二つ前のブログで「スマホを月3000円以下で使う」 について書きましたら、半端ないアクセスありがとうございました。
正直、ガラケーしか使ったことの無い方にあの使い方は難しすぎるとは思いますが、SIMフリーのスマホを持ってると割といいことがあるんです。
実は日本政府の要請でdocomoはすでにスマホなどのSIMフリー化に対応しているのです。偉いぞdocomo!! 私の使ってるHUAWEI IDEOS X3、つまり日本名イーモバイルPocket WiFi S II(S41HW)は元からSIMフリーですが・・・。
→docomoのSIMフリー化についてのページ
で、いいことの一つが、ほかのキャリアに乗り換えが効くこと。SoftBankとdocomoの間はすぐ乗り換えられますし、b-mobile(FOMA回線を使う。データのみと通話もできるのがある)やSo-net 3G(FOMA回線を使うがデータ回線のみ。通話は050PlusやSkypeのようなIP電話)のような、安価な二次売りの回線にも切り替えられます。イーモバは特殊な周波数なので、イーモバへの切り替えはできない場合が多いです。
これはFOMA回線を使うb-mobile データのみのU300 6ヶ月(185日)使い放題パッケージ。アマゾンで買うと半年で14900円→12882円だから割引されてます。データ通信専用で速度制限がベストで下り最大300kbps超 / 上り最大300kbps超となっているので動画とか全く無理だしIP電話も通話はできるか不明。メールチェック程度。使い放題で月あたり2147円/月、
データ通信がもっと遅くていい(昔のISDN並みの激遅100kbps)のなら、イオンで売ってるb-mobileのSIMは月980円。こちらは音声通話をプラスすることもできる。音声+データの一番安いパッケージだと月2270円〜。3Gでは無料通話分の月に30分しか電話しないであとはメールだけという人用ですか? もっとも電話がしたければWiFiネットワークで050 Plusならスマホなら普通に出来るはずです。
もう一つのいい点は、海外旅行の時だ。
現地でプリペイドのSIMを買っていれれば、現地の価格で電話がかけられるし、データ通信もできるからFacebookの更新もtwitterもできる。日本に電話するのもローミングよりずっと安い。SoftBankの国際ローミングパケットし放題は一日2980円と一見お安く見えるのだが、実は海外でどこのキャリアに接続するかが指定される。これを事前に指定しないとスマホは勝手につながりやすい会社の電波につなげるので、あとでとんでもない料金でパケ死します。で、提携キャリアにしてもその国ではエリアが狭くて使えなかったりも多い。
ちなみに現地のプリペイドSIMなら、バリにいって1週間、データ通信し放題で通話もけっこうしても日本円で1000円分が使い切れません。台湾でも空港でプリペイドSIMが売ってるし、ハワイでも買えます。ハワイでAT&TのプリペイドSIM買うと500MBで$25。約2000円。b-mobileは1GB(1ヶ月有効)で3000円ちょっとだからb-mobileのほうが安いように思えるが、4ヶ月有効のタイプだとで1GBだと9800円になる。実質的にはb-mobileの半額以下って感じです。ただし現地SIMいれると電話番号がかわりますので日本からかけてもらうにはその番号を伝えるか、050 Plusでかけて貰う必要があります。050Plus 同士なら海外通話もタダ。
しかしSoftBankの国際ローミングパケットし放題なら1週間で20000円を超えちゃいますからね・・・。現地SIMならアメリカでさえ比べものにならないくらい安いのです。そんなわけで海外旅行1回分で、SIMフリーのスマホ買うくらいの元が取れます。
ですが、
どうやってSIMフリーのスマホを設定するのだろう。
ここがけっこう問題。
通常、SIMロックされているキャリアのスマホを買えば、なんの設定もしなくても勝手につながります。しかし、SIMフリーのスマホにいままでとは別のキャリアのSIMを刺すと、設定が必要になるわけです。
実は先日のわたしのブログを見て
HUAWEI EDEOS X5
3.8インチモニター
800 MHz Scorpion processor, Adreno 205 GPU, Qualcomm MSM 7230 chipset
こちらのSIMフリーのスマホを買った友人が、b-mobileのSIMを入れたときの使い方がわからないというので、自分のPocket WiFi S IIを使ってこの場で簡単に説明します。海外旅行でSIMフリーのスマホ使う場合も基本的には同じです。
繰り返しますが、国内で「技適」を通ってない海外からのSIMフリーのスマホを使う場合はあくまで自己責任でお願いします。そもそも日本には年間1500万人もの海外旅行者がやってきて、そのほとんどが日本での技適を通ってない携帯やPCを持ってますが、これは例外として扱われます。1500万人の海外旅行者は使って良くて、居住者はダメ?? ということは「技適」というシステム自体、これはそもそも「法の前の平等」という憲法に違反していると思います。また1500万人もが使っても問題ないのならそもそも技適自体がいらないじゃん。元郵政省の利権じゃないのかと疑いたくなるほどです。どうしても法律を破りたくない。自転車の歩道通行も絶対にしないという方は、上記のdocomoの携帯をSIMを外して使って貰うことをお薦めしますゾ
まず、SIMカードは買ったら開通しないといけません。海外のSIMはお店で開通してくれる場合もありますが、b-m0bileは別の電話でb-mobileに電話して、開通手続きをします。
で、これでSIMをスマホに入れたら即つながるかというとつながりません。スマホ携帯電話もパソコンですので、インターネットにつなげるにはプロバイダを登録しないといけないのです。(WiFiの場合はWiFiルータがすでにプロバイダにつながっていのでつながるわけ)。これをAPNの設定と言います。
まず
APNを設定していないと、docomoの電波は拾いますが、電波の四本がグレーアウトしているはずです(この筐体はAPNが設定済みなのでグリーン)。つまりdocomoにはつながってるが、ネットにはつながりません。
なので
ちなみにb-mobileは
APN dm.jplat.net
ユーザー bmobile@fr
パス bmobile
という感じ。海外に行くときはあらかじめ渡航先でどのキャリアのSIMを買うか決めて、このその会社のサイトに書いてあるAPNのデータを入力しておきます。何社かあって決めかねるときはとりあえず候補の分をすべて作っておきます。そうすると設定がすぐできるのです。
もっともアメリカのようにSIMを買ってからコースを変更しないといけない場合もあり(通話+SMS→ 通話+データプランとか)、それをしないでそのままデータ通信するとあっというまに残高が無くなることもあるので、渡航前にググって先駆者の情報をゲットしておいてください。
上記はフツーに使いこなしている人には当たり前のことですが、意外と分からない人もけっこういますので、「こんなん当たり前」と思ってもスルーしてください。そんなわけで本日のブログは、初心者にいつになく使える感じになりました・・笑