友人申請の増加である。このブログのアクセスが結構あるのでそこから申請をいただくのだと思うが、訳の分からないのも多い。基本データの自己紹介には、
「◆友人申請について 友人一覧に偽IDがぶら下がっている方はこちらの個人情報が筒抜けですので承認しません。また既存の友人でも偽IDをぶら下げた場合には友達を解除させていただきますのでご了解ください。知人でも無いのにメッセージ無し、しかも友人までしか概要が公開されておらず、どんな人か全くわからない設定では友人申請いただいても承認しません」
と明記しているし、タイトル画像にも

というのを入れている。しかしそれでも知らない人からばんばんメッセージ無しの申請が来る。現在かなりの人数が保留中なんである(削除しているのもけっこうあり)。

どうにも不思議だったのだが、やっとわかりました。こういう人はパソコンからではなくてスマホから申請しているらしい。スマホからだと自己紹介が見えてない。そしてタイトル画像に入れてある上記の文言も拡大して見てないっぽいし友人申請出しまくりでそもそも詳細を見てないっぽい。意味ないし・・・

仕方ないのでこの際、自分として友人申請をどのような視点で承認しているか明記したいと思います。

1 基本的に友人数が500人以上の人の申請は拒否

日本のFacebookの会員数は上記のように600万、日本人の人口のたった1/20でしかない。アメリカやインドネシアみたいにFacebookの登録率が恐ろしく高い国を除けば、500人の実際の友人がFacebookにいるということは、偏差を無視すると現実世界では1万人と会ったことがあるということだ。政治家でも無い限り、なかなかあり得ない数字。つまり「500人以上のFacebookで友人がいる人は会ってないヤツと簡単に友人になる人」ということがほぼ言える。ましてや友人2000人とかは変な魂胆でもないとあり得ない数。500人以上の友人がいれば、架空IDがついている確率はほぼ100%。当たり前です。相手はこういう感覚の人を狙ってるわけですから。つまりFacebookで友人数がむやみに多い人はセキュリティ感覚がないということを周囲にアピールしているようなものです。こんな人とは友人になりたくありません。
もちろん、友人の中身見て本当にほとんどがリアルの友人だな、と思われる顔の広い人もたまにいます。その場合は当然、承認してます。

さらに・・

SNSできちんと管理できるのは150人が 限界説というのもあるのだが、その倍の300人くらいまではなんとかいけるとしても、それでも「実際の友人250人+会ったこと無いけど会ってもいいかな的な人50人」くらいが限界な気がする。やたら友人数が多い人はちゃんと管理してないということをアピールしているようなものだ。

勉強したい方はこの本ですので・・・
友達の数は何人? ダンバー数とつながりの進化心理学 [単行本]
ロビン ダンバー(著)
この本によると、 FacebookやMySpaceでの友達の数も、だいたいこの平均150人の範囲に収まり、200人以上友達がいるという人はほんの一握りだという。

そして重要なことだが、Facebookの場合、友人数を多くしても全く意味が無い。つながりが薄い友人の投稿はどんどん自分のウォールに出なくなっていってしまうからだ。意外とこれは知られていないのだが、Facebookでむやみに友人数を増やすことにはなんの意味も無いと言うことになる。友人としてのつながりが無い友人がいても無駄なだけ。意味の無いことをしているのだから、頭が悪いと見なされるます。

ではなぜ、むやみに友人を増やしている人がけっこういるのだろう。
この回答となるブログがあった。

「Facebookに潜む「イノセント・スパマー」とは

このブログによると・・・原因は「怪しげなセミナーに出席して、とにかく友人を増やしなさい」と言われた、という人たちらしい・・・特に地方に多いとか。カビの生えたマーケティング手法のくだらないノウハウ(その通り!!)を鵜呑みにしてしまっているのである。

ここからはおまけです

2 メッセージ無しの友人申請は基本お断り

昔の友人ならともかく、当たり前ですが、知らない人に失礼すぎですわ!! まず社会人としてありえん・・正座させて説教したいくらいだ。

3 友人に怪しいアフリエイター、コンサルもどきが多数いるのも拒否

たぶんこういう方は、上記の怪しいセミナーに熱心に出席していると思うんですが、痛いです。怪しいコンサルに騙されてフィード購読返しを狙って数百ものフィード購読している方も馬鹿丸出しです。フィード購読の意味が分かってません。こんな方とは友達になりたくないです。

