沖縄で自民の比例区で出ている元SPEEDの今井絵里子さんが袋だたきで火だるまです。
音喜多くんも「やる気あるんかい」的に
自ら「政治家になる」決断をしたのなら、他人のせいで逃げることは許されない
この人なんか、ボロカス
自民党であることを隠し、空公約を主張する今井絵理子氏 民主主義劣化の象徴
自民党ってことを隠している(選挙カーに書いてない)って非難しているんだが、
ファンの子もわたしのビラ配りを手伝ってくれて本当にありがとう!選挙活動ではファンではなく「同志」ですね!今日は最後まで埼玉県です。 pic.twitter.com/Oa1gvFwEWt
— 今井絵理子 (@Eriko_imai) 2016年6月25日
タスキにはちゃんと「自民党公認」って書いてあるじゃん。隠してるまでは言い過ぎだ。許してやってください。
公約がコレ
確かにもんのすごい抽象的。なにしたいんだか全く分からないというか、句読点が少なすぎて読みづらくして、わざと理解できないようにしている意図がありますな。実に賢い作戦です。
仮に具体的に細かな政策書いたとする。そしたら討論会とかでそこを突っ込まれるに決まっている。街頭に立っても質問されるだろう。歌って踊ってだけの人が、答えられるわけないでしょう。だからわざとよく分からない抽象的な公約にした。この公約に関して質問しようと思ったら「具体的にはどうするんですか」しか質問のしようがない。その回答は「当選したら勉強して具体的にどうすればいいかを学びたいと思います」でキマリです。戦略的に正しい手法ですね(マジで受け取らないでよ)。
ちょっと前の記事ですが
「政治家のほうが儲かるから!?」SPEED今井絵理子の政治家転身は「ERIHIRO」大惨敗で決意か
とりあえず政治家になって安定収入得ようか的な風に書かれてますが、ほかの国会議員だって似たようなのはたくさんいるし、地方議員なんて大半がそうじゃないの?
だいたい「政策」ったって、衆議院で決まったら参議院では覆せないわけだから、意味ないでしょ。
今井絵理子が悪いんじゃない!!選挙制度が悪い
先週末の池上先生の特番で、すっかり参院選に詳しくなった私が解説しますよ。ww
6/20にこんな本が出ていた。あの番組はこの本の宣伝も兼ねていたのか・・・やるな〜
とりあえずテレビの聞きかじりで間違ったこというと大変なので、これ買って読みながら書いています。
そもそも今井絵理子を叩いている皆さん。参議院はなにするところか知ってんのかな。
参議院は衆議院より立候補の年齢が高い。衆議院は25歳だが参議院は30歳だ。衆議院より年食って分別がある人を選抜し、解散もないから6年間は失職しない。つまりひとことでいうと、参議院はお客さんです。そもそもはお目付役として学者とか専門家に議員になってもらおうということだったのですが、いつのまにか
◎衆議院で落選したから参議院で我慢しよう
◎どっちも国会議員で見分けがつかないだろう
みたいな人ばっかりが立候補するようになりました。参院選は当初、全国区と都道府県選挙区でしたが、全国区は有名人とか全国組織に後押しされた人しか当選できない。まあ、基本的に単にお目付役なら誰でもいいわけですが。
そこで全国区は拘束名簿式の比例代表選挙になったの(現在はさらに非拘束)ですが、開票に当たっては候補者個人の名前が書かれた票も政党への投票とみなされます。
つまり
名前の売れた有名人を比例代表に出すの当たり前
なわけですね。アホクサ。
そもそも衆議院の議決が参議院より優先されるので、参議院はオマケみたいなものです。両方とも法案提出権はありますが、参院からの提出は衆院よりずっと少ないです。アメリカの上院下院も似たようなものですが(上院が参議院みたいなもの)、上院はもうちょっと権限が強いようですが、他人の国のことなんでよく知りません。
そんなわけで、この選挙制度がある以上、「優秀な人より知名度が高い人を引っ張り出す」のはごく当たり前で、優秀な人は衆議院に立候補してもらえばいいのです。優秀な人をお飾りの参議院議員にしておくなんてもったいない。ここまででおわかりかと思いますが、わたくしは
参議院なんていらない派
です。参議院にかかる費用は年間1000億円以上と言われ、参議院なくして国債の償還に充てれば良い。そのほうが次世代の若者にメリットあります。
貴族院みたいなのでいいんじゃね?
それではわたくしの夢物語を語りたいと思います。
戦前は、貴族院という参議院みたいなのがありました。アメリカの上院と似た感じだが、皇族、華族の他、天皇陛下の勅命で有識者を加えたり、高額納税者を入れたり、台湾や朝鮮の議員枠があったんですよ。これだけでも韓国は植民地じゃなかったって分かりますよね。
この貴族院は非政党主義だったので、独自性を発揮。戦時下においても政党が軍部に迎合していったのに対して総じて冷静であり、絶頂期の東条内閣を議会で批判したのも貴族院であったとWikiにも出てます。
西園寺公一さんの「釣魚迷」って文庫本が家にあったので、中学生時代にボロボロになるまで読みましたが、この方のお父さんが元の内閣総理大臣の西園寺公望です。立憲政友会の立ち上げの主要メンバーですが、日本の最後の元老です。反軍部であり、大衆に迎合せず、国際協調を基本とする聡明な人でした。息子さんの公一氏もそれを引き継ぎ、著作の中では「世界の人たちと仲良くしたい」という思いが著書を読むと伝わってきます。「釣魚迷」は子供の時からの釣り随筆ですが、グラマンに漁船が狙い撃ちされたり、戦後は中国に居住して日中友好に勤めましたが、文革で追放されて帰国。晩年は共産党や創価学会絡みで揺れましたけどね。
で、なにがいいたいかというと、参議院も政党がらみで訳が分からなくなっているのがいけないわけ。であれば基本に戻して、高額納税者とか受勲者、有識者を中心に、選挙なしで名誉職として任命する「元老院」みたいなほうがよほど役に立つんじゃないかと思うわけです。権限はない、本当のお目付役で政党色は排除。選挙無くせば政党要らないしね。人数も50人くらいでいいし、報酬も名誉職だから金一封くらいでいいんじゃないかと思います。いまの政党の利権とかから遠い人たちで構成すれば、いざという時に機能するんではないかと・・・・。本当に戦争になりそうなときはこの人たちが身を張って止める。ww
まあ、現職の国会議員が既得権益を手放すわけもないので単に夢なんですが、参議院の選挙制度に立ち戻れば、今井絵理子がやる気ないとか、不適切だっていうのは仕方ないのである。選挙制度が悪いわけで、この選挙制度に乗っかるなら全く無名だけど内容が濃い候補より、歌って踊れて知名度はある今井絵理子が出てくるのは当然なんであります。
選挙制度憎んで人を憎まず ですよ!!ココまで書いて疲れたわ
ところでAmazonのプライムデーまであと7日になりました。今年は7月12日(火)です。Prime Dayは世界のAmazonで実施される一日限りのプライム会員限定セールでして、午前0時より、様々な商品のタイムセールが次々に開始。昨年は商品がイマイチで多少炎上気味でしたので、今年は挽回してくると思われます。自分も必ずチェックするべさ・・・。