昨日、なにげに書いたブログ【あと8年で来る暗黒の時代を乗り切るために子供はこう育てよ】が炸裂してしまい、朝の8時にリアルタイム800人超え・・・昼休みの時間帯が怖いです。オートスケーリングなんでサーバが次々と立ち上がり、落ちることは無いんですがお金が・・・一昨日のエントリー【インターネットは自分のために誰かが好きでタダでやってくれるべきというお馬鹿なみなさん】もバズりましたけど、そういうみなさんに捧げたいわ。
さて、昨日のブログを書いたところ、「実際にどうなるのかよくわからない」という声が上がりました。そこで本日は、経済学者でもなんでもない不肖わたくしが、来たる8年後に日本はどうなるのか、素人ながらに推測したいと思います。ただ、素人過ぎて馬鹿にされるのもいやなので、朝日新聞で連載されたこちらの本を片手に語ります。朝から読んでるのですが、この本は読んだ方が良いと思う。ただこれはこれから亡くなる中〜高齢者向きの内容です。
都議会選の宣伝カーが回ってくるのだが、特に共産党!!!「高齢者のみなさんへの手当をもっと厚くします」だと!!この本読んで出直してこい!!サンケイや読売じゃないぞ、朝日新聞だぞ!!!
目次
一目で分かる2025年問題
逃げないで見てください。まずこれがいまから27年前ね。
6割以上の労働人口が12%の高齢者を支えていました。肌色の労働人口のところでぴょこんと飛び出している部分、これがいわゆる「団塊の世代」です。1947年(昭和22年)~1949年(昭和24年)に生まれた人たちです。当時40代の働き盛りで所得税や住民税もたくさん納めていた人たちです。思えばこの時代の高齢者は子供もけっこういたので楽してました。
これが2025年になりますと
こうなります。上の部分で労働力の中心となっていた団塊の世代が76歳の後期高齢者になり、いくら元気でも労働力としては無理になり年金暮らしとなるからです。医療費もめちゃくちゃにかかります。65歳以上の高齢者を54%の労働人口が支える構造です。団塊の世代がその後20年でほとんど亡くなっても、次に段階の世代の子供の世代のピークが後期高齢者になるという波状攻撃。
おまけに少子化が止まらない。団塊の世代が生まれた頃の出生率は4.32人!!! いまは1.4人いくかいかないか。
もうね。加計学園とか、共謀罪とか、共謀罪とか、憲法改正とかあとでいいんで、箱もの行政とか、オリンピックとかもどうでも良いんで、国として全ての予算突っ込んで、男女別姓や嫡子非嫡子の差別完全撤廃とか、学費をすべて無料にするとか、高校までの給食は全部無償とか、成績優秀者に無返済の奨学金とか、もう遅いけど少子化を食い止める策とか、さらに健康保険での高額な医療負担は悪いけど無くすとか、すぐに手を打たないとヤバイことになる。
厚生労働省のサイトとか、それがけっこう書いてあるんだがマスコミとか政治家は逃げて回ってるのがアリアリです。自民党も共産党もいい加減にしろといいたい。抽象的な耳障りのいい言葉で騙して逃げ回るなと。オリンピックが来て未曾有の建設ラッシュに湧いた後、人口が激減して高齢者が爆増して物凄い寒波が来るのです。
2025年にはおいそれと入院できなくなる
厚生労働省の発表ですが、いま亡くなる方は75%が病院です。家族に看取られながら繋がれた機械がピーと鳴って「ご臨終です」になるわけですが、13年後の2030年にはこれが普通ではなくなります。
そーです。ベッドが圧倒的に足りなくなるのです。年間47万人が死に場所難民になり、自宅介護で自宅で死亡となります。自分で親を看取って死に水を取らないとダメ。病院の機器もありません。
「病院落ちた日本死ね」の時代が来るんですね → 8年後の日本はどうなるか。ノストラダムスじゃなくて必ず来る2015年を見てきたように語る https://t.co/QPZzvY5qNL @Isseki3さんから
— プロブロガーのヨス (@yossense) 2017年6月19日
で、病院がいっぱいだから、普通に怪我したり病気になってもなかなか入院できない。まさか高齢者は死にそうでも退院させてっていうわけにはいかないから、元気な若者が怪我したり、赤ちゃんが高熱出しても入院できない。法律変えて「高齢者用」と「それ以下の年齢用」に病院を分けないと、将来のない高齢者が入院しているために、もっと下の層が死ぬことになります。ガンになっても病院は高齢者で一杯で入院して手術もしてもらえない時代に・・・
豊洲やオリンピックどころではない東京
2025年の高齢者ですが、増加分の半数が大都市圏の東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、愛知に集中。いまは田舎は高齢者でいっぱいですがどんどん亡くなって過疎化していき、都市圏に住む団塊の世代が一気に後期高齢者に突入するからです。
都議会選の自民党案では、このあたりが物凄く抽象的で、8年後にどうするんだよという具体案がない。これは他の党も同じで、現実から目をそらしてるんじゃないかと思います。
オリンピックのあとにやってくる物凄い時代にどう備えるか、そっちのほうが大事じゃない?
