こんにちは。憲法改正論者の永江です。
憲法改正といっても9条ではなくて、14条です。
【提言】日本は緊急非常事態なんだから、憲法9条より14条を改正せよ!!
もちろん憲法9条も改正にこしたことはないですが、いざ本当に北朝鮮が攻撃してきたり、弾道ミサイルに水爆積んで「明日、東京に発射するからね」と予告などしてきたら、日本だって「超法規的処置」で事前に反撃するでしょう(でも北朝鮮に空対地で攻撃しに行ける武器がナイ・・・)。そんなもの簡単に発令されても困るが、死ぬか生きるかの時なら仕方ない。よど号ハイジャックのときに監獄に入ってる赤軍派を釈放したアレよ。
そんな憲法改正より、すでに日本全体の破綻が見えていて100%近々にやってくる超少子高齢化をなんとかしないといけない。そのためには「高齢者の方が子供より優遇されている」現在の社会を修正しないといけない。電車に妊婦が乗れば「妊娠しているくらいで甘えるな」とBBAに毒づかれ、怖い思いをするとか頭おかしすぎ。それ以上に学校や幼稚園に「うるさい」と怒鳴り込みにいったり、建設に反対するのはだいたいがジジイ。
近所に保育園、迷惑ですか 高齢者ほど反対って本当? 朝日新聞デジタル
高齢者や閑静な住宅街に住む人ほど騒音を心配して建設に反対する――。みなさんにはこうしたイメージがあるのではないでしょうか。私もそう思っていました。ところが今年8~10月に実施した騒音の意識調査で、これが覆える結果が出ました。調査は東京都と埼玉、千葉、神奈川の3県の様々な地域の一戸建て住宅1927戸が対象で、約18%の341戸が答えてくれました。「あなたの家の隣に保育園建設計画が起こったらどうしますか」との質問に「強く反対する」「反対する」と答えたのは計1割。そもそも反対は多くはなく、高齢者ほど反対するとの相関関係は見られませんでした。住宅街の住民が、商業・工業地域の住民より反対が多いこともなかった。
ではどういう人が反対するのか。「強く反対」と答えた人の全員、「反対」と答えた人の9割超が、「自宅の横に保育園ができると騒音に対する不安を感じるか」との質問に「感じる」と回答しました。騒音への不安を感じても、子どもが大きな声を出して遊ぶことは心身の発達に大切だとの考えなどから反対しない人も少なからずいますが、不安を感じている人ほど建設に反対する割合が高いといえる結果でした。このため、保育園建設問題では、騒音への不安を和らげることがとても大切だといえます。
母数は少ないのですが、とりあえず「高齢者ほど反対する」という数値的な傾向は無いそうな。しかし高齢者世帯が増えているから、実質的に反対してるのが高齢者ばかりに見えると言うこともあるよね。だいたい住民説明会に来るのは暇な高齢者やうるさい主婦ばかりで育児中の人とか独身世帯なんかは面倒で選挙と同じでいかない。
吉祥寺の件は後追い取材で
東京・吉祥寺の保育園反対運動は住民エゴなのか 「高慢」「子供施設が嫌いな人々」といわれた住民たちは…
単にうるさいから反対と言うだけではなかったようだ。
しかーし、実際には付近住民のクレームで運動会ができなくなったり、音楽や校庭での運動が厳しく制限された例がたくさんあるといいます。
で、先日テレビで見ていたら、この件についてをNHKでやっていた。
NHKのサイトに動画が掲載されているので絶対見てください。松本深志高校の作品です。
第64回NHK杯全国高校放送コンテスト全国大会の決勝進出校の作品
松本深志高校は、自分も知ってた。教育レベルの高い長野県でも一、二をあらそう進学校だ。この動画も素人の放送部兼応援団の女の子が作ったそうだが、素人レベルではない。テレ朝よりずっと理路制限としていてしかもタメもオチもあるし、ちょっとうるっときますよ。
仕事場で動画を見られない人に概要を説明すると
1 松本深志高校の周囲に住宅が建ち並ぶようになった
2 周囲のクレームで音楽の練習をはじめ、運動の練習も制限された
3 体育館には段ボールが厳重に貼られて窓も開けられない
この現状をなんとか打破できないかと、生徒たちが動く。
まずは卒業生の弁護士を訪ねる。Fラン高校だと無理だね。w
高校が先にあったのに、あとから立てられた家の人たちからクレームが来るのは法的にどうなのかという誰もが持つ問いに、先輩弁護士は「法的には仕方がないと回答する。ここから彼女たちの活動が始まる。学校を説得して地域の住民と話し合う場を設けようというのである。凄い行動力だよ。
地域の区長さん(だいたい高齢者)を訪ね、高校で話し合いを持つ。ここが巧い。区長さんたちからみれば孫です。孫たちが勉強や運動をするのに地域が協力的でないわけで、ついには「自分たちが住民を説得する」と言い出してくれる。道半ばで、住民には頭おかしい系の糞爺もいるはずだから、一筋縄ではいかないが、それでも大きな一歩を踏み出したという話なのである。
保育園、幼稚園ふくめ、学校側はなにをすればいい
もちろん永江風に憲法14条を改正し、子供の権利はほかの年代の権利よりも上位に立つと規定してしまえば、子供の声がうるさいならあなたが引っ越しなさいになるし、妊婦さんには席を譲れになる(胎児もこどもだもん)し、社会保障はまず子供にとなるので、トップダウンとしては最高なのであるが、国会議員の1人もそれを言い出していない現在は、見込みはゼロです。
ではどうすればいいのかというと・・・・
地域に味方を作れ
ということになります。
朝日新聞のアンケート結果を見ても、「保育園は迷惑」と回答するのはたったの4%。25人に1人なのです。近所に保育園がで来ると聞いて強く反対するのはたったの3%。糞爺や、高速道路で幅寄せ運転するキチガイヤンキーとか、精神的に病んでる人、文句言えば金がもらえると思ってる反社会的な奴らだと思います。少数のキチガイ意見が通る世の中なのだ。
であれば、そういう反対している輩に「あなた以外はみんな賛成だ」という強い意志を住民たちに見せてもらうのが一番の妙手なわけ。
例を挙げるならば
1 学芸会や運動会はいままでは家族だけを招待していたが、近辺住民も招待する
2 母の日に近隣のお母さんやおばあちゃんを招待してお遊戯見せたり歌を歌う。園児の手作りのプレゼントを贈る。
3 父の日も同様
学校や幼稚園など、いままでは外部の人間の侵入をリスクがあるとして排除してきたわけだが、これではこれからの時代には立ちゆかないと思うんですよ。逆に近所の人たちを呼び込んで、一緒に運営に参加してもらうくらいでいいのではないか。そうすれば学校の往き帰りにも目を配ってもらえるし、逆に安心になる。先生たちは「外の人間がはいると怖い」ということだけでリスク回避していたが、事なかれ主義ではもう立ちゆかないと思うんですよね。
考え方を変えて周辺住民のバックアップを受けている学校や幼稚園も多いと思うんだけど、マスコミはこういうところもちゃんと報道した方がいいと思いましたよ。反対運動ばかり報道したら「反対するのが普通」という刷り込みができちゃうから、みんな反対しはじめるだろうよ。
浅田次郎はわたしのお気に入りの作家ですが、プリズンホテルが今日のKindleセールに出てます。なんと199円。絶対面白いよ。