実は自分は野球があんまり好きじゃない。現役プロ野球選手の名前、数人くらいしかわからない。あ、サッカーも似たようなものだった。チームプレイのスポーツがあまり好きじゃないだけね〜
特に高校野球は丸坊主を強制されるし、上下関係も厳しそうだ。プロ野球は地上波のテレビ中継がガクベリした結果、球場の動員数は逆に増えたりしている。
これをみますと、サッカーは伸び、柔道とラグビーという怪我が最も多い2競技が激減なのだそーな。一人っ子が多くなって可愛い子には安全な道を行って欲しいわけね。
野球は激減かと思ったら、中学では激減だが高校は横ばい。
これだとやはり、野球の地盤沈下は必須。まずは丸刈り強制を規定で禁止するだけでだいぶん人気は戻るはずだ。今の子、強制されのがとにかく嫌なんよ。
で、最近とにかく話題のAI。前にも書いたんだけど、実はAIの普及で最初に割りを食うのはコンビニのバイト店員ではなく、高給とりの金融の投資セクションの皆さんだったという話。
安倍首相殿。日本再生のためにいますぐ政府にAIを導入してください
コンビニ店員の時給900円をロボットに置き換えるには、全くペイしないわけです。万引きを追いかけたり、陳列やったり、入れ替えしたり、金曜日にソフトバンクの客にチキンを差し上げたりくじ引き引かせたりと、実は業務が割と多岐にわたっていて、レジだけならまだしも、万引きを追いかけることまでAIを搭載したロボットに置き換えようと思ったら、とんでもなく高いコストになってペイしないわけです。だったらフリーターをやすくこき使ったほうがよい。
逆に株式の売買は業務としてはシンプルで、人間よりはるかに速い速度で売買を繰り返して少ない利ざやをたくさんの売買で稼ぐ。大儲けのギャンブル性は下がるが、穴は開けにくい。もっともこの方面は疎いので、バクチ系と手堅いのを両方走らせてるのかもね。
それはともかくこれが面白い
でね。なんでこんな前置きを書いたかというと、こんな面白いペイドパブ見つけたから。SoftBankのスポナビライフの広告らしい。
送りバントも盗塁も無意味な策なのか…。「統計学」を学びたいなら、まずは「プロ野球」を観てはいかが?
これ、めちゃくちゃ面白いから、お金払わなくても掲載してくれる媒体、いくらでもあると思うんですよね。あまりに面白いからネタ元のコレ買いました。
野球を統計学で評価、分析することが「セイバーメトリクス」です。1970年代に、ビル・ジェームズという退役軍人が趣味として過去の野球のデータを分析し、『Baseball Abstract』という本を出版しました。これが、だんだん野球ファンの間で話題になっていき、注目を集めるようになりました。
だそうでして・・
実は試合をより左右するのは打率ではなく出塁率*の高い選手ということが、統計による分析の結果わかりました。出塁率を左右するのは四球(フォアボール)。つまり、「選球眼」が高い選手が重要であるということがわかったんです。首位打者やホームラン王は市場での評価が高く、年俸も高い。しかし、選球眼に特化した選手は比較的年俸が低い。そういった選手を数多く獲得していった結果、強いチームになっていったわけです。つまり、打率やホームラン数だけではなく、選球眼のような目立つ成績(指標)には現れない部分も重要視をしたということですね。
なるほど!!
ノーアウト1塁で送りバントを試みたときの勝利確率は必ず下がるから無意味
※ただし同点で迎えた9回裏ノーアウト2塁以外
試行が多くて多く失敗するより、
成功率を上げるほうがチームにとっては有効
得点に関しては打率よりも出塁率を重要視したほうがいい
もうね。高校野球の監督とか、間違いなくAIに変わってもらったほうが絶対勝利上がる。
でね、ここまではスポーツナビライフの広告なんで、野球で話が終わってますが・・。
このセイバーメトリクスを企業経営に当てはめたらどうなるのか。
鳥越さん、こんな本を書いてください
いま、企業経営って零細から大企業まで昔の常識が通用しなくなっている。
その中で生き残るためには「セイバーメトリクス」が非常に重要な訳ですよ。膨大なデータを統計学的に分析する。世の中では企業経営セミナーというのが物凄い数あって、その大半が先生の体験に基づく程度で統計的な立証がないわけ。つまり
●優秀な社員はドカンと当てるタイプかミスをしないタイプか
●経営を諦めて畳んだほうがいい目安は
●管理職に求められる能力の優先順位
●会社の借金は自己資金の何倍を超えると倒産の確率が上がるのか
●支払いでトラブりやすい相手企業の特性
みたいな統計データを、数値で示す本がでれば、日本中のビジネマンとか経営者とか先を争って買いますよ。どうでしょう。誰かおやりになっては。世界で最初に経営にサイバーメトリクスを導入したとしてそれで一生食えるかもしれません。
稲森さんのこの本とか、統計は意識していないけど、体感では近いものを感じます。