最近、ポケモンにiPhone6s Plusが占有されることが多く、Instagramがついついおろそかに(といっても最低1日1回の更新はしている)になってた私ですが、8/3にInstagramに追加されたStoriesという新機能を見ておったまげた・・・。
もろ、ス・・・・スナップチャットやんけ
日本ではSnapchatは全く知られておりませんが(わたしのリアル友人でまがりなりにもアカウント持ってるのは6人だけ)、世界ではすでにTwitterのMAUを追い抜いたと言われ、InstagramのMAUが5億人でTwitterをぶっちぎってるのもあわせ、いまや若者向けのSNSは、画像や動画なんだなぁということを痛感させるサービスです。そのSnapchatのメイン機能をまんま「ストーリー」(Snapchatも同じストーリー)という名前ごと実装してしまったのです。
先日メルマガでも「ビジネスモデル特許」についての質問をいただいたのですが、ぶっちゃけITの世界では言語や仕様を少しだけ変えるだけで同じ機能が実装されてしまうので、ビジネスモデル特許を取得してもあまり意味がない。今回のがその典型ですな。
Twitterはテキスト文化。Facebookもそうなのでウンチクや精神論を語りたがるおっさんたちの巣となってしまったわけだが若い層は視覚なのです。しかも長い動画ではなく、端的に楽しさや爽快感、美しさをアピールする動画です。わたくし、動画も広告が入ってウザいYoutubeは最近ほとんど見ません。Instagramの短い動画だけで十分楽しいからです。
Instagram、Storiesをリリース―24時間後に消えるスライド共有は「Snapchatのフォーマット」とCEO認める
「そのとおり。すべての功績はSnapchatのものだ」とシストロム
シストロムの言葉に私はのけぞった。
Facebookは以前にもPokeやSlingshotでSnapchatをまるごとコピーして失敗に終わったことがある。Facebookの「過去のこの日(On This Day)」は TimeHopというスタートアップをまるごとコピーしたものだ。ハッシュタグや話題のトピックの採用はTwitterのコピーだ。にもかかわらずこうしたプロダクトの責任者は「われわれのユーザーの行動を詳しく観察した結果だ」とか「他人の動向を気にしたことはない」とか述べるのが普通だった。
という感じで、Instagram自体がパクりを堂々と認めています。両方やってたユーザーはどうなるかっていうことですが、このえげつない手法でInstagramが優位に立つのかというと、Snapchatとはユーザー特性が違うので、それほどでもないように思います。
Instagramは若い女性が多く(おっさんもたくさんいるが)、きれいなもの、可愛いもの、健康的なもの、趣味のもの、美しい写真や映像をシェアするSNSですが、Snapchatはちょっと違う。目的が違うのです。ただし日本では先にInstagramがメジャーになってしまうので、Snapchatは苦しいかもです。
それではInstagramのStoriesを使ってみた
まず、全体のUIが変わりました。
上の方に自分のフォロワーが投稿したStoriesが出てきます。丸くアイコンが出てますね。赤いのがまだ見ていないやつで見るとグレーに変わります。
このStoriesは、24時間以内にスマホに追加されたか、いま撮った写真と動画しか投稿できません。そして投稿から24時間経過すると消える。ここが面白い。Instagramでも芸能人や有名人は「××なう」という形での投稿が多いのですが、我々凡人がそんなことをしてもあまり興味をもたれない。凡人は撮りためた写真から賞賛を得られそうなのをチョイスして投稿していくわけです。しかしStoriesは完全に「××なう」なので、どっちかというと人気アカウントに適した投稿方法でしょう。
試しに自分も投稿してみました。今朝の犬との散歩です。わたしのアカウントはこちらです
https://www.instagram.com/isseki_nagae/
普通の投稿と違い、でかでかとスマホ画面の全面に出ます。
何人見たか、誰が見たかは下の方に小さくリンクが出ているのでこれからたどれます。
こんな感じに見えるわけですね。
今見ても人気アカウントが使い始めました。逆にフォロワーが少ない人だと普通の投稿のようにおすすめに出てくるわけではないので悲しいことになるかもしれません。タグも使えないしね。
どういう使い方に向く?
まず効果的なのはフォロワーの多い人気アカウントで、芸能人とか有名人はこぞって使い始めると思います。だってファンは自分のあこがれの存在がいまなにをしてるか、動画でリアルタイムで見たいでしょ?
一般人が使うなら、アドベンチャーとか旅行、自然はいいかも。山に登って景色が変わってくるのを投稿していくとかです。24時間で消える上に自分の投稿一覧には出ないので、思う存分投稿できます。つまりフォロワーから見てもフィードに流れるわけではないのでどんどん投稿されてもウザくない。これは大きいです。アイコンが赤になっててもつまらなければ見なきゃいいだけなのです。
また、レストランで次々と出てくる料理の数々とかもいいでしょう。ただしラーメンのマシマシ大盛りが出てきてそれを食べていくみたいなのは絵が汚いのでフォロワーがどっと減るかも。ww
前述のようにきれいなもの、可愛いもの、健康的なもの、趣味のもの、美しい写真や映像が無難ですぞ。
基本的にはInstagramのStoriesは、「フォロワーへのーサービス」という色が強いように思います。普通の投稿ならそれでフォロワーが増えるけれども、Storiesに投稿してもそれはほとんどない。使い方によっては面白いですけどね。
これから始める人は、500円でこんなムック本はいかが?