プロローグ
もうすぐ年末ですね〜年末から正月といえば、「カニ」です。いや、呼び捨てはまずい。「蟹様」です。間違いありません。
そもそもこのプロジェクトが持ち上がったのは昨年のことでした。発端は別件の仕事でミーティングしていた時に話題になったわたしのブログのエントリー。そこにいたのは食い道楽のオッサンたち。ただし仕事はみんなプロ。
正月用にモールやオークションでカニを買うのは・・・かなりギャンブル!!
正直、高価なカニをネットで買うのはかなりのギャンブル性を伴う。楽天の優勝セールで大問題となった
楽天で例の定価12000円(笑)のシュークリームの販売会社ってどんなとこ?
の会社もドロップシッピングという「いろんなところの売れ残りの余った在庫を集めてきて、商品も見ない売り手が誉め称えてネットで販売して、商品は消費者に倉庫から直送」というサービスのところで、案の定「届いたカニが真っ黒で食えたモノじゃない」という評価が山盛り。こんなのに当たった日には、正月が真っ暗でその年1年間はどん底ですよ。
カニは密輸もあって、反社会的勢力の資金源になってるという噂もあり、そういうところにあたったらむちゃくちゃ間違いないし。
そういうわたしもAmazonで格安花咲ガニをシャレで買ってみたら、届いたものはカッスカス。食べる所がなくて全部捨てたっていう話で盛り上がった。スーパーの冷凍カニはなぜあんなにスカスカなのかとか、
そして・・・その場で、「そうだ!!!」
カニ好きのカニ好きのためのカニの総合サイト創ろう
ということになったのである。しかし肝心なのは資金をどうするかだ。サイト制作、ライティング、デザイン、システム回りから試食用の予算までけっこうかかる。これは「アフィリエイトで回収を目指す」ということにした。労力やお金は投資だ。儲けるまではいかなくても
経費でカニ食い放題。うおおおー
ということになり、オヤジたちの魂は熱く燃え上がったのであった。CEO(Crab Eating Oyaji)にはその場でわたしが就任。ライティングのメインはプロ中のブロ、この本をライターとして杉本氏と書き上げ、見事、Amazonで総合1位にした寄本さんが原稿の大半を受け持つ。
サイトのデザインとシステムはオプト → マクロミルを経由してフォーカスクリエーションを立ち上げた小石君になりました。その後、元フロムエーの編集長の栗田くんも参加しています。つまり全員が「実名で参加」して情報の内容に責任を持つことにしました。
1年近くかかって、本日オープンいたしました。
カニ.co
↑ 本日からも毎日数記事ずつ自前で更新していきます。わたしも記事書いてるぜ!!
ライター別に見ることもできるようになります。すべて実名署名入り記事だど!!
ステマ、ヤラセの徹底排除で正当派の情報サイトを目指す
世の中には「儲けるためにアフィリエイトをやりたい」という人が多い。怪しい情報商材に騙されて、アメブロはわけのわかんないステマのアフィカスだらけになって事務局が削除に苦労している。
そもそも、Amazonや楽天、Yahoo!、eBayや、各種アフィリエイトASPの提供するアフィリエイト広告は、「出稿側はリスクが非常に少なく」「売れたら売れただけ払う」Win+Winの広告モデルで、だからこそ「出稿しても効果は保証されない」雑誌や新聞の広告を凌駕してきたわけです。
が、実際はアフィリエイトの世界の現状は、メディア側(アフィリエイトサイト)から見ると
このように完全に二極化しています。カスのほうになると物凄くひどい、モラルもへったくれもない。無料ブログで買ってもいない商品を誉め称えるだけで、アクセスもないし、さすがに誰もこんなの経由では買わない。こういうアフィの墓場がネット上には多くあります。
で、上位のアフィリエーターは昔こそバックリンクを買ったり自作したりのブラックSEOで検索順位を上げる手法が採られていましたが、現在ではGoogleの改変でこうした手は一切通用しなくなり、コンテンツを充実させる方向に進んでいて、SEOの知識も非常に豊富。法律的な知識もあり、報酬の高いキーワードジャンルにはこうしたアフィリエイトサイトがひしめいています。
