やるなGoogle! もう相互リンクページは消しちゃった方がいいかもね

2012年4月27日

前にも何度か書いたけど、仕事していて一番うるさいのが某ネット系上場企業系列の営業電話。「もしもし、あのですね〜 そちらのサイトを見て検索上位に出るご提案をしたいと思いまして」って言うのが大半だが、すでに検索1位になってるサイトを見てというケースも多々あって、絶対に片っ端から電話してると思うわけです。

だいたいは年端もいかないにーちゃんとかねーちゃんで、時間がある時はいじったりしてみるとあまりにも無知なのがすぐ分かる。だいたいネットショップのASPを原価の5倍で貸して勝手にリースにしたり、再リース契約を勝手に解除したり、はたまた強制的にアフリエイトに参加させて、そのアフリエイトサイトが自社経営で、ショップよりも検索上位に出るものだから、ショップの売り上げから強制的にアフリエイト収入もその会社にはいる仕組みってどうなのよ。アフリエイト広告代理店じゃなくて、アフリエーターとしても金取るんだから、ブラック系といっても差し支えないと思います。 実際30万払ってSEO対策依頼したというサイトを見てみたが、稚拙なこと以外、殆どナニもしてないことが発覚。これってほぼ詐欺だと思いますけど・・・。

でだ。ついにGoogleさんがばんばんと動き始めているわけですが、4/25に公式ブログでこのような発表がされ、順位が大きく変動しつつある。日本語です。

良質なサイトをより高く評価するために

そこで今回 Google は、ウェブスパムをターゲットにした重要な変更を検索アルゴリズムに施しました。これまでも良質なサイトを適切に評価するために様々なアルゴリズムの変更を実施してきましたが、今回の変更では、Google の 品質に関するガイドライン に違反しているサイトについて、その掲載順位を下げるような対策を実施します。

いいね!

で、品質を下げるガイドラインというものを見てみると、分かりやすく具体的に書かれています。

●隠しテキストや隠しリンクを使用しない。
●クローキングや不正なリダイレクトを行わない。
●自動化されたクエリを Google に送信しない。
●コンテンツに関係のないキーワードをページに記載しない。
●複数のページ、サブドメイン、ドメインで同じコンテンツを公開しない。
●フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、不正なソフトウェアのインストールなど、悪質なページを作成しない。
●検索エンジン用の誘導ページを作成したり、オリジナルのコンテンツがほとんどないアフィリエイト プログラムを使用したりしない。
●アフィリエイト プログラムに参加している場合は、サイトを訪れるユーザーにとって価値のある内容であることを確認する。独自性や関連性があるコンテンツを提供して、サイトにアクセスする目的をユーザーに提供します。

めっちゃ分かりやすい。今時白地に白文字の隠しリンクやってる馬鹿はいないと思うけど、かなり昔に作られたサイトとかではけっこうやってました。昔作ったサイトはチェックした方がいいと思う。というかいまこんなことやっていたら検索から一発で外される感じだと思う。

SEOの知識が全然無い制作者にかかると、メタタグに死ぬほど無意味なキーワード押し込んでいるケースはまだよくあって、 相談受けてソースを見ると「あーあ、やっちゃってるな」と思うケースは多々ある。

複数ドメインで同じコンテンツを使用っていうのは実はけっこうある。集客狙ってアメブロと会社のブログに同じ内容書いたりね。このブログもBLOGOSに転載されているわけだが、向こうからはリンクも貼ってるし、Googleは馬鹿じゃないからコンテンツをきちんと読んで判断していると信じる。

ここで出てくるのが「アフィリエイト プログラムに参加している場合は、サイトを訪れるユーザーにとって価値のある内容であることを確認」ということで、アフリエイトを目的にして単なるリンク集を作っても評価しないということだ。いま大流行のまとめサイトでアフリエイト稼いでいる人たちも多いと思うが、「同じコンテンツを流用」というのと「独自性がない」ってことで検索には引っかからなくなってくるんじゃないだろうか。もっともまとめサイトで稼ぐ場合は検索よりTwitterとかで回す方が多いとは思う。

さらに注意すること。基本的なガイドラインには

サイトの順位や PageRank を上げることを目的としたリンク プログラムに参加しない。特にウェブ スパマーや不正なウェブサイトへのリンクは行わないでください。これらのリンクにより、サイトのランクが下がることがあります。

と明記されている。

相互リンクに参加している一部のウェブマスターは、リンクの品質、ソース、自分のサイトに与える長期的な影響を無視して、相互リンクだけを目的としたパートナー ページを作成しています。これは Google のウェブマスター向けガイドラインに対する違反となり、検索結果でのサイトの掲載順位に悪影響を与える可能性があります

とまで書かれていて、意味の無い相互リンク自体ははっきり悪影響だと書いてあるわけですよ。いまだに「相互リンクお願いします」って訳の分からないサイトやアフリエーターからメールが来ると思うが、うかうか応じちゃだめってこと。いまやリンクページは無くした方がいいかもしれない。
というのは、「当方はもうリンクしてありますのでよろしくお願いします」みたいなメールが来て放っておいても、相手が悪質と見なされれば「悪質なサイトからリンクされている」「この悪質なサイトからリンク買ってるのかも」ということでこっちまで悪影響があるかもしれない。リンクページをなくすとこういう無意味な申し出が激減して来なくなります。

自分はSEOの専門家ではないけど、ひとつだけ言えることは、汚い方法、ズルしたりは絶対ダメってことだ。前出のエセコンサルの多くは「バックリンクを買いましょう」と提案してくるケースが多い。勉強してないのに当たっていまどきこんなことされたら取り返しが付かないことになる。

そんなわけで、頑張っていいコンテンツを作っていけば、絶対に評価される日が来ると信じて本日も頑張るべし、です!!

 

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