Apple Magic Trackpadで指つった話

2010年8月18日

はじめてパソコンなるものを買ったのは、調べてみると1990年。うわ、20年前だ・・

世はバブル全盛期。バブルは1991年までといわれているので、そのさなか。当時リクルートを退職して総勢4名くらいの会社をやっていたのだが、そんな小さな会社でも毎月信じられないようなお金が入ってくる。電通さんと博報堂さんとリクルートが当時のメイン顧客だったのだが、雑誌タイアップ見開き作って制作費80万とかもらえたので、お金が余ってまじ困った。で、なにか経費で買わないとな、ということで社員全員にMacのSE30を買ったわけですよ。定価でたしか1台70万くらい。でも実際にはワープロ機能くらいしか使えないんだがかっこいい。社員からはいままで使っていたワープロのほうが使いやすい、という声も出ましたがとりあえず強引に押しつける。

それから20年。ずっとMacです。いえ、Windows機も数台は買ったしいまも使ってるiMac Intel 2.93GhzにはBootCampでWin Vistaいれてます。BlackBerryの初期化と日本語インストールに使っただけなんですけども。たまにWindows使うと階層とか全然分からないのでちょっと困る。まあ普通に使えますけどね。iPadが出るまでは、外出用は17インチのMacBookPro。以前は15インチだったんだけど、クアラルンプールのビジネスラウンジでまわりのエグゼクティブ風の皆さんがみんな17インチのMacBookProで、「ま・・負けた」と思い、帰国して速攻買った。が、当然でかくて重い。そのかわり海外にいてもデスクトップのように仕事ができるので、良いいい方すると持ち歩けるデスクトップともいえる。

アップルマニアでは100%ないが、アップル系の周辺機器は出たらとりあえず買う。しかしBluetoothの1作目のキーボードは酷かった。でかいしカッチンカッチンと鳴るキーボードだし、電池はすぐなくなるしで全然使えず、有線のに戻した。マウスも最初のBlootoothのは初代と2代目は使うものにならなかった。なのでBluetooth系だけはちょこっとひかえていたのだが、数週間の我慢でやっぱり買ってしまいました、Magic Trackpad。以後面倒なのでカタカナで書く。

アップルストアから到着して箱を開け、取説を一応見る。正統マックユーザーの常として基本的に取説は見ないのだが今回は1ページだけ見た。「システム環境設定のトラックパッドを・・」って書いてあるが、そんなんシステム環境設定にはない。なんかの間違いだろうと考えてBluetoothの設定でペアリングすると・・・とりあえずポインタが動くので使い出してみる。そのうち慣れるはずだ。

ポインタは動くが・・・めちゃくちゃ使いづらい。とくにドラッグが死ぬ。ブラウザのバーをひっぱると一度にどわんと動くので使うづらいことこの上ない、というかまともに使えない。クリックの時は押すとカチッと音がしてクリックできるのだが、かなり硬くて2時間で右手の親指の付け根がパンパンになった。

こ・・これは・・・アップルの失敗作だろう・・・

と、思ってツイッターに「使えない・・」とポストとし、マウスに戻して30秒・・

「あれ? でもいくらなんでもこんなクソ周辺機器なら、世間も大ブーイングだろうに」とふと思い、検索して見てみると、みんな絶賛してるのである。「マウスはいらなくなった」「信じられない」・・・。どうもおかしい・・・そしたらある人が「使用するにはまずこのアプリケーションをダウンロードし」って書いてるじゃないのよ。

そんならそうと、箱に書いとけ、アップル!!

インストールすると環境設定にトラックパットが現れ。。。設定しました。そしたらまあ、いままでカチッカチッとクリックしていたのは機械式のクリックで、それとは別にタッチするだけでクリックできるわけさ。三本指で選択。二本指ならホールドだ。(そう設定した)。軽い・・疲れない・・・素晴らしい。でも右手筋肉が張ってるのでいまいちよくわからない(自業自得)。いまいちマウスで言う右クリックがしにくいように感じるが、それは慣れですか?小指で押すのはつらいので左下をマウスの右クリックに割り当てました。

そんなわけ今朝もマジックトラックパッドでこのブログを書いてます。

いや、最高です。これ。説明書はちゃんと読みましょうね

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