中国が抗ファシストの軍事パレードやるわけですが・・。
■ファシズムの定義■ 全体主義的・排外的政治理念、またその政治体制と定義されている。自由主義を否定し一党独裁による専制主義・国粋主義をとり、指導者に対する絶対の服従と反対者に対する過酷な弾圧を特色とする
あ・・あれ・・ファシズムってどこの国のこと??
村山爺ちゃんも軍事パレード出席するそうですが、この人「戦争絶対反対」じゃなかったでしたっけ??
そういえば大学時代、民青の先輩に捕まってめちゃくちゃ勧誘されたとき「ソ連や中国の核兵器はアメリカのそれとは違って正しい核兵器だ」って言ってたな(遠い目)
それてさておき、本日のお題目。先日、Facebookでこの記事が話題になってました。
北陸新幹線の開業でにぎわう金沢市の近江町市場で、主に地元の人たち相手に商売をしている青果店が苦戦している。混雑を嫌った常連客の足は遠のき、詰め掛ける観光客のほとんどは魚介類が目当て。そんな状況に危機感を持つ市場関係者は少なくない。290年続く「金沢市民の台所」が大きな異変に悩まされている。
北陸新幹線の開通で観光客が押し寄せる金沢。売り上げがあがると思っていたら観光客は八百屋は見物するだけで買い物はしない。しかし地元の人たちは大混雑している市場には行きたくないということで・・
厳しいのは田中さんの店だけではない。約百八十店が集まる市場で、青果店は二十五店ほど。目についた十二店に話を聞くと、「以前より売り上げが増えた」と答えたのは一店だけ。ほかは「食べ物屋だけがにぎわう。八百屋には関係ない」「地元の人が来なくなって苦しい」と口をそろえた。うち六店は売り上げが減ったことも明かした。
って、これ、新幹線が開通する前に想像付いてたことじゃないの?
近江町はイベントサイトもやっているのだが
カジキにマグロにカニに鍋。しかし野菜は夏も終わりの今でも山菜と筍が旬って掲載中・・・涙
そもそも八百屋のネタが全然ないじゃん・・・観光客は魚介類に行くに決まってる。
で、いくら290年続いたとしても、同じビジネスモデルがずっと続くとは限らない。現に
風呂屋
学生服屋
荒物屋
小間物屋
とか、ほとんど消失している。ガソリンスタンドだってめちゃ減りました。地方のこうしたお店やってる方達はお年寄りも多いので、出てくるアイデアは
組合の小林すみ子さん(68)は「せっかくいらっしゃる観光客は大事にしたい。ただ、一回限りの客が多い。何度も足を運んでくれる地元客に敬遠されては困る」と語る。組合は今後、地元向けの商品券販売などをきっかけに、常連さんを呼び戻そうと考えている。
てか、この「昔に戻りたい」という発想では絶対無理でしょ。なぜならすでに
お客さんのターゲットが変わっている
ことを認識していない。観光客の増加で来なくなった常連さんたちはどこに行ったかというと、近所のスーパーでしょ。1回スーパーの便利さを知ってしまったらなかなか昔の八百屋さんとかには戻ってこない。スーパーだって売り上げが増えてるから、そのお客さんを逃がさないように努力している。逃げた常連さんたちが「とにかく混雑していてイヤだ」ということが逃げた原因なら、混雑が解消されるまでは戻って来ませんよ。
では、どうすればよいのかというと、手は3つしかないわけです。
1 商材を変える
いままでは一般消費者が客だったので、フツーに葱とか白菜とか売ってたと思うのだが、すでに対象は変わっている。であれば観光客が買いたくなる野菜や果物を置けばいいじゃないですか。
金沢は京都に近いから、京野菜ではなくて加賀野菜っていうのがあるかなと思って検索したら・・・
あるじゃん!!
http://www.kanazawa-kagayasai.com/
こういうここでしか買えないものだけを扱って、レシピ付けて詰め合わせを作る。試食コーナーとか必須。果物も特産を主に扱う。また、地方発送はもとより、そこで申し込んで年間で特産の野菜を送るサービスもはじめる。観光客の多くは熟年以上だから成功率は高いです。自分なら絶対に買いますよ。
2 業態を変える
野菜とか果物をずっと扱ってきたのなら、その扱いには慣れているでしょう。だったら野菜中心のカフェとか、地元野菜のお総菜というかテイクアウト系をやれば良い。夏はトウモロコシとか、冬は加賀野菜さつまいもとか、能登名産の「ころ柿」スイーツとかなんでもできるじゃん。加賀野菜のおでんとか、加賀野菜のパスタとか絶対いけます。
3 権利を第三者に譲渡して引退
もう年だし、いままでと同じ事しかできないというなら、文句言ってないで撤退もありです。客数が昨年比で2.4倍になっているわけで、その店舗の場所に対する価値も相当に上がっている。市場なので第三者に権利譲渡ができるかどうかは分からないが、仮に出来るのであればその数が減らないうちに第三者に権利を売って早々にリタイアする。売り上げが以前の半分になったということは、ビジネスとしてはもう成り立たないし、必要とされてないとも言える。そんなところに固執してもだめでしょう。
だいたいこういう記事ってだいたいが「嘆いている」的な扱いが多く「こうして成功した」っていう例が少ないんだよね。ほとんどの読者はグチじゃなくて、そういう記事が読みたいんですよ。
この本。Amazonでめちゃ評価が高いしKindleだと安いので買ってみました。