iPhoneXは、わたしの人生で初めての「買わなかったiPhone」になりました。全く欲しくなかった。
で、
というエントリーも書きました。
このツイートにはたくさんのクソリプを頂きました。
ぶっちゃけ、14万円でiPhoneXに買い換えても生活の幅は広がらないが、中古のバイクを買えば日本中を旅できるし、ブックパソコン買えばプログラミングの練習ができる。サーフボードとウエット買ってサーフィンも始められる。若者よ。限られた金は自分のライフスタイルを充実させるために使おう
— Isseki Nagae/永江一石 (@Isseki3) 2017年9月13日
一番のお笑いが「最新鋭のiPhoneに替えるとITへの理解が進んで生活が豊かになる」というもので、どんな宗教だよ。じゃあクルマは新車買ったらみんなモータリゼーションの理解が進むのか。アホッスか。たかが顔認証付いた程度の新しい電話買ったくらいでそんなに変わるかっての。
わたしの推測は「顔認証が付いた」「全面ガラス」程度のオマケが付いただけで、根本的な機能は全く変わらず高価なだけのiPhoneXは、マニアが買うだけでこれがスタンダードにならないというものでしたが・・・
iPhone X、生産台数50%カットへ 部品提供のサムスンにも大打撃
Canalysの調査では昨年の第4四半期に、iPhone X は最も売れたスマートフォンになり、販売台数は2900万台に達したという。ただし、この数字は市場予測を下回っており、今年の第1四半期の出足は大幅に落ち込んでいるとの報告もある。市場シェアで見た場合、第4四半期の終了時点でiPhone Xは予想を下回る成績であり、今年に入ってからも改善の兆しは見られないのだ。
信者ではなくても前のがだめになって買った人もいるだろうから、世界的に見てもApple信者は1000〜2000万人くらいかな。創価学会の信者数が公称創価学会約830万人ということなので、その2倍。ww
ほかにも
iPhone Xの不振を示す新データ、米国人は「8」購入者が多数派
アップルの「コバルト調達報道」で見えたiPhone神話の終わり
まあ、永遠に成長していく企業なんてあり得ないわけで、Appleも峠を迎えたわけです。常々わたしが言ってるように、iPhoneは7で本質的な機能はカンストになりました。それまでのiPhoneは
1 電波が入りやすくなった
2 バッテリーがもつようになった
3 カメラがよくなった
4 Apple Payが使えるようになった
5 大きくなって見やすくなった
6 さくさく速くなった
7 指紋認証で一手間減った
という根本的な機能の進化がありました。が、7でそれは終わり、自分は8 plusですが、7 plusと使っててほとんど差がありません。当たり前だ。CPUが多少早くなったりしても、もう限界にまで来てる。iPhoneXも根本的な性能・機能はiPhone 7 Plusからほとんど変わらず、逆に真っ暗闇やマスクでは顔認証ができないとか、一手間増えてるわけです。なのに税込み14万円払う(キャリアで半額負担して貰っても7万!!)のは信者でしかないわけですよ。
実際、業界の情報では日本の販売数は、12月の発売開始の時からたった2ヶ月ですでに1/5まで落ち込んだそうです。BCNの販売ランキングでは
上位はiPhone8が占めています。
iPhoneXはというと・・・・
6位にSE、9位に6s、14位に7がいて・・・やっとここ
UQモバイルのSEに抜かれそう!!!
6年前の旧モデルより売れない最新型ってなによって感じです。
今後のスマートフォンに求められる機能
何回か書きましたけど、iPhoneの新型が爆発的に売れるためには「いままでのスマートフォンにはなかった新しい根本的な機能のアップ」が必要なわけです。顔認証とか全面ガラスは単なるオマケであってそれで喜ぶのはマニアだけだから。
では根本的な性能向上というのはなにかというと、2点しかないですよねぇ・・・
1 電池の持ち
2 微弱電波でも拾える
ですよ。新しいのがないのですが・・2015のMMDの調査だと
こうなっていていまも変わらないでしょう。
1はいまの技術ではバッテリーを大きくするしかないから根本的な何かが要ります。いままでいろんなAndroidも買いましたけどiPhone8 plusはダントツにバッテリーが持ちます。一番ひどいのはカメラとして使ってるこれで、 たった2年前に買ったのにカメラとしての機能は素晴らしいが動作が非常にモッサリしていてバッテリーが物凄い速さで減る。Androidのだめさを体感させてくれました。
2については携帯網がなんとかなるはずだったのですが、キャリアだって都合があります。人口が少ないところに投資しても仕方ない。だから使ってて意外と電波が届かないとか一本しか立たないのでダメってとこっていまでもけっこうあるじゃないですか。しかしいまや火星とも通話できるわけで、なんか増幅したりする機能付けられないものですかねぇ・・(素人)
仮に「いままでの2倍、3倍、バッテリーが持ちます」というiPhoneが出れば、こぞって買い換えが殺到します。Androidで困ってる層もお金があれば乗り換えてくる。で、バッテリーがもっともつようにするためには
1 画期的なバッテリーがでる
2 バッテリーをでかくする → 本体もでかくて重くなる
という、あまり期待できない要素の他、「自分で発電してしまう」というアイデアもあります。
しかしこれも
1 太陽光は全然パワーがない
2 燃料電池は小型化が果てしなく遠い
というところで止まっているように見えます。2は以前はいろいろ報道されてましたけどとにかくまだ使い物にならないらしい。んでわたくし考えたのですよ。クルマだってハイブリッドはそもそもクルマが走るときの慣性エネルギーを電気に変換してバッテリーに蓄電する。スマートフォンもなにかエネルギーだしてるんじゃないか。そーだ・・・
熱だ!!
スマホの熱エネルギーを電気に変換したらいいじゃんと!!
ググったら出てきました。
熱発電腕時計用超小型熱電変換素子の開発
国立研究開発法人 科学技術振興機構
SEIKOのサイトに写真ありました。
1998(平成10)年 熱発電機構を搭載した腕時計。着用者の体温と外気温の温度差を利用し、内臓された熱発電素子で発電、二次電池に蓄電し時計を動かす。フル充電で約10カ月の駆動が可能。発電は、ケース裏側からケース表面に熱が伝わる際のゼーベック効果により起こる。腕から外し発電が止まると秒針がストップするパワーセーブ機構がある。
体温と外気温差を利用して熱発電素子で発電するのですが、人間の体温なんて所詮は36度。しかしスマホはあっチッチになるくらい発熱する。これを内臓された熱発電素子で発電して蓄電するようにすれば時計よりスペースあるからけっこういけると思うのよ。特に充電するときはあっチッチになるから充電速度も速くなるはず。
「熱発電素子 スマートフォン」で検索したら出てきました。古河電工がやってます。
コンロでスマホが充電できる、中高温域で使える熱電素子を新開発
これ、中高温だからもう少し下の奴を開発してもらい、スマホに内蔵して常にスマホの熱でバッテリーに微充電して放電を防ぐっていうのはどうでしょう。以上、本日の妄想を終わります。
あと2日で終わってしまうKindleの今月のセールですが、手塚治虫のこれを読んだことない人は絶対のオススメ。大河ドラマで西鄕どんやってるけど合わせて読むと幕末の日本とか、江戸に薩摩が来た時のこととかよく理解できますよ。