アフィリエイトをビジネス基盤とする場合の問題点
しかしここで問題点を挙げさせてもらうとすると、アフィリエイトのメディアはいくつかの問題点をはらんでおり、今後は改善を要求されると思います。その最たるものはステマ問題です。
記事のように広告を見せ掛ける手法はアフィのASPでは基本的に禁止されているのですが、すれすれのものもあります。たとえば「オススメランキング」。本当にオススメの順に並べているわけではなく、多くは「成果報酬の高い順」に並んでいるだけです。
これは別にアフィリエイトサイトに限ったことではない。「クチコミサイト」として運営されているサービスの中には、実際には掲載会社からお金を取っていい評価を付けているものもある。自社運営のサービスを1位にするため、クチコミサイトなるモノを作って自社のを1位にしているところもある。こんなのはみんな違法です。Googleのアドワーズが「広告」っていれないのと同じだ。本来は報酬額順に並べるならそこには「広告」といれないといけないのかもしれない。
ステマ問題やネイティブ広告問題が取りざたされている今、こうしたことは改善しないと生き残っていけない。そこで我々は
1 紹介するショップからは自腹で購入して食べる
2 推薦できないショップは絶対に紹介しない
という鉄則を決めました。送られてきたカニは全て重量を計り、表記する。500gとあるが届いたら450gならそのように書いています。ここにあるのは「メディアとしての自負」なんです。広告は重要だけれども、広告のために心は売らない。儲かればそれに超したことは無いけど、儲からなくてもトントン程度ならよい。そもそもこれが
サイトとしてのスタート時点
なわけで、「儲かればなんでもやる」というところとは一線を画したい。もともとアフィリエイトだってサイト運営のビジネスモデルの一環だったわけで、それがいつのまにか「儲けるためにやる」になってしまっている。まあ「儲かれば良い」というスタンスはビジネスならそれもありだけど、自分たちは「楽しんでやりたい」というスタンスで、ユーザーから見た時には後者のほうが役に立つと信じているわけです。
このサイトについて(蟹好きのための蟹好きによる蟹食いの総合サイト)
ここに我々の気持ちを書いてみましたよ。実は広告主側から「商品提供するから良く書いて」という申し出もありましたが「自分で買うからいいです」とお断りして男気を見せています(もったいなかった!!)
もうひとつは既存のアフィリエイト目的のサイトではソーシャルの運用が非常に難しいということ。ソーシャルで回らないとバックリンクを多く獲得できないが、面白くもない解説やランキングでは回るはずもない。架空IDでTwitterであたかも素晴らしい情報のように偽装しているアフィカスもいるが、それってTwitterの規定違反です。
我々はプロのライターとネタを詰めることにより、面白く読めるメディアになったと思います。ネタを創るためなら、パクリ以外なんでもやります。寄本さんはカニ漁師の舟に乗ってレポート書きたいそうです。産地直販でアフィやってる漁業者さんがいましたら是非。
あっ、ホリエモンの忘年会に、カニマウンテンを送って記事にもしました。
ホリエモン(堀江貴文さん)へのお歳暮に、かに本舗『大ズワイ脚剥き身』の蟹マウンテンを贈ってみた。
お送りしたのは6万円分のカニ・・・www
もう笑うしかないくらいの投資でみんな死んでます。www
マジうま!
RT @Isseki3: @takapon_jp 先日のはこんな感じになっております。ありがとうございました。ホリエモン(堀江貴文さん)へのお歳暮に、かに本舗『大ズワイ脚剥き身』の蟹マウンテンを贈ってみた。 https://t.co/Qy8WgaQzu7
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2015, 12月 8
そんなわけで本日オープンのカニを食べるための総合情報サイト
カニ.co
で、日本のカニライフを変えていきたいと思う次第です。
わたしの体内には血の代わりに蟹が流れております・・・・ざわざわっ・・