ピンチではなく、チャンスと考えよう

2011年3月20日

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは14日、東日本大震災の影響について「日本の財政危機が切迫したものになることはない」との見解を発表した。
震災対策として政府が準備を進める補正予算規模は「阪神大震災よりは大きくならざるをえない」(野田佳彦財務相)状況だが、ムーディーズは「日本の国内貯 蓄は潤沢であり、増大する政府の資金重要をまかなうことができる」と指摘。円相場は安定的に推移し、震災が金融市場に与える影響も「最小限に抑制される」との見通しを示した。

いままでどうして日本の経済が低迷していたか

わたしはエコノミストじゃありませんが、これを考えると、今回の震災は我々にとって、プラスに転じる要素も大きいと考えるべきではないかと思います。

日本の経済がバブル崩壊後に低迷していたのは、「政治が悪い」「教育が悪い」とかいろいろ言われてましたけど実際はそんな事象的なものではなく、日本全体が長い停滞で目標と自信を無くし、やる気を失っていたからです。

言い換えると、大多数の日本人が欲と自信を失っていたとも言えます。たいていの家は食うには困らないし、クルマはなくても地道に生きていける。子供に将来の夢はなく、安定した公務員か、働かないで生活保護受けて地味に暮らしていけばいいと言い切る中学生までいました。言い換えるなら、1億総草食化 だったのです。

有名な話ですが・・・3000キロの全長の万里の長城はどうやって築かれたかというと、端から順に作ったのではなく、細かく切って分担し、ひとつの チームがその分担部分を数年かけて両端から作り、完成するとそのチームはずっと遠くに移動させ、また自分たちの分担部分を両側から作らせたのです。つまり

「人間は間近な目標は頑張れるが、いつ達成できるか分からないものに対しては意欲を失う」
「逆に、目の前に達成するものがあると意欲が増す」

ということなんです。

今回の地震は、そんな我々に、明確な目標を与えてくれました。

日本を復興しようという、非常に現実的で、しかも短期間で達成しなくてはならない目標です。しかも日本全てが一丸となってこれに向けて立ち上がる意志統一ができていると感じます。この身近でしかも絶対にやらなくてはならない目標については、我々は全力で立ち向かえるのではないでしょうか。政治主導でも官僚主導でもなく、国民主導。
政治家がえらそうに「友愛」なんて唱えなくても誰もがいまや「友愛」の精神を持っています。

この爆発的な力を結集すれば、早ければ数ヶ月で完全に復興し、さらには高い成長率も得て、再び日本のプライドを取り戻す時代がすぐにやってくると確信しています。そのためにはひとりひとりが殻に閉じこもらず、外に出ることでしょう。どんどん消費し(実際には自動車や建設業は未曾有の内需でしょう が・・・)、働き、生活のリズムをハイペースに持っていくことだと思います。家に閉じこもっている時代は終わり、外に出て活動する時期がやってきたと思え ばいいと思います。
このままでは会社が潰れてしまう、仕事はどうしよう、不安な方も多いと思いますが、いざとなれば東北地方で働き口はいくらでもあると思いますよ。だって1から日本の1/5くらいを作るわけですから。
わたしも仕事がダメになったら東北で土木作業でもしようと腹を決めております。

で、東北地方がもう少し落ち着いたら、自分の持っているノウハウで、被災した関東や東北の自治体や企業向けに、ネットストアを無償で構築し、一年間無償でコンサルしようと考えています。実際の店舗を作るには多額のコストと時間がかかるけど、ネットならすぐに販売開始できます。とりあえずネットから「東北を助けよう」という動きができたらいいなと考えています。

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