どこかの糞バイラルが「東京は暑くなったけど実際には気温はあがってない」だのいう糞記事を回してきてバカかと。
その糞バイラルが掲載していたのがこのグラフ
このグラフ、縦の目盛りが8月なのに0〜40度になっていて、これだと3度か4度くらい上昇しないと差が分からない。そんなに上がってたらとっくに東京は熱帯になってモルジブは水没している(水没しそうだけどな!)。
不破雷蔵さんのように、きちんと縦の目盛りを詰めるとこんな感じです。
上がってるし・・・で、気温が上がれば相対的に湿度は下がるから、湿度が下がっているは気温が上がっているの証明です。
東京は都会だからヒートアイランド現象で上がってるんだということについては
世界の平均値があがっているし、
北太平洋の海水温も上昇中。台風がめちゃくちゃ多いのは南太平洋の海水温も上がっているからです。地球温暖化はせっぱ詰まった課題であり、「これからは氷河期だから大丈夫」という説も両極の氷河は溶け続けて全く増える兆しも無いので説得力がありません。自分はこれを「石油村の陰謀」と呼んでます。冗談だけどね。
二酸化炭素の排出量は、その原因の一つと考えられているので、やはり制限しないといけないと思います。最大の問題はここでも質の悪い石炭燃やしまくる中国なんでございますが・・・
表現の仕方ひとつで受け取り方が変わる
上の例は「見せ方ひとつで受け取り方も変わる」という一例ですが、コピーにおいても同じ事が言えます。
SEALDsという学生集団が自由と民主主義のために行動すると言って、国会前でマイクを持ち演説をしてるが、彼ら彼女らの主張は「だって戦争に行きたくないじゃん」という自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせいだろうと思うが、非常に残念だ。
— 武藤貴也 (@takaya_mutou) 2015, 7月 30
で、大炎上中のこの議員。バカですね。
戦争に行く
と聞いて、一般の人が思い浮かべるのは、太平洋戦争の時にガタルカナルとかに送られて、戦死したたくさんの英霊です。日本軍って戦死となってるけど戦没者の60%は「餓死」って言われてるんですよ。戦闘で死ぬのもイヤだけど、数ヶ月苦しんで餓死なんてめちゃくちゃ怖い。
高校の時、これ読んで寝られなくなりました。
日本人の多くは「戦争に行け」といわれたら、こういうのを思い出すわけで、それに行きたくないっていうのを「利己的だ」という頭の中身を疑う。しかしだな、彼は「日本はこれからまた侵略戦争をするから、それに行きたくないとかいうヤツは利己主義だ」と言いたかったわけじゃないと思うのです。本当にそう思っていたとしたら豆腐の角に頭ぶつけて死んだらよい。
これって実は、広告やプロモーションでも共通して言えることなのです。大事なのは
顧客視点!!!
であり、それはなにかというと、相手がそれをどう捉えるかという「想像力」です。この議員には想像力が根本的に欠如しているわけ。いまだに取り消さないとか言ってるみたいだし。
で、最近政治ネタをよく書いてるので、「本業じゃない内容で馬鹿なこといってる」とdisる人たちもいるのであるが、これは本業の一環として書いているのです。つまり「きっと××さんはこう考えているのだろう」とか「憲法ってこのように捉えて欲しいと思って作られたんだろう」とか「なんでこういう人たちはこういう捉え方をするんだろう」は、マーケティングの不変の思考方法だからです。なので細部に突っ込んでこられてもな。www
こちらからすると、突っ込んでくる場所が趣旨と違うわけで・・・「安倍さんはこう考えてるんだろう」に反論したいなら「いやそうじゃなくてこう考えている、証拠はコレだ」という反論でお願いします。
んで、この議員が仮にこう言ったとしたら、炎上したでしょうか。
近所に放火魔が出たので自警団で見回ろうといわれたが、反撃されたら怖いので参加したくないというのは利己的である
目の前で友達が殺されそうになっているのに怖いから助けないというのは利己的である
※怖いから警察に電話するという人は、今後アメリカの悪口言わないように。www
いじめっ子にクラス全員で立ち向かおうという時に、反撃されたらイヤだから自分は参加しないというのは利己的である
大半はこうだろうし「関わりにならないようにしてなさい」っていうお母さんもけっこういると思います。
戦争じゃないじゃん。この喩えというなら
日本に敵国が侵攻してきた。一緒に日本を守るために戦おうと言われたけど、死ぬのが怖いから自分は侵略者の手先になるというのは利己的だ
※フランスにドイツが侵攻したときにこういう人たちが一杯いて、あとで・・・
このタランティーノの映画は最高です!
どうでしょう。表現方法ひとつで受け取り側の認知は変わるのです。サイト制作やPRにおいても全く同じで、「受け取る側の印象」とか「見た人はどういう行動を起こすか」とか、常に考えながらUIを構築していくわけ。キャッチ1本考えるにも気を遣う。これに失敗した典型例がコレですね。
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それでは本日はメルマガ発行日なので書きますよ。メルマガ読んでやろうかという奇特な方はこちらから