昨日、「誠」にかなりびっくりくりくりくりっくり、の記事が出ていた。
Business Media 誠ではビデオリサーチインタラクティブの協力を得て、主要なビジネス系Webメディアのページビュー状況を毎月お伝えしている。3月はダイヤモンドオンラインが推定視聴ページ数を大きく伸ばしたが、その背景には対談連載の存在があるようだ。
2012年3月の基本接触者数はダイヤモンドオンラインが117万1000人でトップ。Business Media 誠(57万8000人)とNBonline(54万1000人)がそれに次ぐ形となった。ダイヤモンド・オンラインは推定視聴ページの伸びと比較して、基本接触者数の伸びが前月比12万4000人増と鈍い。
皆さんは、この数字、「多い」と思ったでしょうか??
わたしの素直な感想・・・「えーーーっ、こんなに少ないの?」である。雑誌が売れなくなって久しいが、つい15年前は「有料」の雑誌がこんなに売れていた。
グラフはWiki経由でここからお借りしました。ABC調査だから、公称では無くて実売です。60〜80万部の雑誌が山盛り。しかもみんな当然ながら、有料なんであります。しかもこの人達は週刊です。月間で換算すると、ポストなんて400万部を超えてたはずだ!
※ちなみに現在はポストはABCで30万部くらいのはず
WEBは無料なんだからこの何倍もの人が見ていると思ってました。月間少なくとも数百万くらいはいってるものかと・・・
で、なんでそんな風に思ったかと言いますと・・・わたしのブログの3月のアクセス数と比べて見ますと・・・この際、公開してしまいますが・・
訪問数約34万人。実は去年の秋くらいからは安定期に入っていて月ごとの変動はあまりなくなっている。ただしアナリスティックスのデータにはモバイルが含まれている。モバイルからの訪問者数は120,921人なので、これを引くと22万2935人だ。UUだと20万弱くらい。
「誠」に出ている推定接触者数の計算方式「推定接触者数 = 接触者数 ÷ モニター総数 × 推定人口」とあるので、ユニークユーザーなのかそうで無いのか今ひとつ分からない。この調査方法は「ビデオリサーチインタラクティブ社が日本全国約1万2000人の家庭用PCにソフトをインストールし、そのデータを集計することによりインターネットコンテンツへの接触状況を算出する、モニター型のインターネット視聴調査」だから、モバイルは含まれていない。接触者となると毎日同じサイトを見ている人は、2日見たらダブって計測されているんではないかと思われるので、「訪問数」と考えるべきなのか?
んで、「誠」さんがこの調査を公開するってことは、少なくとも自分のところの調査データ「月間57.8万人の推定接触者数というのは概ね合ってます」ということだと思うので、そうなると自分のブログは東洋経済オンラインや現代ビジネスと同じくらいの訪問者数ということになる。
↑訂正 誠の吉岡さんから「UUではない」と教えていただきました。誠のUUは大体180万~230万/月ということは、調査データからの推測値とはかなり差分があるようです。ということは推測データは何なの?まあ横並びにしての目安程度なのか。吉岡さんの推測ではビジネス用のWEBメディアは会社から見る人が多く、家庭用のPCの調査では少なめになるのではないかということだった。でも1/3ってことはないと思うけどな・・・あとはモバイルがかなり多いとかね。
自分がブログを本気で書き始めてからまだ1年くらい。テレビも雑誌も出てないし、巷じゃ全く無名の人です。ちきりんさんとか、藤沢数希さんみたいなアルファブロガーと言われる方達のアクセス数はこんなものじゃないはず。月間数百万とかフツーにゴロゴロいると思う。たとえば自分のブログに貼ってあるアフリエイトの収入は月2万程度だがほりえもんはこの100倍以上稼いでいたくらいだから・・
となるとこれは・・・WEBメディアは見ないで個人のブログを見る人のほうが圧倒的に多いということになるんでしょうか? そうだよな・・・
しかし、アクティブなブログの総数自体は明確な減少傾向にあるはず。1年半前に書いたこちらのブログ
数値で見る”ブログの時代はもう終わりました”・・みたいな
というのを見返してみる。 当時動いていたblogfan.orgというサイトがサービスを停止していて現在の状況が分からないが、
「2010年9月現在では、近々の5ヶ月で、FC2、livedoor、Yahooも綺麗に並べたよう15%減らしているのだ。SeeSeaに至っては半減、微増しているのはアメブロだけである。このぺースで落ちると1年で30%。2年でブロガーは半減する。」
と自分で書いている。それから急にブログに人気が出て盛んになったニュースも見たことないから、ブログサービスでアクティブなブログを書いてる人数自体はかなり減少していると思う。自分でサーバ借りてブログのアプリケーションをインストールしたり、GoogleのBloggerやはてなに移転した人も多いと思われるが、それにしても総数は間違いなく減ってると思われます。
なに書いてるか支離滅裂になっているが、推定するに
○WEBメディアより個人ブログのアクセスのほうが格段に多い気がする
→雑誌で言うと総合誌より専門誌化が進んでいる
○ブログの総数は減ったが、アクセスは一部に集中している
→One to Oneマーケティングで言うと
「99%以上のアクセスは1%以下のwebが占めている」
みたいな感じです。この憶測、みなさんの感覚と比べてどうでしょうか?