それと箱ものつくって維持管理費はどうすんの。税収は減っていくのに・・・・
税収が減少するはず・・・・だよね
人口のピークが75歳を超えて後期高齢者になると、国の税収は激減します。いままで働いていた人もさすがに体力の限界が来ますから、収入が年金だけになるからです。自営業者は別ですが・・・・。就業率はこんな感じでどんどん下がる。働いてない人がどんどん増えるから。
所得税も住民税も減り、さらには収入が減って購買力がなくなるのでいまのままの税率では消費税も減収になります。75歳超えて車買ったりする人はなかなかいない。だから政府は税率を上げて対応します。2022年度、2025年度には消費税率を引き上げるために基礎的財政収支はやっとマイナスから脱する予定ですが、消費税率は18〜20%になってるはずです。
でも、このGDP予想は楽観的すぎる気はする。というか、いろいろ調べたんだけど2025問題と国や地方自治体の収入はどうなるかというきちんとした推測がほとんどググってもでてこないの。
もし安倍政権が隠してるとしたらこれじゃないの?
だって政府が本気で2025年はヤバイと言い出したら「いままで何やってた」になって支持率は暴落してしまうでしょ。まあ民進党も同じでそもそも投票先がないんです。「次世代の党」とか名前倒れだったし。
消費者人口の減少
高度高齢者の人数の割に、家族の付き添いや介護の人も少ないので、なかなか外出できなくなる。旅行や外食のマーケットもどんどん小さくなる。そもそもの消費者人口が減少するわけでさらに消費税が20%になって気軽に買い物もできない。
すでにこの兆候は出始めていて、スポーツ施設、スポーツ業界はこれから真冬の時代が来るでしょう。渋谷や新宿ではない東京郊外の自分のジムでもメインの顧客層はいま70歳くらいの段階の世代である。後期高齢者にこの層が移行すれば下から上がってくる人口は薄いので、経営が成り立たない。
いまでも釣り船業界は顧客の高齢化とともに廃業続出だし、スキー場は閑古鳥。いまブームの登山だって団塊の世代がメインなわけで、彼らが後期高齢者になったら人口は一気に減る。自動車業界だって免許の所有率が若年層ほど低いから、どんどん売れなくなっちゃう。団塊の世代は免許は返上しちゃうでしょ。いくら自動運転でも80歳の人が運転できるとは思えないよ・・・。
いま70歳くらいの富裕層の来店で儲かっている業種も、いまのうちに次の手を模索しないと8年後にはその世代は体が動かなくなって来なくなります。次の世代は団塊の世代のようにボリュームがないんですよ。
労働人口の減少
自分はこんな感じでサービス業や外食産業、販売業などは衰退していくから、従来のサービス業の労働人口はもともとの需要が減っていくのではないかと思うのだが、ここの試算も探したけどされてないようだ。
いままで働いていた団塊の世代が一気に75歳を超えると、労働人口はどんどん減っていく。外国人労働者を入れるにしても数年で法制化まではいかないのではないか。加計学園とか憲法改正ばかりやってるしね。いまの国会。
一番問題なのは介護や病院のスタッフ。上にも書いたけどそもそもベッド数が全く足りないし、介護士は給料が安くて厳しい職業だから若い世代にはなり手がいない。いままでのようになにかあったら入院ということも厳しくなるわけだから、訪問医療とか訪問介護のニーズは爆増加するが、介護保険に税金をどんどん投入していたら国が立ちゆかない。結局
貧富の差が死に際の差
になっちゃうのかもしれない。とりあえず好き嫌いはともかく、サービス業、販売業からリストラされた労働力は介護に向かうんでしょうね。
貧富の差は拡大する
全くのわたしの想像ですが、これは拡大していくと思う。
中以下の層では医療費や介護費用に多くコストを必要とするため、どんどん使えるお金が減っていく。親を施設に入れたくても施設がない。訪問介護や医療で見てもらおうにも費用がかかる。つまり貧乏になる。
逆にこうした冬の時代を「チャンス」と捉えて豊かになる層も出ると思うんです。たとえば不動産は人口減空き屋だらけで厳しくなると思うが、この機会に買い叩いて集めまくって他の運用したりで儲ける所も出てくる。
富裕層を対象とした病院や介護施設も人気がでるでしょう。普通の病院は行列で入れてもらえないから。
また介護ロボットなどのマーケットは物凄く巨大になるから、ここの開発や販売のメーカーは非常に伸びる。
産業用ロボットで世界一の安川電機、3位のファナックが本気で創ればいいのにと思ったらもうやってますね。就活で誰もが知ってるB to Cの会社ばかり回るのは絶対止めた方が良いよ。ファナックの財務内容なんて物凄いよ。
ロボット介護機器「屋内移動アシスト装置」を開発- 自分の足で“立って歩く”をサポート
大手産業用ロボットメーカーが医療・福祉にいよいよ力を入れ始めた!
自分に高校生の子供がいたら、「絶対工学部にいって産業用ロボットの会社に就職しろ」と言いそうです。で、将来は独立して天馬博士になる。間違いなく大金持ち!!!この周辺の産業は間違いなく大成長を遂げるから、いまから転職・就職するなら絶対に狙い目です。文系でも営業とかマーケティングとかできる。たぶん企業自体も見越して求人してると思う。
日本政府も「ロボット省」とか創りそうなので、その専門家から政治を目指しても良い。ww そこ、疎い人だらけ。
斎場とかはウハウハになると思うかもしれないが、周囲が葬式だらけになればなかなか出席しなくなる。よって地味系に走って行き、10万円でできるAEONのお葬式みたいなのが主流になって形式的なのは廃れていくのではないかと思います。逆転の発想です。
ノストラダムスと違い、遅くとも8年後にはすでに始まっている激寒の時代に備え、いまからなにができるか考えるだけじゃなくて行動しましょうよ。そして生き残るのだ!
頑張って働いて稼いでお金を貯めておくのも大事です!!
怖くなった方には真逆の本も出てました。怖いので読もうか考えてます。w