【続き】飲食店全面禁煙の法律で本当に飲食店は潰れるの → んな訳ない。逆だろ

2017年1月18日

本日はメルマガとnoteの日。

1 中小、零細企業におすすめの基幹システムとは
2 仕事のモチベーションを保つ原動力
3 地方の神社のWeb集客は可能か
4 わたしが起業した時の仕事を取ってきた方法
5 コンサルタントとして生計を立てるには
6 政治家は成果報酬型にすべきか

です。まぐまぐ!またはBLOGOS、スマホで読む方はnoteでお買い上げいただけます。関係ないですがついでにInstagramもフォローしていただけると喜びます。最近やたらと韓国人のサーファーにフォローされています。流行ってるみたいですな。

さて、昨日書きました

「飲食店全面禁煙」の健康増進法改正案についてテレビが偏向報道すぎて腹立つ

について、例のごとくTwitterでかなり絡まれたので楽しみました。w

昨日のこの方、

飲食業ではなくて日本の理美容界のトップだそうで、「美容院とか床屋を禁煙にしたら廃業に追い込まれる」って何度YouTubeで見てもこの方、おかしいとしかいいようがない。美容院とか床屋が禁煙になったら、喫煙者は店に行かなくなって自分でカットするんかい??理屈が通ってないだろう。

特に美容師さんとか理髪師さんは客の顔に接近するわけで、ヘビースモーカーの店主のタバコ臭い体臭と息がかかることを想像するだけでオエーーーっとなる。ヤニに汚れた指で髪の毛に触って欲しくない。いまや非喫煙者は80%なのに、このオッサンは何考えてるのか・・・。美容院にいってスッキリしたいのに、タバコ臭くなって帰りたくないわ!

で、飲食店でも普通ならこういう感覚だと思うのだが

こういう風に感じる人もいます。

なので本日は、「全面禁煙化こそビジネスチャンスであり、努力をするところは必ず報われる」ということについて具体例を挙げて説明したいと思います。その前提にあるのは、現在は喫煙率は20%を切っており、特に女性の喫煙率が8.9%までに低下しているという事実です。上の方とか、この急激な喫煙率の低下を分かってないんだと思います。喫煙OKの店やってたら客は喫煙者ばかりになるから「客というものはタバコを吸う」という具合に思い込んでいる。

非喫煙者は喫煙者の匂いがゲロッなので、喫煙者で彼女欲しければまず禁煙しろということもできますな。体臭は禁煙して数週間で消えてきます。

禁煙にした方が客は増える

実はふと思い出したら、わたしも成功体験持ってました。

ちょっと前ですが、経営に行き詰まった釣り船屋さんのコンサルした時、最初にしたのが「禁煙」だった。釣りジジイはみんな喫煙者だし船長たちもみんな吸ってたけどあえて禁煙にした。結果、常連は来なくなったがいままで来なかった若い世代がたくさん来てV字回復したんだな、これが。

もともと釣り船のメイン顧客は土建屋の50代とかで喫煙率がめちゃ高かった。その人たちが老いて業界全体で客が激減しているが、中には「釣りには行きたいけど船の上で煙草の煙は喰らいたくない」という下の世代だっているはずだ。全体のパイは減ってもココの層を取り込んで顧客の入れ替えを図りました。ほかにもスマホの充電器を船に配備したり、デジカメを船長が持って写真を撮ってお客さんに送ったり、クルマがない世代のために世代のために駅まで出迎えサービスをはじめたり、ほかにもいろいろやったのです。結果・・・


↑ 証言のtweet頂きました。w

これは客層の大半が喫煙者の世界で禁煙にしたらがっつり客が増えたの例ですが、ワシントン在住のフォロワーさんから

これもう、ほんとに諸手を挙げて賛同します。ここワシントン州でも数年前にバーを含む飲食店は全面禁煙になった(喫煙室も駄目)んですが、当時の反対派の意見がまさにそれでした。「バーなんてほとんど喫煙者ばかりなのに、禁止にしたら潰れる」とか。ところが蓋を開けてみると、今までそのせいでバーに行かなかった非喫煙者が足を運ぶようになり、かえって売上が伸びたのです。結局のところ喫煙者の割合が低いのだから、当たり前といえば当たり前ですよね…。

というコメントをもらったり、ロンドンのパブが禁煙になった直後はいったんアレコレ言われたけど、その後はちゃんと盛り返したという情報もいただきました。

しかしこれでは周囲の話で全然データではない。そこでFacebookでいろいろなデータを教えてもらったのでそれを紹介します。

受動喫煙防止法はレストランとバーの経営に悪影響を及ぼさない

禁煙推進団体がまとめてものなのでバイアスかかっているのかと少し思いましたが、持ってきているデータはちゃんとしたオフィシャルなものです。研究結果がたくさん掲載されていますが、禁煙によって経営が悪化したという事例は殆どありません。それはそうで、全部がせーので禁煙するわけだから、悪くなりようがない。

ニューヨーク州レストラン協会の元会長ミカエル・オニール氏:「レストランをはじめとするあらゆる職場から喫煙をなくすことは、ビジネスにとっても、健康にとってもとても大事なことだと思う。受動喫煙防止法でビジネスが不利益をこうむることはない。カリフォルニア、ユタ、バーモント、メリーランド、メインの各州と全米の数百都市が実行してきた喫煙規制政策は、レストラン業界をはじめとしたビジネスに良い影響をもたらした。これは驚くことではない。なぜならば、喫煙者でさえタバコの煙で汚されていない空気を吸うことを望んでいるからだ。」

喫煙者でさえ、タバコの煙がないのを望んでいる
※これね!

それはアメリカの話だろという方の為に地域医療振興協会がまとめたレポート

普通に考えればせーので全部禁煙になるのに飲食店全部が潰れるわけない。さらにいまや非喫煙者が大多数を占めるわけで、いままで喫煙者がいて行けなかった店にもその人たちが来るようになれば、普通はビジネスチャンスだろと思うわけです。

非喫煙者はいても喫煙者は阻害されないが、喫煙者は非喫煙者を阻害しているからです

しかしこういうところは潰れる

しかし全部の客が増えるかというとそんなわけはない。

いままで「タバコが吸える」というだけで客が来ていたところは、客からしたら「どうせタバコが吸えないならもっと旨い店に行く」となるわけで、当然ながら傾くでしょう。しかしそれは企業努力の問題で、いままで味やサービスについて努力してこなかったのが悪いのである。そんなところのために「全面禁煙反対」とか頭おかしい。

きちんと美味しいものを出している店なら、いままで「煙草の煙が臭くてイヤ」といってた非喫煙者、それも比率的には格段に多い人たちが来るようになる。そもそも貧乏人のほうが喫煙率高いというデータがあるので非喫煙者が来れば顧客単価もあがる。これをビジネスチャンスとして捉えずにどうするのか。

加えて言うと、内装屋さんとか、室内クリーニング屋さんは、これはめちゃくちゃ商機ですぞ。いままで「どうせうちはヤニ臭くなるから」と内装工事とかしなかった店が、「これはヤバイ」とクリーニングをする必要に駆られます。ここはひとつ、がっつりと営業してください。

私の本がAmazonのオンデマンドで紙でも出版開始。ただページ数が420ページなのでこんな価格です。それでも紙がいいという方は是非・・・・

  • 0
    このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0
    follow us in feedly
PAGE TOP