新しい週が始まりましたが暑いです。本日までは晴で、明日からまた雨だけど気温が30度超えてむしむしするそうな・・。さて、私事ではございますが、今月で1社との契約が終了するため多少なりとも手が空いてきます。お仕事依頼のお問い合わせはお気軽に〜(あまり気軽なのも困りますが。www)
で、舛添さんから始まった、東京の議員の贅沢遊び半分出張とは名ばかりの遊び旅行ではございますが、東京都議会はなんと全員がリオに行くのを取りやめ。
都議会、リオ五輪視察中止を決定「高額の出張について見直しが必要」
本当に激馬鹿。行かないでもいいということなら、最初から意味なかったことを露呈してしまった。しかしまだ渋谷区議会は行くそうです。しかも
5泊8日“1人150万円”リオ視察へ 渋谷区議団ドンの言い分
という豪華旅行団。このドンにテレビがインタビューしていたんですが、「何しに行くんですか」という問いに、はっきりと
なにしにって、旅行ですよ
と、この爺さんは答えておりました。
「木村氏は当選7回、議長経験3回のベテラン自民党区議です。議会内では誰も逆らえず、“渋谷区のドン”とか“元帥”と呼ばれています。5月下旬、主要会派の幹事長会で反対意見が相次いだ時も『視察に参加しない会派は意見するな!』と一喝。反対派を“鎮圧”しました」(前出の渋谷区関係者)
この議員団のリオ旅行については、我々有権者兼納税者には以下の疑問があるわけです。
1 議員はなにしにいくの?
堂々と「旅行だ」と言ってましたが、友人が渋谷区役所に電話したところ、「行くのは「自民党」の木村正義、丸山高司、斎藤竜一、「渋谷を笑顔にする会」の伊藤毅志、田中匠身の5人と事務方3人。予算1600万円。まだ日程も報告の仕方も決まっていないとのこと。23区内でリオに行くのは渋谷区と品川区だけ。行く目的はパラリンピックのための施設を視察だそう」という回答を得たそうな。
そもそも立法府なんだから、新しい法律や条令を起案するために、「ネット選挙の実態を見にエストニアに行く」「ぽい捨て罰金法案を起案するためにシンガポールに運用の視察に行く」なら誰も反対しない。おおいに行ってもらいたい。しかし
爺議員がパラリンピックの施設見学してどうする
と、みんな思ってます。パラリンピックの運用を視察するなら、議員ではなくて東京都とか区の実際の運用責任者でしょう。爺さん議員が見て、しかも「見ただけで」なにに役立つというのだ。旅行のついでにチラ見してなんの意味があるのだ。
2 なんで東京の議員の視察はこんなに高いの?
これもテレビでやってましたけど、東京の議員のリオ旅行はひとり150万円で、おなじところに行く地方の議員は50万円。東京のほうが空港に近いのに費用3倍の謎。そして舛添さんの香港外遊のコストでレンタカー1日1台20万円とか石原さんのときの数倍で、現地のレンタカー会社が「あり得ない」って絶句してる謎。普通はドライバー付のベンツで1日3.5万だそうな。ごく普通の頭で考えると、旅行代理店か現地かは知らないが、そこから裏金で環流されてたんじゃないかくらいの追求はまだしてほしいよ、音喜多君。案外、都職員組合の裏金になっていたりして(あくまで無責任な妄想です)。
海外視察にはレポートと発表、質疑応答の場を設ければ全て解決
世の中のサラリーマン諸氏のみなさまにおきましては、たとえば海外の市場視察などに行った場合、戻ってから役員会とか部課長会議で報告会をさせられるのが当たり前と思います。当然、レポートというか報告書が義務づけられるでしょう。それでこそ、みんなの代表で行った知識が共用されるわけです。なのに
議員は報告書が義務づけられないの
が、謎なのです。もちろん報告書を公開している自治体も多くあります。たとえば横浜市
海外視察においては1日ごとに写真入りで報告され、写真もたくさんあります。惜しむらくは報告書に実際にかかった費用がついていないこと。精算書をセットにして報告書にしてほしいものです。チェルノブイリにも行っていました。
ところがです。贅沢旅行の舛添の場合は、真っ黒黒に塗りつぶされた報告書をしぶしぶ出してきただけということは周知のとおりですが、都議会の視察報告書のページを見ますと
海外視察の報告書が全くないのよ・・・なんでですか。(と思ったら所々に散らばっていてあるものもあった)
渋谷区議会に至りましては 友好都市との活動のページはあるんですが、海外視察の報告とか全くなし・・・視察、いや、旅行に行ってるんだよね?
で、結論ですが、
議員の海外視察には報告書と報告会を義務づけ
すれば、遊び気分で海外に行くヤツはいなくなると思うんですよね。そんなことしたらあとで報告会で質問攻めにあって吊し上げられる。報告書書くのも面倒だからみんな行かなくなります。逆に本当に必要な事なら全員に共有するために報告書と報告会は必須でしょう!!
そう思ったらアゴラでも同様の記事がありました。
昨日、東京都議会の議員団が去年10月に実施した、ラグビーW杯の視察の費用が約2000万円にのぼっていたことが明らかになりました。内訳としては、航空券代が都の職員を含む14人全員がビジネスクラスを使用して約793万円。宿泊費は、条例の規定はるかに上回る1泊8万2600円のホテルを利用したとあります。参照:産経ニュース
東京都の宿泊規定は1泊2万9000円ですが、これはイベント時であることを考えると少々厳しい金額であるようには思います。また、当初から海外視察は決められていて予算も計上されているわけですから、視察がどれだけ有意義だったかを報告すれば問題はありません。
昨年10月の視察ですから、報告書がUPされているものと思い探しましたが見つかりませんでした(既に公開されているのであればご容赦ください)。なお、報告書ではなく、東京都議会のHPで「ラグビーワールドカップ2015イングランド大会調査団の報告」として報告文が掲載されていました。約400文字程度の報告文になります。
しかしそもそも、遊び半分で税金を使うのを躊躇しないという感覚は、知事はもちろん、議員としての素養を著しく欠くものだと思います。こうした人に投票すること自体が間違っているわけで、こういう遊び半分の旅行に行ってる議員のリストとか公開して欲しいと思う。で、渋谷区民においては、今回「旅行だ」と言い切ってリオに出かける議員団の名前を1人1人胸に刻んで頂きたい。もう一回書くよ。
行くのは
「自民党」 木村正義、丸山高司、斎藤竜一
「渋谷を笑顔にする会」 伊藤毅志、田中匠身の合計5名様です。
本日のKindleセール本はグロービスのこれ。1620円が599円。メルマガの質問で「どうやって勉強すればいいんですか」というのが定期的に来るんですが、まずはこれとか読んでみたら?