装着して3日目のApple Watch Series2ですが、すでに相当に後悔しました。まず「GPSがついたのにスタンドアローンで使えるアプリが皆無」ってとこで、いままでは通知くらいしかできないので、「対応」と書いてあるアプリも通知が来るだけ。ブーブーうるさいので通知はほとんど切った。iPhoneは手に持ってるかポケットだから、いちいち急かされなくてもいつもチェックしてる。
そうなると・・・・私のステンレスケースは、
6万円もする万歩計
ということがわかりました。Apple Watchが今後売れるかどうかは、この間書いたようにスタンドアローンで使える環境用(iPhoneを持てない)のアプリがでるかどうかにかかってます。端的にいうと、ウォータースポーツと、トライアスロンやハードなランニングだ。この異様な違和感はここにもまとめてありました。同感に首を縦に100回くらい振った。
そんなこんなのうちに、NIXONから10月16日にこんなのが出る。日本では年内発売。
http://www.nixon.com/jp/ja/smart
Android Wear搭載で100メートル防水。サーフィンとスノーボード、スキーに対応する。世界最大の波情報を配信しているSurfline、世界中の積雪コンディションネットワークSnocountryによるそれぞれの情報アプリを搭載。リアルタイムでお気に入りのサーフスポットや目的地の天候状況を確認することができちゃう。独自開発のセッションログ機能の「NIXON TRACE APP」も提供される。天候、地図なども見られるほか、マイクで「OK Google」もできる。当然、GPSユニット搭載。バッテリー持続時間は約30時間で価格は400ドル!!
Android WearアプリをインストールすればiPhoneでも使えるらしいよ。
年内にApple Watchのアプリが出なければこれに買い換える・・
やっぱ、スポーツ用デバイスとかはNIXONやGoProみたいに経営者自身がそれが大好きじゃないとだめなんじゃないかなと思った次第です・・・。
プロとかアマとかってなによ
昨日、こんなのが炎上してました。
江川達也氏 「君の名は。」に持論「プロから見ると全然面白くない」
この日の番組では、同作が興業収入130億円を突破したことを紹介。作品を見た出演者から絶賛の声が上がる中、江川氏は「これは売れるなと思いましたけど、プロから見ると全然面白くないんですよ。作家性が薄くて、売れる要素ばっかりぶちこんでるちょっと軽い作品」と“作り手”の立場から意見を述べた。
映画見て涙流した人たちがかっかしてネット上で炎上してましたけど、ちょっと待て。
自分は前にこういうエントリー書いてます。
ココに書いたことを再度。
世の中には、アマとプロがいます。どういうスタンスかというと、「アマは自分が楽しむため」に、「プロはお客さんに見せるために」やります。高校球児は自分たちのためにやっていて、それを我々は見て楽しませてもらっていますが、プロ野球はファンに見せるためにやっているのです。つまりファンが見て面白い野球をしなくてはならないのがプロで、高校野球はそんなこと考えずに一所懸命にやればいいのです。
オリンピックになっちゃうとプロも出てますからなんとも言えないのですが、ボクシングが分かりやすい。プロは亀田みたいに会見から楽しませてくれないとダメだし、派手なノックアウトがいいわけですが、アマはもうコツコツとポイント稼いで判定勝ちすればいいわけです。プロがこんな戦い方したらブーイングの嵐です。
わかりますかぁ〜
商業映画見ている皆さんはアマチュアで、作っているほうはプロフェッショナルです。
映画も私用と商用がありまして、作るにもアマチュアとプロフェッショナルがいるわけです。アマチュアは作ることを楽しんで自主制作のを作るわけです。子供の成長のビデオ編集や、自分の旅行や子供のバレエ発表会のビデオをお父さんが編集すると思えばよろしい。
お父さんは「自分が楽しいから」やっています。なので見ている人がどう感じるかは関係ありません。バレエ発表会のドキュメンタリーは親戚までは楽しく見るかもしれませんが、上司がこんなの作っていて無理矢理家に呼ばれた部下が見せられたりしたら、これはもう拷問です。わかりますかぁ〜
で、プロの場合、素人のみなさんがお金を払って見て頂ける作品を作らないといけません。アマチュアに毛の生えたような監督(たまに名監督でもやってしまいますが)に撮らせると大コケする場合がありますが、それは「観客の視点が欠如している」からですね。自分がいままでみた映画で一番のくっだらないのは間違いなくコレです。Amazonプライムだと無料ですので騙されたと思って見てください。
で、本当のプロの監督が撮るとどうなるか。
プロは「観客のために仕事をする」わけですから、自分が楽しいとか自分のこだわりとかはどうでもいいのです。こだわりにしても「観客が喜ぶから」こだわるので、どうしても自分がこの表現をしたいからするというわけじゃないです。そういうことしてしまうと映画ではなくてアートになり、監督はアーチストになりますが、商用映画は「儲かってナンボ」ですのでアーチストの監督は要りません。
つまり
プロとアマでは見ている世界が違うのです
ひょっとしたらジョージ・ルーカスは自分で撮ったスター・ウォーズを「すっげえ面白い!!」とか思って見てないかもしれないわけです。だって自分が楽しむために撮ってるわけじゃないから。俳優も「楽しんで撮影に参加しました」とか口ではセールストークいってるけど、実際には「なんてキッツいんだ、こんなの死ぬわ、こんちくしょう」とか思って撮影中を過ごすわけですね。だってプロだもの。
音楽だって同じで、ジャニーズだって、AKBだって昔の小室さんだって、「この音楽、サイコー」って歌ってたわけじゃなくて(たぶん)、「ファンに喜んでもらいたい」と思ってやってるんじゃないかと思います。もちろん作ってる方も楽しくてファンも楽しいというケースもあるけど全てがそうじゃないと思うわけ。でなきゃ昔なんでシブガキ隊は「すっし、食いねぇ〜」とか歌っていたのか。涙出たわ。
こういう例は、限りなく書けます。
自動車評論家さんたちが絶賛した車が全然売れないで、ボロクソいってたのがヒットした。
人間国宝の陶芸家の作った茶碗より、無印良品の茶碗のほうが飯が美味く感じる。
会社の上司のアマチュアバンドのライブに呼ばれて物凄い苦痛・・・・
ファッションショーで大絶賛の服なんて、普通の人が着て外は歩けない
すべてアマチュアとプロの価値観の差が生んだ悲劇ですな。
よって江川さんがこういうことをいったら、「だってうちら、プロじゃなくて素人だもん。そもそも映画は素人向けだから素人が見て面白ければいいじゃないかな」と受け取ればいいだけです。別に当たり前のことなのでかっかすることもないです。江川さんは30年くらい前に吉祥寺の仕事場にお邪魔したことがありますが、当時はもっとスマートでしたな・・
今日のセールはなんだかよくわからないけど、評価高いし安いしでとりあえず買ってみました。