出版不況はAmazonマーケットプレイスのせいかもしれない

2012年8月20日

本日のメルマガ。今書いてます。本日のメルマガの内容は

1 画像検索のSEO対策は?
2 わたしのような仕事がしたいがどうすれば?
3 Wordpressで制作したサイトは表示速度が遅い?
4 パチンコ店の集客にWEBをどのように活かせるか
5 新しいドメインと古いドメイン、SEO的に評価の差はあるか? 

質問受け付けています。詳細は右のカラムの赤いバナーを・・・

さて、お盆休みも終わり、朝からけっこうアクセスがあります。そんな中、お盆は暇だったしぎっくり腰で痛む腰をさすりながら(もう80%完治)Amazonのアフリエイト報告を見ていて面白いことに気づいた。ちょっと集計してみる。このブログにはAmazonのアフリエイトが貼ってあり、誰かが注文してくれるとそこからマージンがほんの少し貰えます。売れたときで月間2〜3万円くらいなのでブログにかけてる時間を考えるとたいしたことないのだが、面白いので毎日「ナニ売れたかなぁ」と見ているのだ。

Amazonのアフィリエイトのクッキーの有効時間は24時間なので、このAmazonのバナーを見て、24時間以内にほかのものを買っていただいてもそこからちゃりんとマージンが入ってくる。誰が買ったかはもちろん分からないのだが、たまにエロゲーとかが出てくると「キター」とちょっとだけ思うことにしています。

さて、以前は本と言えば新品と決まっていた。ブックオフができて今までの古本屋とはイメージが変わったけれど、ブックオフでは本が探しづらい。ブックオフでは探して買うというより「あるものから読みたいのを選ぶ」という買い方なわけで、狙い買いをしたいユーザーには向かなかった。そこに登場してきたのがAmazonのマーケットプレイスだったわけだ。情報商材にそそのかされて「せどり」で小金を稼ごうとしている皆さんのマナーの悪さには定評があるが、ブックオフに行くよりAmazonのマーケットプレイスで買ったほうが楽ちんだし、新品と比べて選べることもできる。ではいったい、Amazonではどのくらいの比率で新品と中古が買い分けられているのか、さぞかし出版社の方は知りたいと思いますが、知る手段がなかなか無いと思います。アフィリエイト報告を除いては(笑)

まずはこちら。今年、一番アフィエイトで売りました。

こちらは6月20日に出た新刊です。当然、中古は最初のうちは出回っていないので新書で買うしか無かったわけです。

合計で104冊。うち新品が102冊。価格の安い本なのにすでに中古が出ていて中古では2冊売れています。中古で450円で買っても送料250円かかるので計700円。新品は消費税込みで714円だから14円しか変わらないのに中古を買う方がいるんです。545円なら新品より高くなります。コレ買った人、マジで謎・・(-_-)

では、新刊ではないのはどうかといいますと、

はいびっくり

合計で27冊売れたうち、新品はたった7冊です。
中古率74%!!!

で、もうちょっと新しく2011/8/17に出たこの本の場合

合計14冊のうち、中古は6冊。中古率42.8% ただし、私がブログに書いたせいかは知りませんが、中古本の相場が上がってしまい、現在ではロープライスで844円になってしまい、ここにあるように200円とかでは買えなくなっています。そのせいもあるかもしれません。

サンプルが少ないので断言はできないのですが、発刊が古ければ古いほど「新品でなくて中古でいいや」という人が増えてくる感じがします。しかしこれを見る限り

「最近は本が売れない」 → 「本を読む人が少なくなった」

というのは早計で

「みんなAmazonマーケットプレイスで中古で買ってるから」

ということかもしれませんよ。 本の販売部数自体は減ってないのかも!! エコにはいいのですが、著者には印税が入らず、出版社は増刷できません。出版社の方には背筋が冷たくなるような本日のブログでした。新刊の価格をめちゃくちゃ安くして中古に送料加えると意味が無いくらいの価格にする手もあるよね。

これだけ中古が安く簡単にAmazonで買えるなら、電子書籍を定価で売ったら誰も買わない。本当に売りたいなら電子版は中古本の相場と合わせるのがまともな脳みそだと思います。

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