金曜日の朝日新聞夕刊に、めちゃくちゃ感動する話が出ていた。Facebookに投稿したら一気に100人以上の方に「いいね」をいただきシェア多数。しかしアプリの引用を間違っていて赤面。謹んでブログで改めてご紹介
国内に約300万人いるとされる「色弱」の人が、ものを見るのを助けるスマートフォン(多機能携帯電話)用の無料アプリがある。2年前に公開された「色のめがね」で、ダウンロード数は1万2千件。「色をありがとう」。開発者には、そんな声が届いている。
開発されたのは元IT系の経営者で、医学博士の浅田一憲氏。会社を起業して上場したあとに引退され、このアプリを自分で開発されたのだそうな。友人に浅田氏の知り合いがいて教えてもらったのだが、なんと医学博士号は起業
そのアプリがコレ。実際に試して見ると、健常者にとっても色弱の人はこんな風に見えているのかということも分かる。
10年8月に公開すると、「紅葉の美しさが初めて見えた」「色弱に劣等感を持っていたので、感動した」といった感想が寄せられた。「私に色をありがとう」という言葉で結ばれたメールもあり、「読んで泣いてしまいました」と浅田さんは振り返る。
1分で泣けた。
誰とは言わないが、最近の若い起業家と話をしたりすると「金を儲ける」ことばかりに火の玉のようになってるのが結構多い。起業家にかぎらずマルチ商法や情報商材も同類だ。しかし人間として生まれていて、いちばん嬉しいのが「他人に感謝される」「人のためになっているという実感が持てる」ということじゃないだろうか。自分だけが得して、相手は損だけするということばかりしていて楽しいのか。せっかく高い教育を受け、高い技術力を持ったエンジニアでも、情弱から金を搾り取るだけのビジネスをしていて満足なのだろうか。
メラミン入りの粉ミルクやペットフードを平気で売ったり、下水から回収した油を平気で販売する中国人についていろいろ言うのは簡単だ。しかし五十歩百歩のことをしていているのでは意味が無い。
とはいえ自分は「金を稼ぐ」ことを否定するつもりは1%もない。浅田氏だって起業した会社を上場させたからこういう仕事ができるという側面もある。言ってるのは「それだけでいいのか」ということなのである。業界の皆様、コンプガチャで儲けた金でこういうのはいかがでしょうか。
App Storeを見たら、浅田さんのアプリ以外にもこうしたアプリは複数あった。
まだまだ日本人も捨てたもんじゃない!!
人に感動と喜びを与えるエンジニアは素晴らしい。しかも・・・この浅田さん。こんなものまで開発していた。
iPhoneやAndroidスマホを虫眼鏡替わりに使えるアプリ。小さくて見えない字をささっと拡大して確認できる。
幸い自分は老眼はほとんどないけど、周囲にはいっぱいいるのでオススメしておきます。