釣りが巧くなるために・・・・・他でも活用できるノウハウ

2018年8月18日


いま足元にあるやつをサクッと撮りましたけどこの5倍は部屋に在庫あります。ww

夏もそろそろ終わり。暑い夏は実は魚もあまり釣れませんが1年では秋が一番釣れます。冬に備えて荒食いするからです。

実は私、30歳くらいの時はバスプロっていうやつで、シ●ノとかメ●バスとかいろんなメーカーのカタログにも顔を出していました。バスのあとはボートを買って海でルアーとかトローリング。三宅島や千倉沖でカジキも釣りましたが、そのあと仕事が忙しくて止めてしまい、数年前に復帰。サーフィン前後にちょこちょこやっております。釣り業界の重鎮の皆さま、メーカーやってる方達はだいたい友人ですのでFacebookでもつながっていていろいろヨタ話をしています。いまでも釣り偏差値は65くらいはあると思います。

これはずっと昔に書いた本ですが、かなり売れました。中古しかもう流通してないです。


こちらは先月釣りました大きなモンゴウイカ(カミナリイカ)さんで、大変に美味しゅうございました。

さて、釣りの世界はどうなっているかといいますと、こちらは29年の総務省の統計局のデータ

釣り人の濃度は明らかに西高東低。過去1年間に釣りに行った、15歳以上の「つり」の行動者数は887万2000人で,行動者率は8.2%。これは釣り堀や海水浴で貸し竿で遊んだレベルも全て入っています。


年齢的にはこんな感じで、30〜40台の男性が多い。女性もけっこういます。が・・・よく見かけるのはお爺さんたちばかり。あれ。おかしいな。と思った方・・・


そうです。高齢者は年25日ペースで釣りをしているわけですが、釣りをしている絶対数は少ないのです。逆にメイン層の40〜44歳は月1日しか釣りをしてません。子供と一緒に、みたいな行楽のおとも感が強いんだと思います。


日本生産性本部がとりまとめた「レジャー白書」によると、釣り人口がピークに達したのは1990年代後半で、2,000万人を突破。その後、釣り人口は減少の一途をたどり、2011年には940万人、2012年には810万人、2013年には770万人と絶賛激減中なのである。もっともコアな人は残っているのはゴルフやスキーやサーフィンと同じ。つまり「頻繁に行く人は高齢化している」のも同様なのである。おそらく釣りは1998年代にメイン層だった30〜40台がいまは50〜60代に移行しているはず。

レジャースポーツのサーフィン、釣り、スキー・スノーボードのマーケットの急激縮小について


釣り業界というのは大手は上場しているのはダイワ、シマノ、ティムコの3社しかなく、ティムコは社員数71人。マーケティングという考え方が業界自体にあまりなく、ほかは中小零細の数人から十数人規模の会社ばかり。雑誌もどんどん廃刊、休刊になってます。大手の釣具屋さんも相当に潰れました。ここまでが業界の基礎知識です。

超下手くそな釣り師が多すぎ

さて、わたしが釣りをしていて思うのが

20年前と比べて下手くそな釣り師が多すぎる

という点です。w
20年前は30〜40代の釣りキチがうじゃうじゃいたのが、その人たちは人口が減りつつ50〜70代に移行。いま釣り場で見かけるのは、

本気モードの50代以上
遊び半分の20〜40代

という感じでしょうか。特に子供連れのお父さんは基本的に初心者で、ほとんど何も釣れない。釣れてもフグとかメゴチでそれを生暖かい海水のバケツに入れているものだからみなさん茹だって亡くなっています。若い子で彼女連れもほぼ確実に下手。高齢者も格差が激しい。

釣りが下手な人の特徴を挙げると

1 出撃時間が遅い

基本、釣りは夜が明ける寸前から早朝または夕方遅くが一番いいのだが、こういう人たちは日が昇ってから来る。もう釣れなくなってから出動です。

2 釣り道具が安物バリバリ

初心者釣りセットみたいなのがメインで、持ってるのを全部ひっさげてくるので場所を占領しているが、反面、まともに使えそうなレベルのものがひとつもない。中古屋で買ってきたわけのわからないもの多数。ましてや浮力材入りのベストなど、安全備品は絶対着用していないサンダル履き。特に毎日来ている高齢者にもこの傾向が高い。

