今朝ほど台風波を狙ってさくっと鎌倉に行ってきたのですが、七里ヶ浜に巡視艇がいて、そのあと上空には消防のヘリ。何事かと思ったら深夜に若者2人組がセブンイレブンで酒を買って飲んで溺れたそうな。1人は見つかったけどもう1人が見つからなくて捜索中です。
本日の成果。RipCurlのスマートウォッチで記録
肝心の波は全然ダメ。台風どこだよ的な・・10時前には戻って仕事しています。よく「台風の時に海に入る無謀なサーファー」って報道されますが、レポーターが立ってるバックの海の波が全然大きくなくて、ハリセンで叩きたくなることがよくある。台風のときにできるのは特別な岩場のポイントで、そこには初心者はいません。
これとか台風の時の湘南の某所ですが、これでもハワイなら「小波」。こんなサイズで死んでいたらハワイアンもバリニーズも絶滅しています。日本って本当に波が無いのよね。
砂浜はサイズが上がるとサーフィンできなくなるのですが、それを知らないサーファーとは言えない無謀な初心者が入って流されるわけです。その人たちはサーファーではなくて海水浴客のクラスタなの。サーフィンできないとサーファーじゃないのです。スノーボードは重力で降りるからすぐできるけど、サーフィンは筋肉が必要だから、なんとか真似事のようなサーフィンができるようになるまで、週1しかいかないのだったら3年以上かかります。それまでは100%海水浴客。
んで、本日のような事故ですが、酔っ払って海にいって溺死の人って、絶対1人で海に来てないんですよ。たこ八郎も酔っ払って溺れてなくなりましたが、やはり仲間と海で飲んでいた。1人で海に来て酒飲んで夜中に泳ぐほど根性のある人間はそうそうはいない。
サーフィンの場合、初心者なら上級者に連れて行ってもらうか、1人で行くかなんです。絶対ヤバいのは初心者数人で行くこと。ずっと昔に片貝港に入っていたとき、そのときも台風だったんだけど、初心者女子数名のロングボードが流されて数名が亡くなりました。ヘリで遺体が吊されているの見ちゃったし・・たいした波ではなかったが初心者がはいるようなレベルではなかった。
ではどうして初心者でつるんで海に行ってはいけないのか。邪魔になるので横にいる我々がウザいっていうのも本音だけど(笑)それだけじゃないのです。初心者複数で行くなら、ひとりのほうがよほど安全。どうしてかというと・・・
ひとりなら周囲に気を配る
ひとりなら事前に知識を得ようと頑張る
ひとりなら周囲が見ていてくれる
ひとりなら怖かったら入らない
ひとりなら体調を整えて臨む
これが複数になると
1人くらいバカがいて「平気だから」とかいう
1人じゃないから安心と思うが実際にはなんの助けにもならない
仲間でしゃべってばかりで周囲を見ない
ちゃらんぽらんのヤツがひとりくらいいて絶対足を引っ張る
寝てこないヤツ、二日酔いのヤツがいても止められない
みたいになっちゃうわけです。
実は起業も同じだと思う
起業するときにはだいたいが土地勘がある分野で起業するので、まったくの初心者が未知のジャンルで会社立ち上げるっていうケースは少ない。
が、中にはあるんです。自分はこれで成功したケースってほとんど見ない。失敗するだろうなと思ってみてて、実際失敗したのは数回見た。Webに詳しくないのに複数でWebビジネスしようとして頓挫したケースね。だいたいこんな感じで言い訳する。
自分はできないが相方がやるだろうと思ってた
※相方も素人なのに・・・
相方がなにもしないし能力がないという
※こっちから見てると両方とも無能力
もしこれが1人なら、自分で勉強もするだろうし、不安だから慎重にもなる。でも立ち上げメンバーが複数いると「誰かがやるんじゃね?」になってしまう。分からなくてもだれにも聞けないが、メンバーに聞いても知らないし、聞いて相手が知ってるとイヤだから(低次元・・・)知ってる振りをする。無知な人間が複数ではじめるなら、不安だろうがなんだろうが1人でやったほうがずっといい。
とまあ、今日もいいこと書いちゃったよ。メルマガは13時配信予定です。
先日天皇陛下が行かれたペリリュー島のあるパラオ。パラオはめちゃくちゃ親日だというが、玉砕した日本軍は現地の人たちを事前に逃がしたという・・・。沖縄と違うじゃん・・・米軍との戦闘は激烈で、装備に勝る米軍側の被害のほうがずっと大きかったと初めて知った。この本はオススメです。