大分県由布市アホすぎて涙。D51(デコイチ)タダでくれるってさ w

2017年9月18日

先日のメルマガでも回答したのですが・・・・

地方自治体が集客のためにとしようとするが、ほとんどはパクリとか二番煎じ。B級グランプリとかゆるキャラとか、いまさらこんなことしてもダメだろう的なものが非常に目に付く。町おこしコンサルントに大枚払って依頼すると「自然があって食べ物が美味しいことをアピールしましょう」とかどこでも同じことをいうのでそれの乗せられる自治体も多いそうな。実は地元ではなんの価値もないと思われているが、都会の人が魅力を感じるものだってたくさんあるのに、視野が狭いから気がつかないのです。

なんで地方自治体がこんなにもアイデアが貧困なのかといえば、地方自治体の職員といえばまさに「安定」した職業であり、地方では一生食っていけるわけですよ。ここで変な冒険して汚点でも残したら出世が閉ざされる。こういう組織では下がやる気があっても中間管理職が「そんなのやめとけ」とか言いそう。強力な指導力のある首長になって若手が支える体制にならない限り何もできない気がする。

その典型みたいなニュース見つけました。

「デゴイチあげます!」 引き取り手なければ解体も 全国の展示SL、維持はどれほど大変?

車両は1944(昭和19)年製造のD51形1032号機で、現在は市内の湯布院中央児童公園で屋外展示されています。市はこれを無償で譲渡するといい、2017年9月19日(火)から市のウェブサイトなどで募集要綱などを公開するそうです。由布市建設課に話を聞きました。
——なぜ譲渡するのでしょうか?
劣化が激しく、安全面で課題があるためです。以前は子どもがSLの近くで遊べるようにしていましたが、現在は危険なことから立ち入り禁止にしています。解体も視野に対策を住民の方々と相談したところ「歴史的価値がある」「なくすのはもったいない」ということになり、譲渡先を探すこととしました。
——維持するのは難しいのですか?
子どもが遊べるようなレベルするには、何千万単位の費用がかかります。近年はボランティアの方々に清掃していただいてもいますが、抜本的な修繕は財政上難しいと考えています。もしも譲渡先が決まらなかった場合は、やはり解体も含め検討しなければなりません。

現状渡しで無料でくれるんだって。こんな宝の山を・・・・・

もともとデコイチは由布市の線路を走っていたものじゃない。単にいらなくなったものを持ってきて児童公園の遊戯施設に置いただけだそうで、ありがたみというものが分かってないです。これこそが「地元ではなんの価値もないと思われているが都会の人が見たらとんでもない価値」の典型です。

しかし、このデコイチ。まさに野ざらし・・・・詳しい写真のブログがありました。

再訪!大分県由布市中央児童公園に保存されるD51形蒸気機関車D511032号機

レポートによるとかなりひどい状態のようで、サビや欠品も多いようです。

そうだ!! ふるさと納税があるじゃないか

実はSLをコンセプトにしたふるさと納税はいくつかあります。ほとんどは観光用に走っているSLの乗車券などを返礼品としてくれるものですが・・・
なかにはこんなものもあります。

【第二ゴール挑戦中】SLみなかみプロジェクト 「EF16」の補修整備のため引き続きご支援を!

600万の目標が半分ちょっとですが、一応お金は集まっています。イマイチお金の集まりがよくないのは、走らせるためではなくて単に塗装をし直す程度だからじゃないでしょうか。自分は鉄ちゃんじゃないのでよく分かりませんが、SLは走ってこそのもので、公園に置かれていても価値があまりないような気がします。子供らになぶられるの見るのも可哀想だし。

最初は由布市もふるさと納税で修復費用と思いましたけど、ブログを見ても児童公園だから子供が遊ぶだけ。いまの子供はSLなんて知りませんからありがたみもへったくれもない。であれば自治体内に線路が残るところが譲り受けてふるさと納税で修復して走らせればと思いましたが、これだけボロボロですと、新品作った方が安いくらいかかりそうです。

てなこと、Facebookで書いてましたら、凄いアイデアもらいました。つまり

解体して部品にしてふるさと納税の返礼品にする

というものです。これは凄い。

多少修復しようがあと何十年かしたら風化して結局ボロボロになってしまうのであれば、数万個の部品に解体し、それぞれに期日とD511032という刻印を施し、全国の鉄道ファンに所有してもらうのです。ふるさと納税の額によって返納する部分とかを変えれば良い。解体されて鉄くずとして売られるより、何千、何万の鉄道ファンの手元に分骨みたいにして置かれてずっと思い出してもらえるわけだから、素晴らしいではないか。

ググったらSL部品の専門販売サイトもある。それぞれ1万円以上の価格が付いている。ふるさと返礼品は選べない(たとえば通し番号から抽選にする)ことにして、何口でも寄付できるようにしたら良いのだ。

由布市もふるさと納税はやっていて、去年はこんな感じ

しかし返礼品は、いわゆるどこでもある感じのものばかりです。

鉄くずとして処分されたり、要らないもの扱いされてタダであげるということより、こちらのほうが「欲しい人に届いてしかも財政が潤う」わけだからまさしくWin Winだと思うのですがどうでしょうか。

自分もふるさと納税やってきて、食べるものとかもういらないから面白いものを探すんだけど、本当にないんですよね。みんな頭硬すぎだよ!

でもって台風の影響で海は大荒れなんで今日はこれからコレを見ます

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