3 まったく事前調査をしていない

いまの時代、事前にググるだけでどこで、どんな仕掛けでなにが釣れているかくらいわかるものだが、こういう人たちはまったく調べてこない。なのでとんでもない仕掛けにとんでもない餌でやっている。でっかい浮きに太い仕掛けでオキアミを引っかけて付けて足元に投げ込むとか・・・端から見ると「釣る気がない」としか見えないのだが、本当に釣れない。結果、子供が飽きて走り回る。彼女連れは女子は飽きてしまってスマホをいじっている。

4 魚の名前が分からない

上にも書いたけど、まともな魚が釣れないので釣れるのはフグとかネンブツダイばかりなのだが、絶対逃がさない。バケツに茹だった海水をいれてその中に入れるからみんな死んでしまって浮いている。帰りには捨てて帰るのだ。

要するに、別に本気で釣りをしたいわけではなく、レジャーの一環として「釣りでも行こうか」なのである。しかしなかには、「ちゃんと魚を釣りたい」というひともけっこういて、こちらが横でひょいひょいと釣ると熱心に質問をしてくる人がいる。多くの趣味に共通することではあるが、いったいどうすれば上手になれるのか、簡単に説明したいと思います。

釣り(に限らず趣味全般)が上手になる身も蓋もない教え

まさに身も蓋もないのであるが・・・

1 可能な限り最大の時間と金を注ぎ込む

釣りだろうがサーフィンだろうがゴルフだろうが山登りだろうが、将棋だろうが鉄オタだろうが、どんな趣味にも言える上達の秘伝はこれしかない。片手間の暇な時間にやって上達するわけがないのであります。土曜に釣りにいくなら前日は飲みに行ってる場合ではなく、とっとと8時には寝ないと朝2時には起きられない。他のことをすべて犠牲にして初めて、上達の道筋が見えてくるのであります。

2 徹底的に情報収集する

昔はネットなんてなかったので、自分の部屋の本棚には過去20年間分の釣り雑誌数百冊があった。古いのは古本屋でまとめて買って、ほんとうに隅々まで読んでいた。いまはネットがあるから、少なくとも自分のやりたいジャンルで巧そうな人がブログを書いていたら毎日読む。10人分くらい読んでいれば半年もしたらかなりの知識量だ。Youtubeで動画を見まくるのもいい。釣り方は文字より動画の方が格段によく分かる。

3 回数を重ねる。釣りを最優先する

1に関係するが、すべてのスケジュールから釣りを最優先する。リクルート勤務中に相模川の支流の花水川でスズキが釣れているとの報に毎晩かよって90㎝級をゲットしたものの、翌日半休したのは私です。www

4 人に頼らない

どんな趣味でも、上手な人に「今度連れてってください」という人間で上達するヤツはいない。そんな他人の褌で巧くなるわけは無いし、上級者は下手くそを連れて行くのは非常にストレスなのだ。ましてや「釣り具持ってないので貸して」とか言われるとぶっ殺したくなる。なんで何万もするものをお前に貸さないといけないの、である。

どうしても教えを請いたいならば、連れて行ってくれではなくて、家までクルマでピックアップし、足となって現地に送り迎えし弟子として働く。釣り具は言われるままのものを買う。これくらいなら「まあ運転手代わりに連れて行っても良いかになり、往復の車中では極意や秘伝をじっくり語ってもらえるのだ。これって大事ですよ。

まあ、どんな趣味や仕事でも、本気で上達したければこれしかないよね。という本日の話題でした。

ライフジャケットですが、堤防で釣りをするような場合でもこういうのは邪魔にならないので必ず着用してください。落ちたら紐を引くと瞬時に膨れます。小さいお子さんになにも着けさせずに高い堤防の上で走り回らせているような親を見ますが、落ちたらめちゃ危険ですよ。

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