本日はメルマガとnoteの日。
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さて、舛添さん叩きが物凄いことになっています。
その後の議会運営委員会理事会。出席者によると、舛添氏は涙を浮かべて訴えた。「自分の子どもがマスコミに追いかけられ、泣きながら帰ってくる。殺害予告までされている。子どものことを考えれば辞めたいと思っているが、都政を混乱させるわけにはいかない。だから続けている」辞職をかたくなに拒む舛添氏について、局長級の都幹部の一人は「知事は自分が置かれた状況が分かっていない。『なんで僕だけこんなにいじめられるんだ』って思ってるんじゃないか」と言った。
都政を混乱させたのは知事なんですが、中小企業の社長ならみんなやってることを自分がやって、なんでこんなに叩かれるのかと思っているんでしょう。で、舛添さんを見ていて学んだ事はひとつ
変顔と初動対応の失敗は致命傷
っていうことです。変顔については自分がテレビカメラの前に出るようなことがあったら(ないけど)、変顔だけはしないように普段からフェイストレーニングしようと思ったくらいひどかった。狙って掲載すると物凄い悪人に見える(本当に悪人なのかもしれないが知らない)。
そして一番の舛添さんの失敗はスーパー銭湯レジャー施設に正月に家族で泊まって経費で落としたことや、チャイナ服で書道してることじゃなくて、初動対策に失敗したことだと思う。回転寿司や公用車やチャイナ服や卵サンドはもともとの話ではなく、なんとか辞めてもらうために違法性があるものをほじくり出してきた結果であり、そもそも発端できちんと対応していたらこんなに延焼しなかった。自分の住んでる東京の多摩地区や被災地に1回もいったことがないとかは出てくる由もなかった。
ついでに言っとくけど湯河原のほうが震災の時に奥多摩より早く帰ってこられるなんてのはウソです。関東大震災の時は湯河原方面は決壊して道路どころか汽車まで落ちました。道路が寸断されて都内には戻れません。多磨方面は地盤が固いし、新しい圏央道も通ってるから地震には強い。んで圏央道のおかげで平常時には都内のアクセスがめちゃよくなってる。都内から中央高速で青梅まで1時間かからないで高速道路で行けるって知らないんだぜ、都知事のくせに。
もう一度、思い出してみよう。そもそもの発端はなんだったか。
贅沢な海外旅行三昧
そうです。オリンピックの勧誘も終わってるのに、在職たったの2年間で海外に8回もいって2億1000万使ったことを指摘され、おときた議員の情報公開要請に対して真っ黒に塗りつぶした書面で回答し「ファーストでないと仕事ができない」「スイートルームでないと恥ずかしい」と強弁したことが発端だったのです。
この点について以前の石原さんのほうがもっと贅沢だったという人は、海外に行く頻度が石原さんの2倍で、しかも1回あたりの費用があの石原さんの1.5倍って知っているんだろうか。あの石原さんより凄いんです。
自分は石原さんも相当にひどかったと思うが、銀行作って1000億以上の赤字を叩き出したことについては作家上がりで経営経験のない爺さんに投票した都民の責任。石原さんはちゃんと公約に上げていたはず。舛添さんが「ファーストクラスで世界を巡ります」って公約に上げていたら誰も投票しなかったよ。
で、銀行潰した点については、石原さんは公金を使い込んだわけじゃない。杜撰にも首が回らない中小企業に審査なく貸し付けて回収できなかったわけだが、おかげで銀行の貸し渋りの中で給料もらえたり首がつながった人たちもたくさんいるはず。全否定はできないです、私。
舛添さんについては、税金で短期間に8回も贅沢海外旅行にいって2億以上使って、実績が朴大統領にいい顔するために保育所作らず韓国人学校ということで都民は怒ってるのです。2億使っても外国人観光客を1000万人くらい連れてきた実績があれば誰も怒りません。
舛添氏にはいろいろ人格的な批判が多いが、政治家としてちゃんと仕事をすれば弁護の余地もある。最大の問題は、彼が政治家として無能だということだ。騒ぎの発端になった「都市間外交」なんて、都民には何の意味もない。たとえエコノミークラスで行っても、そんな仕事は無駄なのだ。大名旅行しかやることのない知事には、早く辞めていただきたい。
舛添知事は54回の視察を行っていますが、保育園への視察は0回です。(7割が美術館と博物館)だしね。
いまさら「反省しました」といっても大多数の都民は「なにをいまさら」になっちゃってる。では舛添さんはいつ反省してどのような行動を採れば良かったのか
舛添さんはこうすればよかった
ひとことでいうと、舛添さんは反省も対応も後手後手でした。おそらく世論を舐めていたんだと思うが、去年にロンドンパリ出張が豪華すぎると批判を浴びているのに、熊本の震災をほっぽってアメリカ出張に出かけたことで火が付いた。で、情報公開請求の対応もなめくさったし、贅沢さを指摘されても開き直った。いま思うと、ここが生死の分かれ目でした。
舛添さんのいうとおり、「事務方が勝手にファーストクラスとスィートを手配した」のか、「一番いいサービスにしろ」と舛添さんが命じたのかはわからないが、猪瀬前知事がスイートなんて使わなかったといってるので前例から事務方が手配したわけじゃないでしょう。で、東京都の高級官僚も同様に豪華旅行しているので、上層部には評判いいでしょ、そりゃ。
ではどうすれば良かったのか。答えは簡単で、豪華旅行が発覚したときに
申し訳ありませんでしたっ
以後はエコノミーにします!
今後の任期は報酬をすべて返上します!!
海外視察についての規定を厳しくします
くらいいえば、都民も納得し、いきあたりばったりでウソをウソで塗り固めることもなかった。小さいウソが暴かれていく度に民衆は
こんな見え見えウソを付けるならこいつの言うことは全部ウソなんだ
と、思ってしまうわけです。全てのビジネスに通用することだが、トラブルは初動対策がとにかく大事。これをミスるとどんどんと燃え広がる。ということを我々も肝に銘じたいです。で、次の都知事は作家とか学者のような実社会に疎い人ではなく、企業での社会経験があり、コストカットや経営センスのある人がいいなと思います。
そういえば、2011年の都知事選のときは、自分はワタミの元社長の渡邉美樹さんに入れた記憶がある。だってうちの近所の市役所の出張所なんて、だれも客がいないのに5人も人がいて、ずっとくっちゃべってるんだよ。職員にとってはゲロゲロかもしれないが、ワタミの元社員くらい働いてみたらいいんだよと思って投票したんです。www
真面目な話、サイバーの藤田さんあたりが出ればけっこう当選圏内じゃないのかな。楽天のミッキーだけはやめてほしいけどな。いろいろ妄想してるんですが、個人的には一橋大教授でスカイマークの代表取締役の佐山さんあたりが出てくれればいいなと。投資や経営の専門家だしな・・・東京みたいな大都市は経営者感覚が絶対いると思うんですよね。
Kindleの日替わりセールにも面白いのが来てました。スティーブ・ジョブズのもとでアップルの「Think Different」キャンペーンにたずさわり、iMacを命名した伝説のクリエイティブ・ディレクターが初めて明かす、ビジネスとクリエイティブにおける「シンプル」という哲学。舛添さんも読めばいいのに。