メルマガ質問で一定の間隔で同じ質問が来ます。昨日も来ていました。
ユーザー目線が考えられるような思考力のつけ方を教えてください。よく永江さんはブログを書くときに「自分が書けること、書きたいこと」ではなく「人が読みたいもの」を書きなさいと言っています。これは、ブログ以外でもビジネスをする上で大切だと思うのですが、どうすれば自分本意ではなく、ユーザー目線で物事を考えられるようになるのでしょうか?そういった何か思考力のつけ方があれば教えてください。
顧客視点については何度もブログやメルマガで書いているのですが、3連休の最終日ですので本日はゆるーく書いてからジムに行こうと思います。週2でかなりヘビーな筋トレ始めて2ヶ月。トレーニング後にプロテインも飲んでるのでだんだん足が太くなってきて嬉しい。
まず顧客視点についてはいままで何回も書きましたので、こちらを読んでいただくのが先です。
巷に転がるマーケティング例。電車の化粧と顧客視点はどうつながる?
上記のエントリーを読んでいただくと、わたしが何度も同じ事を言っていることがわかります。つまり
顧客視点 = 想像力
ということ。顧客視点がない人たちは「想像力が欠如している」人たちと言って良い。でもって顧客視点は「顧客視点を得るための本」みたいなのを読んでも全く身につかない。教えてもらって得られるものではないからです。本を読むだけで顧客視点が得られるようになるなら「マーケッターになる本」を読めばマーケッターになれるし、「プロ野球選手になる本」を読めばプロ野球選手になれるはずだ。ノウハウ本に騙されてはいかんぜよ。
アウトバウンド営業や販売の仕事で数年揉まれてみる
アウトバウンド、つまり電話かけたり飛び込みしたりする営業は、慣れないときついです。新卒だとおどおどして声が震えたりもします。いまでこそリクルートは「働いてみたい企業第3位」になってますが、昔は新入社員は全員、半年くらい飛び込み営業やらされる会社でした。今は知りませんけど現社長の峰岸君もやってたはずだよ。
やってみたら分かるけど、アウトバウンドの営業は慣れとコツとセンスです。最初は電話がしゃんと切られても、そのうちに「別に殺されるわけじゃないし」と腹が据わってきます。一昨日、営業代行の会社をテレビでちょこっとみたが、ほんの数点のたいしたことないポイントでアポが取れるようになるわけ。基本にあるのは「相手はどういう風にこの電話を受け取るのか」という想像力です。営業できない人はこれがわからない。
対面販売の販売員も同様で、「こういうと客は買ってくれる」「これは禁句」などの経験が数年やると溜まってきます。飲食店だと客はメニューを見て勝手に決めてくれるので物販店が良い。でも100均やスーパーじゃなくて、店員に相談して購入を決定するお店が良いです。ちなみにわたしは大学1年の夏休みに釣具屋さんでバイトしましたが、初日に「絶対接客経験あるでしょ」と言われました。いや、ないですけど・・・・
小説を読む。漫画と映画は不可
あ、ビジネス書とか、自己啓発書もダメです。顧客視点育成には糞の役にも立ちません。
上にも書きましたけど、顧客視点は想像力です。小説はテキストで読んで情景を頭の中で想像します。漫画や映画は想像しなくても情景で表現しているので全然役に立ちません。まだライトノベルのほうがマシです。またビジネス書もなんら想像力は使わないので意味ないです。ビジネス書や自費啓発書を読みふける人に頭が硬くて顧客視点がない人が多いとは、誰も言わないことですが、私が言います。
小説の場合、情景の描写が上手な作家さんをオススメします。たとえば浅田次郎。自分も全作品読んでますよ。
ここらあたりからどうでしょうか
自分はかなりの速読ですが、おそらくテキストを目で追うのではなくて、頭の中で情景を描いてテキストはその補助として使っているんだと思います。だからストーリーは情景として記憶してます。1文字一句、丁寧に丁寧に読んでいるとそればかりに必死になって情景が思い浮かばないし、読むのが遅いとなかなか情景までたどり着けないのではないかと・・・・。
ソーシャルでフォロワーを真っ当に増やしてみる
最近、Instagramの話をけっこう書いてますが、別にTwitterでもよいです。ただしFacebookは知人が中心になるのでブログとか書いてないと非常に難しいです。この中で顧客視点が一番磨かれるのはInstagramでしょう。
Twitterの場合、そもそも他人の目に触れるにはフォロワーが少ない時は多い人と絡んでいかないといけないし、たまったま面白いツイートをして1000回リツイートされたとしても、実はそれで増えるフォロワーは数十人の下くらいです。
「有名人か」「他の人は持っていない特殊な知識や知見がある」「よほど面白いネタを連投できる」「実名で肩書きがある」でないと、現在はなかなかフォロワーは付いてくれません。
これにたいし、Instagramはさほど著名な人でなくてもフォロワーを増やすことが可能です。これは「ハッシュタグで自分がフォローしたい人を探す」という文化だからです。TwitterもFacebookもこの文化はありません。ハッシュタグで検索してもそれはフォローしたい人を探すためではないですよね。
人はどういう画像や動画を見たいのか
人はどういうハッシュタグでフォローしたい人を探すのか
どういうタイミングで投稿すると好感を持たれるか
どういう自己紹介だとフォローされやすいか
をじっくり考えてテストをしながら投稿していく。当然ながら失敗投稿もあります。そのうち傾向値がわかってくるはず。こうなるとしめたもので、「他人の気持ち」がだんだん分かってきます。目標をまずは1000人のフォロワーを獲得すると定めて、本気でやってみないと意味はないですよ。手持ちのスマホで適当に撮っている間は全然ダメだと思います。いろいろやってみてるけど、プロフィールをぱっと見た時の全体の色味がけっこう大切ですね。
色味が単調にならないように気をつけてます。ルックスのいい女子だと楽勝なんだが・・・おじさんは大変だよ。
わたしがこのブログで以前オススメした、小川和久氏のこの本が、本日Kindleの日替わりセールでこの価格!!!
読んでない方はチェックだ。マジでオススメ!!