昨日の安倍さんの70年談話の内容がかなり良かった!!
安倍さんがどうのというより、日本人の８割くらいが思ってることを代弁してくれた感が半端ない・・
ネットの世論調査では
Yahoo!
Blogos
という感じ。評価しないのは20%程度でした。
日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。
というのが来て、「あれ、これは80年談話、90年談話の時には戦争経験者はほとんどいなくなるから謝罪する必要はない、と受け取られるんじゃないかなと思ったら、次で
しかし、それでもなお、私たち日本人は、世代を超えて、過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません。謙虚な気持ちで、過去を受け継ぎ、未来へと引き渡す責任があります。
と受けた。素晴らしい。なのにこの前半部分だけを捉えて「安倍ガー」とか言う人は間違いなくミスリードさせようとしていると考えても良い。
で、全文を見渡すと
二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。事変、侵略、戦争。いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない。植民地支配から永遠に訣別し、すべての民族の自決の権利が尊重される世界にしなければならない。先の大戦への深い悔悟の念と共に、我が国は、そう誓いました。自由で民主的な国を創り上げ、法の支配を重んじ、ひたすら不戦の誓いを堅持してまいりました。七十年間に及ぶ平和国家としての歩みに、私たちは、静かな誇りを抱きながら、この不動の方針を、これからも貫いてまいります。
私たちは、自らの行き詰まりを力によって打開しようとした過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、我が国は、いかなる紛争も、法の支配を尊重し、力の行使ではなく、平和的・外交的に解決すべきである。この原則を、これからも堅く守り、世界の国々にも働きかけてまいります。
と、「不戦の誓い」が何度も固い決意として表現されているのも良かった。100万回繰り返したいレベル。「安倍は侵略戦争を再び起こそうとしている」とか騒ぐ人たち、人の話を聞かないのもいい加減にしろ!
戦争絶対ダメなのは、日本人みんな同じだ! デモしてる人たちだけじゃない。といっても届かないよね・・・
さて、産経とか読売はどうせヨイショだから置いといて、左系のマスコミはどう評価しているのだろうか。面白いので調べてみたらやはり面白かった。
■朝日新聞
おわびの気持ち「今後も揺るぎない」 安倍談話発表
一方、「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」とも主張。
と、やはり上に書いた「ウケの部分」を省いて報道してます。そっちが大事なのに・・・まあ別ページの全文見れば出てるけどミスリードさせようとしてると指摘されてもしかたない。
■東京新聞
戦後７０年首相談話 真の和解とするために
侵略の主語が「日本」なのか「列強各国」なのかが明確でないと突っ込んでいるが、基本的には「村山、小泉談話は継承」としている。村山さん本人は継承してないといってるそうなので、一回検診受けられた方が良い。
安倍談話は「七十年間に及ぶ平和国家としての歩みに、私たちは静かな誇りを抱きながら、この不動の方針を、これからも貫いてまいります」と表明した。その決意に異議はない。戦後日本は新憲法の下、平和国家として歩み続け、非軍事面での国際貢献で国際的な信頼を勝ち得てきた。先人たちの先見の明と努力は今を生きる私たちの誇りだ。
なんと、核心には賛同してます。東京新聞!! いいものはいいとする姿勢に共感持てた。
■沖縄タイムス
社説[戦後７０年談話]主語漂流 真意はどこに
安倍談話は「侵略」「植民地支配」「痛切な反省」「心からのおわび」など肝の言葉を盛り込んだ。戦後５０年の「村山談話」、戦後６０年の「小泉談話」を踏襲した形だ。表面的な言葉だけみれば過去の談話を引き継いでいるようにみえる。だが、心に響くことがなかった。なぜだろうか。
そりゃ響いちゃったらさ・・沖縄タイムス方針転換だからさ・・精神的にブロックしてるでしょう・・www
内容読むとなんか支離滅裂・・・苦しそう。
沖縄タイムスの主張は
歴代内閣が村山談話に基づく政府見解を内外に示しながらなぜ、隣国と和解できないのだろうか。誠実に過去と向き合い中国や韓国との協力・連携を進め、東アジアの新しい未来を築いていくというメッセージを示すべきだった。
なんだけど、隣国と和解できないのは隣国がけんか腰だからじゃんという点はどこかに行ってます・・
ISの分析の第一人者の池内先生も「いまの世界情勢は誰が旧大日本帝国みたいになった中国の首に鈴を付けるかだ」と指摘されてました。中国と和解できないのは中国のけんか腰のせいでしょ!
現在の歴史認識問題について
「中国が戦争を、厳かな式典ではなく軍事ショーで祝おうというのは初めてのことである。これが象徴するものを、近隣諸国は見逃さないだろうし、不穏に感じるだろう。なぜならば、東アジアで現在、勃興していて、破壊的で、非民主的な勢力は、もはや神である天皇の知らしめす列島ではないからだ。それは世界最大の人口を擁する民族で、それを率いる人物の未来へのヴィジョンは、より強盛な軍事力を持つより富裕な国、というものであり、日本のかつての帝国時代のスローガンによく似ている。」
■琉球新報
安倍首相談話「おわび」記述 歴代内閣の立場継承、閣議決定
突っ込むところがなかったのか共同通信のをそのまま短く掲載。
「侵略」に言及した上で、国際紛争を解決する手段としての武力行使を否定。植民地支配との決別も宣言した。
談話は先の大戦に関する国内外の犠牲者について「深く頭を垂れ、痛惜の念を表すとともに、永劫の哀悼の誠をささげる」と表明し、同時に「わが国は痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明してきた」と説明。
しか〜し。本日になり
70年談話の内容も短く報道しただけで、その３倍の文章量使って中国の反応を代弁する形で掲載。人民日報の日本語版のよう・・。
そんなわけで現場からは以上です!
映画を見る前には必ず原作読む私は本日これを読みます。1967年公開のは前に深夜テレビで見ました。笠智衆の演技が良かった。
