今朝起きたら、InstagramのUIがモノクロ+超フラットデザインになっていたので驚いた。
写真を目立たせるためにシンプルかつモノクロにした
ということです。
↓ 今朝、散歩しながら投稿したヤツ。
https://www.instagram.com/isseki_nagae/
全世界に5億人のサービスで、これだけのUIデザインの突然の変更は物凄いと思うんだが、日本のアクティブユーザーはまだ500万人もいないと思うので、全く話題にもなっていない。IT系のニュースにもなっていない(12時間経過してやっとぽろぽろと出てきたけど大半はアイコンの話)。
前からだけどFacebookと同じくロゴさえもアプリのUIにない。ホームボタンのとこだけモノクロのロゴがでます。アイコンは逆にド派手になりました。
新アイコン。ど派手・・・
これが前のUI
この「写真投稿サービスなんだから、投稿写真が目立つようにパーツは超シンプルで地味に」という思い切り方は、他の写真や動画投稿サイトにも影響を与えるでしょうとかいってる人、古い。すでに世界の趨勢はそうなっている。
特にスマホ時代にあっては、写真をしっかりと認識させたいときは、できるだけ装飾を地味にして、色は使わないのがメインになっております。
おそらく、かなりのABテストを繰り返し、どういうデザインのUIのほうが写真のクリック率が高くなるのか検証に検証を重ねているんだと思います。そこで出た回答が「できるだけ色は使わない。使うとしても最小限にとどめる」という方針です。これは「写真で食いつかせるタイプ」のECも同じなはずです。
ではスマホアプリの例を見てみましょう。
1 画像投稿ソーシャルの先輩。お洒落な女性向けのPinterest
ご覧の通り、カラーは左下の小さいロゴマークのみ。ほかはグレー。写真を押してもらってナンボなので徹底していますがInstagramの域には達してません。
2 世界最大のオークション&ショッピングサイトのeBay
こちらもロゴ以外はほとんど色無しで非常にシンプル。下段のメニューバーは自分のいる階層の色だけがブルーになりますが、邪魔をしないようにかなり小さい。
3 世界的な個人出品型のモールのEtsy。創立から10年。社員数800人強で、2015年の流通総額は2500億円。
ここもロゴは非常に小さく、ロゴ以外のカラーはモノクロのフラットです。王道ですね
じゃあ日本はどうなのか見てみよう
日本の場合、大手サイトはABテストをしているが、特にリクルートは熱心にいろいろやっているらしい。が、画像中心のサービスがあんまりないので省きます。
1 ヤフオク!をMAUで抜いてばく進のメルカリ
やはり分かってますね。ロゴは小さく、カラー出品アイコン除くとロゴのみ。あとは全く色無し。世界標準のUIです。
2 ファッションと言えばZOZOTOWNは
バナーを除くと全てブラックのモノトーンでUIは以前のInstagramと同じですが、黒敷いてあるので頭が重い感じ。バナーもでかすぎだと思う。ブラック部分を白にするABテストやってみたらどうでしょうか。余計なお世話ですか。そうですか。
4 チラシが一番目立つUNIQLO
まあ、ネットで売るより実際には店舗に来させたいんだろうし、写真見てカッコいい買うかっていう商材でもないからこういう感じなのか・・・・
5 安定の楽天
ABテストしても独裁君主企業だから仕方ないんだよね。中の人も大変やね(棒読み)
現場からは以上です!!
ところでこれ買いました。かなり感動したので詳しくは明日のブログで