わたしの友人が、4/10のお昼から武蔵小山温泉正面にて福島県産新鮮野菜市開催
彼は武蔵小山温泉の経営者ですが、自費でガイガーカウンター購入して問題ないことを証明し、風評を吹き飛ばして販売するとのことです。福島の農家の皆さんと一緒に開催します。時間がある方は是非!!
武蔵小山温泉 http://www.shimizuyu.com/
数日前、石巻で被災した友人から電話有り。
お店を経営していたが、なにもかもパーになってしまった。これから仕事はどうしたらいいのかな、という相談だったので、とりあえずこういうのはどうかな、とアドバイスしてみました。
どっちかというと、こういうアドバイスがわたしの本業系です。とはいってもかなり遠いですが・・・汗
1 中古軽トラ販売
実は相当昔、リクルート時代にはカーセンサー編集部にいました。そのあともN社、P社のパンフレットやカタログ作ったり、車関係のPRの仕事を自分の会社でかなりやってました。前に経営していた会社の大株主は全国自動車販売会社チェーンでした。そんなわけで、業界にはそこそこ詳しいです。
現地で道路が復旧し、ガソリンも入手できるようになった今、一番復興に必要なのは車かも。それもたぶん軽トラでしょう。登録も印鑑証明がいらないから、被災地で登記所、役所ごと無くなってしまった場合でもなんとかなります。登記は普通車と違って陸運局ではなくて軽自動車検査協会です。車庫証明もいりません。
中古車の販売には古物免許が必要ですが、現地の公安委員会なんて現在は機能してないでしょうから、元から持っていた場合に限ります(友人は持ってました)。身の回りで整備士やってた友達を捜し、バイトを数名連れて電車で目星を付けた関東近郊くらいの車屋に出かけます。基本的に中古車屋さんはどこでも「業販」をやってくれますから、ここで中古車の車検が残っている軽トラを買って、バイトで雇った運転手が次々乗って帰ります。オークションという手もあって参加はネットでもできますが、軽トラなんてほとんど出品されないので専門の中古車屋を回った方が良いと思います。現地で廃材はこんだりのために使うので、かなりぼろくても動けばOKだから、解体屋を回る手もあります。
被災地には空き地なんてたくさんあるでしょうから、次々に乗って帰ってそこに数台から並べて販売する。基本的には現状渡し。売れたらそのお金でまた仕入れに出発する。現地ではまだ自動車ローンとか使えるかわかりませんから、とにかく現金でやりとりできる範囲の安い車にする。関東で買うよりは少し高くなりますが、たぶん非常に感謝されるし、車の仕入れに当たり外れが無くて回転するので間違いないです。
2 中古の家電製品、プラス家具の販売
こちらも同様に古物免許が必要。実は都会のリサイクルショップでは家具の販売には相当に困っています。場所も取るし回転も悪い。テレビもブラウン管のものはフィリピンとかに1台1000円で輸出されています。しかしいまはこれでも十分商品になる。4トン車で関東近郊のリサイクルショップを回り、業販で値切ってまとめ買いし、買えるだけ買って戻ります。こちらも流されなかった家の一階借りてお店を開ければいい。もしわたしが被災者でも、テレビは欲しいです(室内アンテナつけて)。情報が欲しいし、娯楽も必要。なのでテレビが一番売れる気がします。
3 屋台の製造・販売
被災者の中には大工さんがいると思います。信用できるパートナーを見つけたら屋台を作って販売はどうでしょう。実は調べたのですが、屋台の新品の値段は6尺(1.8m)一式で80000円ぐらいです。台部分、4本柱、テント、後幕一式の値段です。1尺(約33㎝)大きくするごとに1万円アップくらい。意外と安い。もっともお祭りの焼き鳥や焼きそば用なので、実際には博多の屋台みたいな実装が必要ですが・・・見本を1台入手できれば同じに作るのはたやすいと思います。
この間、ある日記で見たのですが、「もう炊き出しはいらない。もらっているばかりで気持ちがめいる。それより仕事をさせてくれ。手伝わせてくれ」という切実なのがありました。被災者の中には飲食店や民宿を経営していた方もたくさんいると思います。こういう方たちに向けて、屋台を製造・販売、またはレンタルするのです。戦後の日本もすいとんの屋台から始まりました。焼き餃子もそこから始まったらしいじゃないですか。
リヤカー形式ではなくて、こういう感じだと車両+60万円くらいだそうです
家を片付けて、なにか仕事をしたくなったらこういうのはどうだろうと言ったら、友人は考えてみるって言ってました。でも実際にはなかなかそこまで行動力のある人は少ないですね・・・
ほかにもアイデアは相当にあるので、また書いてみます。