4 基本データにほとんどなにも書いて無いか、友人以外には見えない設定のかた

メッセージが来るならまだしも、メッセージ無しでこんな海のものとも山のものとも付かない人と友人になるほどセキュリティ感覚甘くないですから、わたし・・・

まとめますと・・・インチキセミナーで「とにかく友人申請しまくって友人増やしなさい」ということを信じて増やしまくった方。やっちゃいましたね・・・。
まともな人にはFacebookでは敬遠されて、友人は同じような方がずらり。セミナーで名刺交換した初心者ばかりと怪しいコンサルとアフリエイター、架空IDが並びます。つまりリテラシー上げようとして参加したFacebookで、リテラシーの低い人+怪しい人たちの集団を形成してしまっているわけです。こんなFacebookはやってて意味がありません。

一日も早く、会ったこと無い人、つながりの薄い人を整理して、架空IDも切りまくって、出直すことをお薦めします。はい。

 

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  • last 2012年1月15日12:07 AM

    ビジネスで数回会った程度の人とFacebookでつながっておくと、その人の人となりを知ることができる&何かあったとき(転職でメールアドレスが変わった時など)に連絡取りやすい、というスタンスで使っている人も最近増えてきているように感じていますが、そういう人は数百人後半の友人を持っているように思います。
    こちらの記事で触れられている使われ方ももちろん多いのでしょうし、別にそれを否定しませんが、それがすべてかのように書かれてしまうとやや違和感が。。。まれな例外として片付けるにはちょっと無理がありそう(かつ、使い方によっては有用な使い方)という印象です。
    この記事が自分の周りの感覚だけで判断しようとすると世の中の感覚とずれますよ、という例のように見えてしまいます。

    • isseki 2012年1月15日9:42 AM

      おそらくきちんと読んではいらっしゃらないのだと思いますが、「これがすべて」とはどこにも書いておりません。「自分として友人申請をどのような視点で承認しているか明記したい」という風にして書いていますので、あくまでも私見と最初に断っております。

      もちろん、誰がどのように使おうと全く自由です。しかしTwitterで流れている数百の内容を見ると大半の方は同感されているようですよ。つまり無作為の大人数の友人をFacebookで持つということは、いまやまともな人には相手にされなくなりつつあるということは、Facebookの使い方が浸透してきた中では当たり前になってきていると考えられます。Facebook日本の主催のイベントでも「無作為に友人申請を出している人は我々には必要ないユーザー」とはっきりと述べられていますし、さらにはもっと突っ込んだ話も多数でています。

      PS ビジネスで数回会った人とつながって1000人近い友人を持つというのは、全体ではほとんど存在しえないと思いますよ。もちろんそんな人いないとは言いませんが、日本の場合は単純計算で20000人と会わないといけないわけです。しかも数回・・・述べ50000回の面談を10年で行おうとすれば、50000/10/200日、つまり一日20人と会わないとならないわけです。セミナーでも開きまくって来た人と全て友人になるくらいの勢いで無ければあり得ないでしょう。もしくは職場の人間がFacebookやりまくってる業界か、ですね。

      • last 2012年1月15日3:27 PM

        返信有難う御座います。使われ方としてのご意見は概ね同感で、ただ数値について違和感があったようです。
        つまり、平均値を元に何人に合わないと友達が何人にならない、という定義をされていますが、実際に東京でハイリテラシーなカテゴリの仕事をしているともっと友人の出来る率が高く、ひとつの目安とされている300人というのに無理があるなぁ、という感触を受けた、というのが指摘したかった内容です。
        数百人友人がいる中にも、ご指摘いただいているような残念な人と、それとは別で通常に使ってる人の二種類あるなぁ、というのをお伝えしたかったのです。

        • isseki 2012年1月15日4:57 PM

          すいません。まず目安は300人で無くて500人ですので念のため。

          で、基本的にこのブログは数さえ揃えばステイタスが上がる的な考えで申請しまくる「残念な人」について書いてます。
          なので「もちろん、友人の中身見て本当にほとんどがリアルの友人だな、と思われる顔の広い人もたまにいます。その場合は当然、承認してます。」とも記載しています。

          しかし、残念な人の増加により、本当にちゃんとやっていても残念グループに見られてしまうというデメリットは出てきてますね・・・実際。

  • last 2012年1月15日8:24 PM

    確かに500人ですね、失礼しました。。。まぁ、数百人後半というまともな人が多いなという印象なので、そこはそんなに大きな違いではいと思います。
    「残念な人の増加により・・・見られてしまうというデメリットはでてきてますね」というのは残念です。
    何を言っているのやら、という感じになってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました。今後いろいろな方の友達が増えていって、500人超えてても、残念に見られない時代が来るのを楽しみに待ってます(来ないかもですが)。

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