いろいろ言われてるポケモンGOですが、さすがに1週間を迎え、飽きて離脱の方も多いでしょう。
先週月曜には日本でもTwitterのアクティブユーザー数を抜きました。詳細はこちら
Androidだけの分析ですが、ユーザーはこんな感じ
iPhoneは女性と高齢者に親和性が高いので実際にはもっと女性と高齢者比率が高いと思います。
TwitterのMAU(月間アクティブユーザー数)は3500万人。3日で抜いたからいまじゃ5000万近いのでは思いますが、このうち8割が離脱しても残りは1000万。mixiのサンシャイン牧場みたいに「久々にアプリ立ち上げたら枯れ果てて人気もなかった」というのは数年はない気がします。これはもちろん都内限定の話です。
7月30日(土)にはパラメーターの調整が入った模様で、24時間フジロック状態だった世田谷公園がガラガラになったらしい。そりゃそうだ。毎晩公園がフジロックでお巡りさんが必死で自転車漕いで違法駐車やめるように言ってまわっていたらしいから本当にお疲れ様です。
で、このポケモン騒動において、多くの地方の方が「これを地方創生に活かすことはできないか」「地方に集客する手段にならないか」とおっしゃるのですが、はっきり今回は断言したいと思います。
それ、無理!!
ポケモンでは地方に客は呼べないという理由はこれ
いまやリテラシーも貧富の差も地方と首都圏では大きな格差ができています。それがポケモンだと明確に可視化できます。
平日の午後の渋谷周辺
普通に1時間も散歩すればポケモンはうようよでてくるし、ルアーモジュールはそこらへんでやってるし、ポケストップも捨てるほどある。山手線で一周すればボールも卵も死ぬほど集まる。もちろんポケモンも。
で、こちらは昨日波乗りに行ったんだけど館山から海に向かう集落。
10キロくらいジムはおろか、ポケストップもない。ポケモンもほとんど出てこない・・・・スーパー過疎。ここに住んでてポケモンGOやろうと思ったらクルマで30分走る必要がある。ポケストップもないからボールは課金して買わないとダメだし、お香買ってポケモン集めないとそもそも全く出てこないからゲームにならない。つまり田舎に住んでいる人たちにとってポケモンは
金かかるけど全く面白くないゲーム
になるわけです。
なんでこうなるかというと、そもそもポケストップはポケモンGOの元になったGoogleのIngressというゲームのプレイヤー(エージェント)が申請した場所(ポータル)に設置されているからです。開発チームはその後、独立してGoogleと任天堂の資本を受けてナイアンティックという会社になっています。
Ingressは日本のソシャゲとは違い、テレビコマーシャルなんてやらないから「知る人ぞ知る」ゲームでございまして、日本ではせいぜい10万とか20万人のプレーヤーと言われてました。で、当然ながらこの方たちはIT系の会社で働くことが多く、渋谷にポケストップが多いのはそれが原因じゃないですか?
同様にアキバにも多いし、山手線の沿線はとにかくめっちゃ多いし、さらには人が多いせいかポケモンの出現率が半端ない。地方都市でも駅前近くが多いんじゃない?
で、地方創生の話で
鳥取砂丘で87カ所ポータル申請 Pokemon GO“解放区”のきっかけに Ingressエージェント・katops氏に聞く
の話が回ってくるんですが、たまたまIngressのエージェントやってた方が鳥取砂丘にポータルを置きまくった結果、ポケストップが大量に出現して話題になっています。しかし考えてもみたまえ。
鳥取砂丘に人が集まるのは、近くにポケストップのない鳥取の住民だからです。しかしながら集まっても鳥取砂丘にはコンビニもなにもないので全く経済効果がない。都会の人は自分の勤務先とか家の近くにポケストップやジムがたくさんあるから、わざわざ田舎に行ってやらないのです。
地方のどこかにそこにしかいないポケモンを置いたらどうなる
そうしますと、ゲームというのがよく分かって無い方は、「じゃあ他ではいないポケモンを田舎のある場所に置いたら集客できる」とか仰るのですが、日本に田舎って少なくても数百万はあると思うんですが、そんなところにオリジナルのポケモン置きまくったらポケモンの数が莫大になってポケモン図鑑が収拾つかんわ。パラメーターも某大になる。しかもポケストップもない田舎に置いたってだれも来ないからそもそもいることさえ知られない(涙)。
で、「どこそこを利用した人にしか出ないポケモン」とか戯言いう方もいますが、それやったら
特定のポケモンが金で買える
というのと同じですので、もはやゲームではなくなって面白くもなんともない。ゲーム性ゼロ。
つまり身も蓋もない言い方をすると、ポケモンGOは人が多く集まる場所で機能するゲームであり、田舎に誘導しようというのは真逆なわけです。その証拠に渋谷とかアキバには電車に乗って地方からポケモンやりにたくさん来ています。
あと、特定のポケモンが出やすいというのもある意味問題がありまして・・・
木更津のアウトレットにいくと、もうこんな感じで、ビビリダマ(本当はビリリダマ ww)とコイルばかり、一度に2体も3体もうんざりするほど出てくる。なんでアウトレットモールに電気系ばかりか謎。発電所じゃないんだぞ。あまりに偏っていてマジで飽きる。千葉の河口と近くにいるポケモンが全てコイキングで笑った。
とまあ、現在の設定では、都会でも特定の駅周辺にいる方は課金もほとんどしないで楽しく遊べるゲームだが、その原資は郊外の人(田舎の人はそもそもやらないだろう)の課金なのである。
まあそれはともあれ、本日は
心ある都民は、投票時近くのポケスポットにルアーモジュールを置くべし。ふらふら集まってきた輩には、入場券わすれても免許証とかあれば投票できることをソーシャルで周知すべし!!
なのでありました!!
ところでわたくしのポケモンレポートですが、先日に紹介したこちらが凄い事が分かりました。
バッテリーがでかいiPhone6s Plusでも野外でフルにポケモンやると4時間くらいでバッテリーがからになるのですが、このモバイルバッテリーは6sでも2回はフルチャージできるし、低価格品とは比較にならないくらい充電時間が短くて驚く。ポケモンしながらどんどん充電されていく。
このリボンみたいなのがライトニングケーブルで
こうやって出てくるので
iPhoneの下にいれて手で持つとすっぽり隠れます。
こんな感じ。しかも180グラムしかなくてめっちゃ軽い。他社製品でもっと安いのはあるけど、これだけチャージトルクのあるのは無いと思う。ANKERからこちらに乗り換えて、またまた徘徊したいと思います。まさにポケモンのために作られたようなバッテリーじゃ!!